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ファーヴ主催チャリティ・ソフトボール
グリーンベイ・パッカーズ ニュース
2006年6月13日
今年で第7回目となる"Brett Favre Celebrity Softball Game"が、アップルトン市のFox Cities Stadiumで開催され、8,107人ものパッカーズファンが集まった。マッカーシーHCによる始球式で始まったゲームは、控えQBたちの活躍もあり、オフェンスチームが29-14でディフェンスチームを下した。
- 昨年の観客動員8,505人からは減少したものの、3年連続で8000人を超える大盛況。チケットは$10ドルで、収益金は"Brett Favre Fourward Foundation"を通して慈善目的に寄付される。昨年の場合、$11万ドル以上がこのイベントだけで集まった。
- 試合開始は正午だが、ファンたちは朝8時半から駐車場に集まってテールゲートパーティを楽しんでいた。「ただのソフトボールゲームに8000人だよ! しかも試合前からテールゲートしてる。だからここは特別なんだ」と5巡指名ルーキーのQBイングル・マーティン。
- ルーキーのQBイングル・マーティンが3ホームランの活躍を見せ、QBアーロン・ロジャースも2年連続でホームラン。QBブレット・ファーヴもホームランを放ったが、高校時代と同じショートを守ってエラー2つ。
- まだフットボールの練習には参加の許可が下りないRBナジェ・ダヴェンポートだが、ソフトボールには参加し、ホームラン2本で勝利に貢献した。「フットボールだってたぶんもう練習できる状態だけど、チーム側が慎重なんだよね。今日のように、コンタクトさえなければ問題はないと分かっているはずだ」
- 5回終了後、ファーヴの次女ブレレイ(6歳)が、"Take Me Out to the Ballgame" を熱唱。
- ファーヴのディアナ夫人は一昨年秋から昨年春にかけて乳がんの治療を受けたが、今は全て順調とのこと。
- チャリティ募金の一環として、eBayのオークションで最も高値をつけたファンが試合に参加できる、という新しい趣向もあった。$2,850ドルで競り落としたデイヴ・クラップ氏は、自分の名前のついた背番号00番のジャージをプレゼントされて大喜び。試合でも4打数3安打の活躍を見せた。「$6,300ドルまでなら出すつもりだった。今日のことは一生忘れられないよ。選手たちはみなすごくいい人たちで、とてもよくしてくれた。本当に素晴らしい時間だった。値段が高すぎたなんてこれっぽっちも思わない」
- 終了後のインタビューでは、この大成功のイベントをファーヴが引退後も続けるのかどうかに質問が集中した。「僕が現役でいる間でさえ、なかなか容易なことではない。このイベントでは大変な額の寄付金を集めることができた。(毎年ミシシッピで行う)ゴルフトーナメントと同じように、素晴らしかった。今後のことは成り行きを見守るしかない。ただ、(引退後は)すごく難しくなるとは思うよ」 「時間がたてば、僕らは誰でもスポットライトから次第に遠ざけられていくものだ。ここウィスコンシンの人々は、他のどこよりも選手たちを大事にしてくれる。だから、できればイエスと言いたいところだ。でも、これまでのような寄付を集めることは、長期的には難しくなっていくだろう」
- ファーヴ引退後には、できれば自分たちがこのイベントを続けたい、と選手たちは語っている。「8000人以上のファンがこれほどのサポートをしてくれるなら、ぜひそうしたいよね。ブレットが(引退後も)毎年戻ってきて開催してくれるというわけにはいかないだろう。でも僕にできることなら、受け継いでいきたい」とQBロジャース。RBガドーは、「ここまで車を運転しながら、『ブレットが引退したら、このイベントは続くのかな?』と僕も思っていたんだ。できれば続いてほしい。グリーンベイではブレットは永遠に忘れ去られることはないんだから、プレーしようと辞めようと、大きな影響力を保つと思う。もしそうなら、僕はできるだけのことをしたい。彼はすでに伝説の人だ。プレーしようと引退しようと、人々は彼の姿を見たいと思う」
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