4巡7位 WR/KR コーリー・ロジャース Cory Rodgers | |||||
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Texas Christian | Junior | 6-0 (183cm) | 188lb(85kg) | 40yds/4.59秒 | 1983年2月22日生 |
昨年はパントリターン平均15.3yds、キックオフリターン平均31.7yds、2TDと素晴らしい成績を残した。キックオフリターナーとしてオールアメリカンやカンファレンスの1stチームなど、さまざまな栄誉に輝いている。 Strengths : スピードよりもクイックネスに優れ、アジリティがよい。まずまずのサイズ。鋭い加速でディフェンダーを振り切る。(スピードがないわりに)優れたディープスレット。ボールへのアジャストも上手く、難しいボールも容易にキャッチしてみせる。リターナーとしてはフィールドビジョンが非常によく、状況をよく読んで最大のヤーデージを稼ぎ出す。 Weakness : スピードが物足りない。スクリメージ上で好きなようにジャムされてしまうことがあり、NFLのDBを相手にするにはもう少しガタイを大きくしたいところ。胸で捕ることも多く、パスキャッチがやや不安定。ブロッカーとしても安定性に欠ける。 メンタル面 : フットボール頭はいいほう。オープンなスペースを見つける嗅覚にも優れたものを持っている。タフなチームプレーヤーで、ランアフターキャッチでは倒れるまで少しでも前に進もうと頑張る。3年終了でアーリーエントリーした決断については、「早く家族を楽にしてやりたかった」とのこと。 指名の経緯 : コンバインで40yds走などの数字が振るわなかったことが不安視され、評価を大幅に下げた。ここ数年リターナー確保に苦しんできたパッカーズは、2003年の7巡でWRデアンドリュー・ルービン、2005年の2巡でWRテレンス・マーフィ、6巡でWRクレイグ・ブラッグといったリターナー実績の豊富な選手を指名してきたが、結局うまくいかなかった。今度こそリターンスペシャリストを手に入れることができるか。 パッカーズにとって : レシーバーとしては、今年は4番手から6番手のどこかに入ってロースター入りを目指す。それ以上に即戦力の期待がかかるのがパント/キックオフ・リターナー部門で、同じくルーキーのWRジェニングスらと正リターナーの座を争うことになりそう。 リターナー候補 : リターナー実績のある選手がドラフトで3人も入ってスペシャルチームコーチはホクホクだが、特にロジャースへの期待は大きく、今のところ今年のリターナー最有力候補とマイク・ストックSTコーチは見ている。「彼はキックをブロックでき、カバーができ、タックルができ、リターンができる。恐れを知らず(横に逃げず)縦方向に突っ走る。タックルを破る。キャッチもしっかりしている。短いパントが来てもバウンドさせるのを好まず、突っ込んで捕りに行く。知識も豊富で才能のある子だよ」 警察沙汰 : 今年のパッカーズ指名選手は比較的メンタルのしっかりした(評判の)選手が揃っていて、しかもアーリーエントリーはこのロジャースだけ。だからというわけでもないだろうが、5月下旬に彼はバーでの大乱闘事件に関わって逮捕されてしまった(記事へ)。そしてマッカーシーHCに呼ばれて長い話し合いを行い、丁寧な謝罪コメントをしている。ロジャースが本当に問題児タイプなのか、今後を見守るしかない。 |