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Packers - Cardinals Notebook
グリーンベイ・パッカーズ ニュース
2006年10月31日
- ランオフェンスの成功についてマッカーシーHC。「ランでボールを進めることができれば、ランとパスが50/50ぐらいの気持ちに相手ディフェンスをさせておくことができ、それはこちらに大きなアドバンテージとなる。ウチのオフェンスは勢いに乗ったプレーが終始できたと思う。オフェンシブラインは素晴らしかった。今日の勢いを次にも続けていく必要がある」
- 2試合連続で相手が絶不調のチームだったことについてマッカーシーHCは、「NFLでは、勝ちは勝ちだ。負かした相手が誰だったからといって、気に病むことなど私は決してしない」と語っている。「ファンが喜んでくれたことは、我々の誰にとっても大きい。グリーンベイの今夜は素晴らしいものになるだろう。選手たちも楽しむことは必要だ。だから今日の夜半まではこの勝利を楽しんで、明日からはバッファロー戦の準備だ」
- 第1Qに4thダウン1でフェイクFGを失敗したことについては、「自分のバカな判断だった。最初に考えたとおり、ランで行くべきだった。たとえば4thダウン6の方がフェイクFGにはよかった」とマッカーシーHC。
- パス試投数が減っていることについてQBブレット・ファーヴ。「TDパスを投げるのも、ヤードをたくさん稼ぐのも楽しい。しかし勝利に勝るものはない。厳しい争いは大好きだし、勝利のためならどんなことでもする。勝つために300ydsのパスが必要とは限らない。しかし180ydsで勝つには、ランが出なければならない。今日はその通りになった」
- ランボーリープについてQBブレット・ファーヴは、「これまでにもしたことはないと思う。ドナルド(ドライバー)がやれとそそのかしたんだ。僕がフィールドを出ようとしていたら、彼がやってきてスタンドを指差した。もっと低いフェンスの部分を狙えばよかったな。僕はこの分野には精通していないからね。おかげで疲れちゃったよ」と笑っている。この日のランボーフィールドの素晴らしい雰囲気については、「ウチは若い連中がたくさんいる。もし今日の雰囲気に何も感じることができなければ、そいつは一生感じられないだろう」
- パッカーズのラン攻撃が200ydsを超えたのは2004年11月29日のラムズ戦以来。カーディナルスは5メンフロントを使用することもあったが、パッカーズOLは好きなように押し込むことができていた。
- パッカーズオフェンスが1つもターンオーバーを犯さなかったのは、昨年10月23日のヴァイキングス戦以来。QBファーヴがインターセプトを投げなかった試合はこれで今季4試合目だが、インターセプトされそうな危ないパスさえなかった、という点では今回が最も堅実な内容だったかもしれない。
- RBアーマン・グリーンは、「今日はいい日だった。ラインの連中がすごくいいブロックをしてくれた。そうして相手ディフェンスが消耗してくれば、穴は勝手に開いてしまう。ヴァーナンドと僕はその穴を選んでハードに飛び込んだだけだ」と振り返っている。2人の100ydsラッシャーが出たことについては、「ネブラスカ大にいた頃を思い出して、すごくいい気分だよ。当時は3人も4人も100ydsを超えることがあったからね。でもNFLでは、これはすごいことだ」
- NFL初の100ydsラッシングゲームを達成したRBヴァーナンド・モレンシー。「ラインがものすごい仕事をしてくれたし、プレーコーリングもエクセレントだった。ブレットも(スクリメージでのアジャストメントが)素晴らしかった。レシーバーたちもダウンフィールドですごくいいブロックをしてくれた。だからランニングゲームが爆発できたんだ」と感謝の気持ちで一杯の様子。
