木曜日にブレット・ファーヴ邸を訪れたマイク・マッカーシーHCが、その手応えを振り返っている。「彼が引退問題を家族とともに考えようとしていることを、我々は尊重している。私もテッド(トンプソンGM)も彼に帰ってきてほしい、そのことは彼も分かってくれている」 「はっきりした目的を持って彼を訪れたわけではない。『やあ来たぞ、いつ帰ってきてくれるのか話そうじゃないか』なんて勢いではないんだ。この話題をそのように扱うのはよくないと思う。でも話し合いはとてもポジティブなものだった」
「最近のオフェンスと過去のオフェンスが話題になった。2人の男がフットボールについて、人生について、将来について話したということだ。彼が燃え尽きたように見えたか?そんなことはない。彼が(現役と引退の)どちらに傾いているとも言えないが」 「彼の関心は、勝ちたいということだ。細かいことは話題に上らなかった。『ウチはこうすべきだ、ああすべきだ』というようなことはなかった。話し合ったのは、このシーズンについてや、オフェンスのフィロソフィーについてだ」
どのようにファーヴを助けるのかについては、「ウェストコーストオフェンスの核となる信念に立ち戻らなければならない。これはQBが成功するよう作られているオフェンスだ。そしてQBが成功するためには、優れたランオフェンスほど重要なものはない。ランオフェンスによってパッシングゲームの道が開けるのだから。(ランが出ることによって)QBを窮地に陥らせずに済むのだ」とマッカーシーHCは語っている。ファーヴのトレードを考えるかと聞かれると、「私はそんな議論に関わったことは一度もない。彼は殿堂入りする選手だ。グリーンベイ・パッカーとして引退しなければならない」
就任以後の空き時間に今季のパッカーズのビデオを見直したというマッカーシーHCは、ファーヴはまだ高いレベルでプレーできることを確信したと言う。「私がこれまでの経験で覚えたことだが、どんなポジションであれ、選手を見るときはまず脚を見なければならない。(ファーヴの映像を見たとき)最初に目に飛び込んできたのは彼の脚の動きだ。(衰えていないことは)彼のドロップバックやブーツレグやキープパスの動きに表れている。『すごくいいじゃないか』と彼に言ったよ。とてもスリムだ。それに、肩の強さも十分であるのは明らかだ」