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Packers 31 - 24 Lions
グリーンベイ・パッカーズ ニュース
2006年9月25日
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1Q |
2Q |
3Q |
4Q |
Total |
Packers (1-2) |
14 |
3 |
7 |
7 |
31 |
Lions (0-3) |
14 |
0 |
7 |
3 |
24 |
全敗同士の地区最下位決定戦。ビッグプレーの連続で序盤はやや大味な展開となったが、パッカーズはQBファーヴが10人のレシーバーに投げ分けて3TDを挙げる活躍で着実に得点を重ねた。最後はライオンズの追い上げをなんとか振り切って、マッカーシーHCの初勝利となった。
第1Q、パッカーズはWRドライバーが連続落球で3&アウト。ライオンズはスクリーンパス2回などでGB陣に入るが、サックが出て結局パント。パッカーズは3rdダウン5でWRジェニングスへのショートパスが75ydsTDとなって先制。ライオンズはLBポピンガの反則とRBジョーンズの連続ランでGB陣に入り、最後はRBブライソンへのショートパスが37ydsのTDとなって同点。パッカーズが3&アウトのあと、ライオンズ最初のプレーでSマニュエルがINTリターンTDを決める。ライオンズはWRロイ・ウィリアムズへの42ydsTDパスで同点として第1Q終了。
第2Q、パッカーズはWRジェニングスへのパスなどでDET陣に入り、24ydsTD成功。ライオンズは反則などでGB陣に入るが、連続落球で得点圏に入れずパント。パッカーズはRBグリーンへのスクリーンなどでDET陣に入るが、敵陣レッドゾーンに入ったところでショベルパスをキャッチしたRBヘロンがファンブルロストで得点ならず。
第3Q、DET陣16からのライオンズは、ハーフラインまで進むが結局パント。パッカーズはRBグリーンへのパスや相手反則でDET陣に入り、最後はWRドライバーへの5ydsTDパスが決まって10点差。ナイスリターンでDET陣42からのライオンズ攻撃は、WRロイ・ウィリアムズへのパス2本などでゴール前に迫り、RBケヴィン・ジョーンズのTDランで3点差に。パッカーズは1stダウンを2つ更新するが得点圏に入れず。
第4Q、DET陣2からのライオンズが3&アウトに終わるとDET陣43からのチャンスにパッカーズは、TEドナルド・リーへの32ydsパスでレッドゾーンに入り、RBグリーンへのスクリーンパスでタッチダウン。ライオンズ攻撃はLBホークのサックが効いて3&アウト。GB陣33からのパッカーズはFBヘンダーソンへのパスでDET陣に入るが、あとが続かず。ライオンズはWRファーリーへの25ydsパス、TEキャンベルへの22ydsパスで40ydsFGを挙げて7点差。GB陣31からのパッカーズは、ラン2回とパス失敗で3&アウト。残り3分36秒、DET陣31からのライオンズは、1stダウンが奪えず4thダウン失敗。DET陣31でボールをもらったパッカーズだったが、3回目のランでRBグリーンがファンブルロスト。残り54秒でタイムアウトなし、DET陣32からのライオンズは時間がなく、最後はヘイルメリー失敗で試合終了。
- QBブレット・ファーヴは25/36、340yds、3TD、INTなしと文句なしの出来。3rdダウン成功率も7/15と良かった。第1QのWRジェニングスへのTDパスはNFL通算400TD(ダン・マリーノの420TDに次ぐ2位)。珍しいフリーフリッカーも投げたが、WRドライバーがフリーにさせてもらえず不成功。
- RBアーマン・グリーンは22回63yds(平均2.9)と今回もランが出ずに苦しみ、試合最後にはファンブルロストも犯している。しかしスクリーンパスでのTDを含めて8キャッチ68ydsとパス攻撃で貢献し、今回はキャッチミスなし。
