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OTA Notebook: QBファーヴ好調キープ
グリーンベイ・パッカーズ ニュース
2006年6月23日
- 長かったOrganized Team Activities(OTA)もようやく終了。これから1ヶ月は、選手だけでなくコーチ陣も基本的には休暇期間となる。
- ケガで練習に参加できなかった選手の今後についてマッカーシーHCは、LTクリフトン(ヒザ)とOTクレム(ヒザ)はトレーニングキャンプの初めから参加の予定だが、RBグリーン(ヒザ)とRBダヴェンポート(足首)については、「トレーニングキャンプのどこかで」とだけ語っている。また、2年目のLBブレイディ・ポピンガ(ヒザ)と4巡ルーキーのCBブラックモン(足の骨折)はキャンプ開始に間に合わないかもしれない、とのこと。
- 1日早くミシシッピに帰ったQBブレット・ファーヴだが、7月にはトレーニングコーチのロック・ガリクソンが直接訪問してトレーニングを手伝うとのこと。
- このところのQBブレット・ファーヴはかなり好調で、パスのスピードそのものも上がり、彼本来の感じになってきた。「すでにシーズン中に近い状態」と記者たちは証言する。3週間グリーンベイに滞在した甲斐あって、新オフェンスの習得も進んでいるようだ。「彼は素晴らしい記憶力をしているからね。問題は何もないと思う。1つのやり方でずっと来ただけに、急に勉強しなければならなくなったことで、ちょっとしたショックを我々が与えたことになる。本人にも言ったことだが、これは彼にとって健全なことだと思うね」とマッカーシーHC。
- ミニキャンプとOTAを通じて、QBアーロン・ロジャースはディフェンシブラインに叩き落されるパスが目立った。首脳陣は「パスプロテクションの方の問題」としている。また、ロジャースは長めのパスでコントロールが安定せず成功率が低い、という指摘も多い。
- スピッツやコストンに右ガードの座を明け渡して今回は左タックルに回ったウィリアム・ウィティカーだが、パスブロッキングドリルでDEバジャ=ビアミラに負けないなど、決して悪くないプレーを見せている。ロースター枠ぎりぎりを争う状況に変わりはないが、両タックルの控えとしての存在価値を認めてもらえるかもしれない。
- 今回のOTAを通して、ファーガソン、ガードナー、ボーリクターといったドライバー以外のベテランWR陣の出来はパッとせず、若手DB陣の優位が目立った。3人ともサイズのあるフィジカルなタイプなので、トレーニングキャンプでパッドを着けてこそ本領を発揮するのかもしれないが。
- CBハリスとCBウッドソンの全休により、CBキャロルをはじめ若手CBたちに十分すぎるほどのプレー機会ができた。特にCBキャロルは着実な進歩を見せている。
- OTAを全休したCBウッドソンについて聞かれたRTマーク・タウシャーは、「みんなそれぞれの事情がある。でも自分自身のことを言えば、僕は会社人間だ。もし僕がさしたる理由もなく欠席なんかしたら、ちょっと嫌な気分になるだろうね」
- 前日にはCBアル・ハリス本人がホールドアウトの可能性を示唆したが、代理人は以前と変わらず、「キャンプには出る」との主張を繰り返している。「きょう私はアルと話して、『いったいどうなってるんだ?』と聞いたのだ。すると彼は笑って、『アンドリュー(ブラント交渉担当)とテッド(トンプソンGM)に言っておいてくれ。安心していい。参加義務付けの練習を欠席するつもりはない。新しい契約はもちろんほしい。でも出席はする』とのことだった」
- CBハリスのホールドアウト示唆について質問されたマッカーシーHCは、「契約のことについて話すつもりはない。メディアには話さない。メディアを通してのやりとりはよくないと私は信じている。(自分は新任のため)これまで誰に何度聞いても、『アル・ハリスはまさに真のプロフェッショナル』だそうだ。常に体調をベストに保ち、極めてハードワーカー。今後もそれが変わることはないと思う」