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Notebook: LGダリン・カレッジの進歩
グリーンベイ・パッカーズ ニュース
2006年9月27日
- 初勝利が若いチームに与える影響について、WRドライバー。「すごく雰囲気が変わってきたよ。勝てるんだと自信を持てるようになった選手が多いと思う。ウチにはこれが必要だったんだ」
- LGスピッツの代役として2試合目のLGダリン・カレッジのプレーに、かなりの向上が見られたのは明るい材料だ。「カレッジはよくなってきた。若手選手に求めるのはそれだ。先週から今週と、どんどんよくなっている」とジャゴジンスキーOC。フィルビンOLコーチも、「ポイントオブアタックでよくなってきたね。彼のサイドへのランも何度かあったのだが、DTロジャースに対して非常によい動きを見せた。まだ100%ではないが、カットブロックも改善してきた。ランニングゲームでよくなってきたし、パスプロテクションは2週とも安定していた」
- LGジェイソン・スピッツが復帰可能となった場合に(まだ不明だが)、LGダリン・カレッジとRGトニー・モールを加えた3人のうちどの2人を起用するかが難しくなってきた。「ジェイソンが練習に参加できるようになるまでは、なんとも言いようがないね。ケガで欠場したことはジェイソンのためには残念だったが、そのおかげでダリンやトニーのプレー機会が増え、復帰するときにはウチはよりよいチームになっているだろう。最終的に誰を選ぶかは成り行きしだいだ」とフィルビンOLコーチ。
- 開幕2戦で被サック5回、QBヒット14回、しかも今回はDTロジャースが相手のためパスプロテクションの人数を増やし、それが成功の一因となった。8人でプロテクションする"マックス・プロテクション"は少なかったが、7人体制が多かった。ダブルTE隊形を多用し(63プレーのうち少なくとも17回)、タイトエンドが(一瞬ブロックしてからルートに出るのではなく)より長い時間ブロックした。TEはOTをヘルプするのが普通だが、インサイドに回ってガードをヘルプするプレーまであった。「7人でプロテクションする形でも、相手のラッシュ次第ではパスコースに出て5人がレシーバーとなることができる。ウチがしたのはそういうことだ。いろいろとり混ぜることが大事だ。この試合では5通りか6通りのプロテクションを用いた」とジャゴジンスキーOC。
- パスプロに人数を割くだけでなく、ショットガン隊形を増やし、短いドロップバックからのクイックスローを増やしたことも、被サックゼロ、QBヒットゼロに結びついた。
- パッカーズのブロッカーがライオンズのディフェンス選手を地面に倒した "ノックダウン" は、ジャゴジンスキーOCによると合計37回。開幕2戦よりはかなり増えているが、目標とする45回?50回にはまだ物足りないらしい。最大の問題は、バックサイドでのカットブロックが上手くいっているのに、プレーサイドをしっかり押せていないことが多いことだ、とのこと。
- 相手のビッグゲイン(基準は16yds以上のパス、12yds以上のランとのこと)が、開幕から7回、7回、10回とむしろ増えているのが頭が痛い。3試合の合計24回のうちランは4回だけで、20回がパスプレー。「ビッグプレーを5回以上も許したくない。今のウチの問題は、そのビッグプレーがタッチダウンになってしまっていること。それをなんとかなくそうと頑張っているところだ」とサンダースDC。
- 1シリーズだけLBポピンガに代わって出場したLBベン・テイラーについて、「ベンは途中出場でいい仕事をしたと思う。もっと回数を増やしていくかもしれない」とマッカーシーHC。
- DTライアン・ピケットはライオンズ戦で痛めた足首が腫れ上がっており、イーグルス戦に出られない可能性もある。いったん退いて後半に復帰したことを考えればさほど重くはないとはいえ、大型選手は回復に時間がかかるのが普通だ。FA加入選手の中で最も安定したプレー内容で貢献していただけに欠場となれば痛いが、DTは6人もいて最も層の厚いポジションなので、コーチ陣に慌てた様子はない。
- ライオンズ戦では、同じくDTのケンドリック・アレンが足を痛めた。こちらも試合最後まで出場しており、重いものではなさそうだ。
- 古巣のセインツがついにニューオーリンズでのホームゲームを行うとあって、マッカーシーHCもマンデーナイトゲームを楽しみにしていた。「普段はマンデーナイトは私はあまり見ないんだけど、今夜は見るよ。私を含め、あの街のコミュニティにいた者にとって、これは大きな意味のあることだ。あのドームを、そしてハリケーン・カトリーナでドームがどのように使われたかを忘れないためにも、特別な意味のある試合だと思う。今夜ばかりはセインツを応援するよ」