- 新加入のRBヴァーナンド・モレンシーは3回3yds、パスキャッチなし。FBヘンダーソンは復帰して2試合でパスキャッチがわずか1回だけ。
- レシーバー陣はWRジェニングスが3回101yds、1TDの活躍。ショートパスを素晴らしいランアフターキャッチでタッチダウンにしたことで試合の流れを引き寄せた。WRドライバーは3回20ydsと活躍できず、序盤には珍しい連続落球があった。
- この日は10人がパスキャッチを決めた。パス成功25回のうちWR陣は9回、RB/FB陣は11回、TE陣は5回69ydsと投げ分けている。
- パッカーズが犯したターンオーバーは、RBヘロンとRBグリーンのファンブルロスト。RBヘロンは前半最後の2ミニッツで、3rdダウン9でのショベルパスで見事14ydsゲインしたが最後にファンブルして得点機を逃す。RBグリーンは、試合最後に2ミニッツを切ってから相手が4thダウンギャンブルを失敗し、ランを続けて逃げ切り体勢になってからのファンブルロスト。おかげで最後はエンドゾーンにヘイルメリーパスを投げるところまで追い込まれてしまった。
- LGスピッツ欠場のため、今回もLGカレッジが先発出場。OL全体としては、ランブロックは今回も押せなかったが被サックゼロとパスプロテクションで頑張り、プレッシャーをかけられる回数自体が少なかった。
- パス守備はQBキトナに342ydsを許し、不振が続いている。それでも、幸運なインターセプトTDに加え、3rdダウンコンバージョンで12回中3回しか成功させなかったことも勝因の一つになった。
- ラン守備は17回81yds(平均4.7)とRBケヴィン・ジョーンズを止められず、チーム全体でも23回105yds(平均4.6)を許した。後半はリードする展開で相手はパス主体になったため105ydsで済んだが、相手OLに押し込まれるシーンが目立った。
- 先発DT陣は今回もライアン・ピケットとカレン・ジェンキンズのコンビ。DTコーリー・ウィリアムズが2サックを挙げる活躍を見せた。
- ストロングサイドLBはブレイディ・ポピンガが先発したが、今回もパス守備が不振。第1Qにパスインターフェアを犯したところで一時的にサイドラインに下げられ、第2Q途中から復帰。後半もTEキャンベルなどにビッグプレーを許して失点につながっている。
- 第4Q、ディレイブリッツに入ったLBホークがキャリア初サックを決めた。RBケヴィン・ジョーンズへのスウィングパスをロスタックルする好プレーも。
- 第1QのSマニュエルのINTリターンTDは、CBキャロルが(インターフェア気味で)WRブラッドフォードをヒットして跳ね返ったボールがSマニュエルの胸にすっぽり収まったもの。プレーオフでは経験があるが、レギュラーシーズンでのインターセプトはキャリア初。
- パントリターンはCBチャールズ・ウッドソンが3回平均8.0ydsとまずまず。
- キックオフリターンは全てWRコーレン・ロビンソンが担当し、平均28.0ydsと上出来。大きな穴が開かなくともうまく相手タックルを振り切って5yds以上稼ぎ出すリターンが多かった。レシーバーとしては第3Qの3rdダウン7で見事な24ydsキャッチを決め、TDドライブに貢献している。
- Kデイヴ・レイナーは24ydsFGを成功。キックオフでのタッチバックは1回もなし(相手は2回)。相手リターンは第3Qに44ydsがあったが、ライオンズが35ydsより前からオフェンス開始したのはその1回。ディフェンスが計424ydsを許したのに24失点で済んだのはスペシャルチームの貢献も大きい。
- Pジョン・ライアンは66ydsを含む5回49.6ydsと今回もよかった。相手のリターンも平均6.5ydsとカバーチームが頑張った。
- ケガ人。DTライアン・ピケットが第2Qに足首を痛めて退場したが、後半には復帰している。
- アクティブ登録から外れたのは、TEハンフリー、LGスピッツ、T/Gコストン、DEハンター、DTジョリー、LBトレイシー・ホワイト、CBブラックモン、そして第3QBのイングル・マーティン。