- 第3Q、この日唯一のロングパスをWRドナルド・ドライバーがナイスキャッチしたが、LTチャド・クリフトンの明らかなホールディングで取り消しに。「あれは痛かった。『ひとつ貸しだ』とチャドには言っておいたよ。ビッグプレーだったし、すでにダンスを始めていたんだ。そしたらむこうのSロバート・グリフィスに、『さああっちに戻るぞ』って言われちゃった」とドライバー。
- ブロッキングの進歩についてLTチャド・クリフトン。「まだ決して目標に到達してはいないが、僕たちは正しい方向へと順調に進んでいる。毎週そのことが感じられるし、今後もその進歩を続けなければならない。2人も100ydsを記録したのは21年ぶりだってね。今日はすごくいい日だったけど、またフィルムを見れば、必ず改善の余地は見つかるはずだ。大事なのはそこだよ。毎週進歩を続けていかなければ」
- 2サックを挙げたDEアーロン・キャンプマンは今季8.5サックとなり、なんとNFL1位タイ。パスシチュエーションでは彼がDEバジャ=ビアミラと並んで右DTに入るプレーがあった。そのときの左サイドはDTジョニー・ジョリー、左DEにはライアン・ピケットが入る変則的な布陣だったらしい。
- ホーム初勝利について、LBニック・バーネット。「素晴らしい気分だよ。最近はホームでの成績が悪かっただけに、こうして地元ファンに勝利をプレゼントできて、自分たちも嬉しい。この連勝で、チームとしても悪い流れを変えられたように感じている。今日は本当にいい勝利、いい日だった」
- CBアル・ハリスは「試合終了時に相手より得点が多ければ、それ以外のスタッツなどどうでもいい」とは言いつつも、契約延長を求めている立場だけに、「この4週で僕の相手レシーバーは6キャッチぐらいか?」と自分の優秀なスタッツは意識している様子。実際ここ数試合、彼が調子を上げるとともにチームのパスカバレッジが安定してきたのはたしかだ。「アルは素晴らしい仕事をしてるよ。彼はNFL最高のコーナーバックの1人だ。プロボウルに選ばれるべきだよ」とCBウッドソン。
- 第3Q、ニッケルバックのCBパトリック・デンディはカバレッジのミスからWRトロイ・ウォルターズへのTDパスを許し、サイドラインに戻るとボブ・サンダースDCにこっぴどく叱られていた。それ自体はよくある風景だが、人前で感情をあらわにすることの少ないサンダースDCにとっては珍しい。
- 先週はアクティブ登録から外れたFBウィリアム・ヘンダーソンだが今週はアクティブ登録され、FBマイリーがヒジを痛めて退場した第4Qにはオフェンスでも出場した。
- TEデヴィッド・マーティンはこの2試合で6キャッチ79yds、2TDの活躍で、WRジェニングスの不在を補っている。「レシーバーたちには早く復帰してほしいよ・・・でも僕らタイトエンドがパスキャッチを続けてもかまわないけどね」と彼にしては珍しい笑顔を見せた。第1QのTDキャッチのシーンでは、彼は3番目のターゲットだったらしい。「僕はなんとか小さな隙間を見つけて、ブレットの目を見ることができた。そこに彼が投げ込んできたんだ」
- WRクリス・フランシスは3番手WR格として出場したが、実際はTEマーティンをWRとして起用するプレーが多く、NFL2試合目はキャッチなしに終わった。ただし第1Qに2プレー連続でCBロールからパスインターフェアを引き出し、先制TDドライブに貢献している。
- RBモレンシーは腰、FBマイリーはヒジの過伸展、TEマーティンはアゴを痛めて検査を受けている。
- CBウッドソン(ヒザ)、DTコーリー・ウィリアムズ(ヒザ)、WRドライバー(足首)、Sコリンズ(痙攣)はいったん退場した後に復帰しており、深刻なものではなさそうだ。
- WRジェニングスは試合直前のウォームアップで足首の様子を見たが、なかなかよい動きで、もう少しでアクティブ登録されるところだったらしい。しかし、無理をさせたくない、とのマッカーシーHCの判断で欠場することに。「彼は先週よく頑張ったから気の毒だったが、まだ100%でない彼を安心して出場させることはできなかったからね。それに、(ジェニングス抜きでの)先週のレシーバーの練習内容に満足できていたし」とマッカーシーHC。