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Packers - Lions Notebook
グリーンベイ・パッカーズ ニュース
2006年9月26日
- ようやく就任初勝利を挙げたマッカーシーHC。「日曜午後の過ごし方はこういうのがいいね。我々にとって素晴らしい勝利だった。選手たちが60分間を通して必死に戦った内容に喜んでいる。最初の1勝を手に入れたのはすごく嬉しいし、今後はさらに期待している」
- QBブレット・ファーヴ。「ウチはまだ障害を乗り越えたわけじゃないし、改善すべき点は多々あるけれど、今日の試合ではポジティブな点がたくさんあった。僕の視点から見て、『OK、僕らにもまだこれができる』と思えるようなことが多かった」 「アンダーニースに投げるだけでレシーバーが好プレーをしてくれれば、仕事はとても楽になるんだ。(RBやTEに)安全なショートパスを投げて、それが15yds、20ydsもゲインになる。そんなときにわざわざリスクを冒してダウンフィールドに投げる必要なんかないよ」
- QBブレット・ファーヴについてマッカーシーHCは、「彼はとても賢いクォーターバッキングをしたと思う。チャンスがあればダウンフィールドを攻め、そうでなければチェックダウンに投げる。素晴らしいゲームをしたと思うよ」と語っている。TEフランクスは、「ブレットは常に多くを求められる。それを理解していない人が多いんだ。彼は素晴らしい仕事をしているし、全員とよくコミュニケートしている。彼にはまだ高い能力がある」
- 通算400TDについてQBブレット・ファーヴ。「僕が400TDを必要とするよりずっと、チームには勝利が必要だった。これはおまけに過ぎないよ。これだけ長く続けられたっていうのはよかったけど、もし試合に負けていたら何にもならない」 「僕がスクリメージでプレーを変えてそれがうまく行ったこともあるけど、ビッグプレーになったのはグレッグ(ジェニングス)の素晴らしい動きで、ドナルド(ドライバー)のブロックもすごくよかった。1stダウンを取れるだけで十分だったのに、気がついたらタッチダウンになっていた」
- ランアフターキャッチでQBファーヴの400TDに結びつけたWRグレッグ・ジェニングス。「僕みたいな若いのが偉大な記録に貢献できて心から嬉しく思う。ボールを持ち帰ってブレットに渡すのを忘れないようにした。いったんは投げ捨てちゃったから、どこに行ったか探しに行って、ちゃんと彼に手渡したよ」
- 開幕2試合でWRドナルド・ドライバーはチームの半分近いレシービングヤードを稼いでいたが、今回はパスがよく散ったため、パスキャッチ3回20ydsに留まった。「オフェンス全体がいいプレーをしたと思うよ。タイトエンドやバックスやレシーバーの全員がね。全員がやるべき仕事をした」とドライバー。ジェニングスをはじめとする新戦力については、「今は彼らもブレットの信頼を手に入れたと思うよ。自分がフリーになりさえすれば彼は投げてくれる、と分かってきたのさ」
- 被サックゼロに抑えたパスプロテクションについて、Cスコット・ウェルズ。「むこうは優秀なパスラッシング・ディフェンスがあるから、僕らにとっては大きな挑戦だった。彼らをサックゼロに抑えたのはすごく大きいよ。プレッシャーも数回しかかけられなかったしね。今日の僕らはしっかりした仕事をした。まだ改善の余地はあるけど」
- OLの若いインサイドにとって最大の課題だったDTショーン・ロジャース封じはうまく行ったと言える。「彼をブロックできなければ勝ち目はない。僕らはうまいことやれた。オフェンスを破壊するようなことをさせないという目標は達成できた」とRTタウシャー。
- 同じくDTロジャース対策についてジャゴジンスキーOCは、「ショーン・ロジャースのような選手が相手では、パッシングゲームが壊されかねない。LGカレッジとRGモールの2人はすごくよい仕事をしたと思うよ。経験を積むスピードを上げるのは容易なことではない。しかし彼らとジェイソン(スピッツ)の3人は必ずいい選手に成長してくれると思う」と語っている。とはいえ、彼らに1on1でロジャースの相手をさせたわけではない。「かなりヘルプを与えたよ。試合を通して、ロジャースを1人で相手させるようなことはほとんどしなかった。それは無理な話だ。1on1させるプレーは厳選して、3ステップドロップの(早いタイミングの)パスばかりだった」
