グリーンベイ・パッカーズ ニュース

2006年5月15日

Tale of Two Receivers

ドラフト当日にブロンコスにトレードされたWRジャヴォン・ウォーカー。昨年から続いたパッカーズとの不和について、QBブレット・ファーヴは関係なくテッド・トンプソンGMからの扱いが問題だったと語っている。「もし他のチームであれば、僕はファーヴとでもプレーするよ。ビッグプレーを決めるチャンスをくれたのは彼だし。しかしトンプソンGMは、僕が『(契約延長について)話し合おう』と言ったら、全く敬意の感じられない、『ノー』のひとことだけだった」

先日ブロンコスと結んだ契約延長は6年総額$42ミリオンと言われているが、実際に保証されているのは今年の$2.15ミリオンだけで、来年春に高額の($10ミリオン?)ものオプション・ボーナスが設定されている。つまり今年のプレーが不甲斐なければブロンコスは1年で解雇も可能な、なかなか厳しい内容のようだ。今年の内容が(完全復活でなかったとしても)よければ、来年春から$40ミリオンの5年契約がスタートするようなものだろう。

いっぽう、ウォーカー騒動で最も得をしたかもしれないのが、先日契約延長が決まったWRドナルド・ドライバーだ。ウォーカーがゴネなければ今ごろチーム側はウォーカーとの長期契約交渉を重視し、ドライバーとの契約延長は来年以降、または延長しなかった可能性さえある。「パッカーズには心から敬意を表するよ。だって僕はあと2年残っていたし、いま延長する必要はなかったんだから。あと4年はパッカーでいられると決まって本当にうれしい」

「ブレットがあと4年やってくれるかどうかは僕もわからない。それは彼が決めることだからね。でも、契約が決まったとブレットに話したら、彼はにっこりと笑ってくれたよ。彼の現役続行を聞いたときの僕の笑顔と同じさ」

ファーヴの後継者についてドライバーは、「アーロン(ロジャース)はすごいクォーターバックだと思っている。ただ、彼と僕が噛み合ってくるには多少の時間はかかるだろう。投げる側と捕る側に、信頼関係がなければならないからね。ブレットと僕が7年かけて築いてきた信頼関係はそういうものだし、彼が引退したら、アーロンとそういった信頼関係を築けると思う。彼は偉大なQBの後ろで学んでいるのだし、その偉大な選手が去ったら、彼自身のすごさを示さなければならない。そして、アーロンにはそれだけの能力があると思う」と語っている。

7巡指名入団からスター選手となったドライバーは、いつかパッカーズ史上の偉大な選手の1人と記憶されることを願っている。「僕の名前が、史上最高の選手たちとともにパッカーズ史に刻まれる、そんなチャンスをもらえただけでうれしくなるね。僕みたいな(下位指名入団の)選手は、いつでもそういうことを夢見ている」

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