グリーンベイ・パッカーズ ニュース

2006年5月24日

OTケヴィン・バリーが今季絶望

ミニキャンプ最終日の練習で負傷したOTケヴィン・バリーは大腿四頭筋腱の断裂と診断され、今年はプレーできないことが確定的となった。昨年RBグリーンが負傷したのと同じ場所で、手術が必要でリハビリには1年近くかかるのが普通。ヒザと大腿をつなぐ非常に重要な腱で、340ポンド級の巨体だけに完全復帰はそれだけ困難かもしれない。

今春パッカーズと再契約して右ガードで先発を目指したケヴィン・バリーだが、今年採用されたゾーンブロッキング・スキームには明らかに合っていなかった。機動力を最優先する今年のコーチ陣からは減量を求められていたが、例年同様にオーバーウェイトでキャンプに現れ、そのことがケガにつながったのでは、という見方もある。第1回ミニキャンプではジュニアス・コストン(プロ2年目で出場経験さえない)に次ぐ2番手右ガード、第2回ミニキャンプでは本職の右タックルに戻されていた。

上記の事情により、先発ガード候補を失ったというよりも、右タックルの控えを失ったという解釈でよさそうだ。右タックルならばOTエイドリアン・クレムが豊富な先発経験を持ち、おそらくバリーよりも今年のスキームには合っている。ただそうなると彼が両タックルの控えを務めることになってしまう。タックル陣は左が先発クリフトンと控えのクレム、右が先発タウシャーと控えのバリーでほぼ万全に近かったが、このケガにより控えのデプスが大きな打撃を受けたことは間違いない。

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