- RBアーマン・グリーンはランで63yds、パスで68ydsを挙げ、ラン・パス合わせて通算10,000ydsを達成した。彼がファンブルロストした試合は10連敗中だったがそれもストップ。
- 完全に逃げ切り体勢に入りながらファンブルロストを犯す大ポカのRBアーマン・グリーン。「(ニーダウンで時間をつぶすのではなく)ボールを進めて1stダウンを取りにいく、というのがコーチの考えだった。だから1stダウンを目指したんだ。デトロイトの誰かが上手くボールを掻き出した。幸いディフェンスが踏ん張ってくれて大事には至らなかったけど、僕個人もチーム全体としても改善していかなければいけない点だ」と語っている。残り1分でのプレーコールについてマッカーシーHCは、「1stダウンを取りに行ったのだ。実際パスを投げることも考えたほどだった。3rdダウンでの出来が十分によかったしね」
- 出番が少ないのに早くも2つめのファンブルロストを犯したRBノア・ヘロンは、ロングゲインの最後にしっかり両手でボールを守らなかった、よくあるパターンと言える。「僕らはこの問題をなんとかしなくちゃいけない。RB陣にとっては厳しい1日だった。(グリーンと自分の)2人ともここまで2回ファンブルロストしている。勝利のために、あってはならないことだ」
- 過去2試合で計13点しか取れなかったライオンズオフェンスに424ydsを許し、パッカーズはトータルディフェンスもパスディフェンスも現在NFL31位。「毎週同じことを言っているみたいだが、点を取られすぎだ。パスカバーをもっとよくしなければならないし、パスラッシュもよくしなければいけない」とCBアル・ハリス。
- Sマーカンド・マニュエルは第1Qに、RBブライソンへのパスをミスタックルして37ydsのタッチダウンにされてしまった。しかし次のドライブで、汚名返上のインターセプトリターンTDが飛び出した。「すごいプレーをしたのはアマド(キャロル)であって、僕はボールを持って走っただけだよ。ボールを叩き落すんじゃなく、跳ね上げてくれて、僕はちょうどいい場所にいた」
- 試合途中からパスシチュエーションではサイドに関係なく、相手エースWRのロイ・ウィリアムズをCBアル・ハリスがカバーするシーンが目立った。つまり、コーチ陣はCBチャールズ・ウッドソンをもうプレミアCBと見ていないどころか、「ちょっと頼りない先発CB」として扱っていることになる。第1Q最後のWRロイ・ウィリアムズへの42ydsTDパスに関しては、外にシフトしたWRにCBウッドソンが付かざるをえなかったので、スロットのロイ・ウィリアムズにSコリンズがつき、スピードで抜かれてしまった。
- 前半にLBポピンガが下げられて、1シリーズだけLBベン・テイラーが出場。「どこかで数シリーズ出すかもしれないから準備をしておけとは言われていた」
- 開幕戦でスターターを務めながら第3戦ではアクティブ登録から外れたDTコリン・コールは、「君も気がついた?」とやや不満気味のコメント。代わって出場のケンドリック・アレンは、サックなしタックルなしに終わっている。「今回は彼(アレン)のプレーを見てみたいから、とコーチに言われたんだ。どんな役割を与えられようと、コーチの判断は尊重するほかない」
- ドラフト外ルーキーのDEジェイソン・ハンターが初めてアクティブ登録され、ディフェンスで数スナップ出場してタックルなし。あとはスペシャルチームでプレーし、1タックル。
- 移籍初戦は18.3ydsだったWRコーレン・ロビンソンのキックオフリターンが、28.0ydsに跳ね上がった。「リターンユニットにだんだん馴染んできた。理想に近づいてきているよ。もう少し穴が開いてくれれば、すごいことができる」とロビンソン。パスキャッチはわずか1回だったが、3rdダウン7で24ydsゲインする大きなプレーだった。「機会さえもらえればいいプレーができることをチームに見せたかった。ブレットにも、僕がやれると見せたかった。僕に気付いてさえくれれば、オープンになっているとね」
- 歳をとっても変わらないのはQBファーヴの派手な喜び方。今回も先制TDのあと、75yds追いかけて行ってWRジェニングスに飛びついていた。「バテるからやめなきゃいけないと分かってはいるんだ。もっと賢くしないとね。サイドラインに戻ったらマイク(マッカーシーHC)に、『グレート・ジョブ! ただあんな風に走っていくのはやめなきゃダメだ』と言われたよ。じっさい息があがって、話も出来ない、息もできない、じゃねえ」
- 第3QのWRドライバーへの5ydsのTDパスについて、Journal Sentinel紙が詳細な図解を載せている。