グリーンベイ・パッカーズ ニュース

2006年6月26日

ドラフト指名選手紹介 10: DTジョニー・ジョリー

 6巡14位 DTジョニー・ジョリー Johnny Jolly
Texas A&M Senior 6-3 (191cm) 317lb(144kg) 40yds/5.07秒 1983年2月21日生

経歴 : テキサス州ヒューストン出身。高校では地区優勝に貢献し、地区の最優秀選手にも選ばれる。テキサスA&Mに進むと、レッドシャツを経た1年目には控えDT、2年目には先発に定着し、95タックルを記録して早くもチームのディフェンスMVPに選ばれる。3年・4年と先発を続け、カンファレンスの2ndチームに選ばれている。

Strengths : ガタイがしっかりしていて馬力があり、クイックネスやボディバランスに優れている。ポイントオブアタックでパワフルなランストッパーで、素早くボールのありかを見つける。パスをはたき落とすのも上手い。まる3年間の先発経験があり、1ギャップも2ギャップも経験がある。3-4隊形のDE向きとの声もある。

Weakness : スピードもクイックネスもトップクラスのものはない。ラン守備に優れているのと比べ、パスラッシュがよくない。オフェンシブタックルの外側までパスートする足はない。ブロッカーを振り払う手の使い方を改善する必要がある。スタミナが切れてくると腰高になるところを付け込まれる。プレーぶりはやや不安定。

メンタル面 : プレーの読みはよく、判断ミスは少ない。しっかりしたリーダーシップを発揮していたようだが、ワンダーリックテスト13点はほめられた数字ではない。

指名の経緯 : 2月末のコンバインの数日前に足首を痛め、コンバインでは無理して走って40yds走は5.41秒しか出ず、幅跳びも8フィート8、垂直跳びその他のドリルは欠場した。4巡・5巡あたりのとの評価も多かったが、足首の手術が必要かもしれない懸念がドラフト順位に影響したようだ。なおパッカーズ指名後は手術の必要なしと判断され、ミニキャンプに参加している。

パッカーズにとって : 昨年のジム・ベイツDCは中央に大型DTを2人据えるのが好みだったが、後任のボブ・サンダースDCもそれを踏襲するように見える。ケガがちのDTグレイディ・ジャクソンとは再契約しなかったものの、ランストップに優れるDTライアン・ピケットとDTケンドリック・アレンを獲得し、このジョリーも似たようなタイプだ。飛び抜けた選手はいなくとも、元気なハードワーカーをローテーション起用していく方針のようだ。

DLのロースター枠は9人か10人で、ジョリーはボーダーライン上。

Texas A&M : テキサスA&Mからパッカーズに指名されるのは2001年からだけで4人目。昨年のWRマーフィはケガのためチームを去ったが、残るWRファーガソンとDEモンゴメリーとDTジョリーの3人は、出身校だけでなく代理人まで同じだ。元同僚のDEモンゴメリーについてジョリーは、「僕らは隣で一緒にプレーした仲だ。きっといろいろ教えてもらえると思う。彼はいつでも足を止めずに走り続けるハードワーカーで、僕と同じだ。僕らは互いに刺激し合っていた。また同じチームでプレーできるのが楽しみだよ」

カテゴリ : Draft, Player