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Notebook: WRファーガソンが先発昇格
グリーンベイ・パッカーズ ニュース
2005年9月14日
- WRウォーカーの戦線離脱により、WRロバート・ファーガソンがスターターに昇格する。「試合でのキャッチ機会が増えることは、レシーバーとして向上する助けになることだろう。練習での機会が増えることもそうだ。しかしジャヴォンがある時点で全てが噛み合ってブレークしたように、ファーギーも成長してビッグプレー・レシーバーにならなければならない」とシャーマンHC。ライオンズ戦でSケネディにインターセプトされたプレーでは、ファーガソンに責任があると判断しているようだ。「彼はボールを見なかったように見えたし、捕るためにインサイドに動かなかったように見えた。あれは捕れるボールだったと思うし、(ファーヴの)非常によいパスだったと思う」
- WRファーガソンはスターター昇格に伴い、スペシャルチームでのプレーを免除されることになった。リターナーとしてはプレーするかもしれない、ということなので、おそらくカバーチームを免除されたのだろう。「僕はスペシャルチームからは外れることになった。息が上がったり、疲れたり、という点ではレシーバーの仕事の助けになる。スペシャルチームはケガも多いしね」と本人。しかし、オールラウンドな能力を活かしてスペシャルチームのエースとして活躍してきた彼が抜けるのは、やはり痛い。
- WR陣を補強するため、火曜日にWRジェローム・ペイソンを呼んでワークアウトを行うことになった。プロ入り8年目のWRペイソンは、コルツで4年、セインツで3年、主に3番手WRとして毎年平均500yds台の数字をコンスタントに残している。今春セインツから解雇され、シーホークスに移ったが開幕前にカットされている。キックオフリターンでは2000年に26回平均22.4ydsの成績を残している。今夏のシアトルでは一時は2番手も争ったが、カバーチームで使われることに不満でミーティングをすっぽかしたりもしたそうで、それも解雇の一因かもしれない。
- パッカーズはWRペイソンの他にも、昨年パッカーズのキャンプに参加したスコッティ・ヴァインズ(先日DETから解雇)や、ケルヴィン・カイト(同じくJAXから解雇)、P.K.
サム(NEから解雇)、ネイト・プール(NOから解雇)らを検討しているようだ。緊急時用のFA選手リスト(ランキング)は常にプロスカウト部門が作成しており、こういった場合にはそのリストに従って行動する。「ウチには非常に大規模な、全てのポジションについてのエマージェンシー・ボードがあり、それを毎週検討し直している。今回のようなケガ人が出れば、レシーバーのボードをより詳しく調査することになる。チームを向上させてくれる選手がいれば、それを検討するだろう。しかし、ただWRの人数を補充するための補強なら必ずしも必要ではない」とトンプソンGM。
- トンプソンGMがシアトル時代からよく知っているWRコーレン・ロビンソンは、先週末ヴァイキングからいったん解雇されていたので声をかけたが(数チームから打診があったようだ)、週明けにヴァイキングスと再契約している。
- 次の試合から復帰できそうなWRマーフィとWRチャットマンが3番手の座を争う。経験ではチャットマンだが、潜在能力ではマーフィ。彼の学習能力の高さには定評があり、ルーキー時のウォーカーやファーガソンよりも現時点では上、という見方が地元メディアには一般的だ。「マーフィは非常に規律のしっかりしたルートランナーだ。賢く、とても競争心が強く、スピードとサイズがあり、そのサイズをうまく使う。私は彼の全てを気に入っている。とはいえ、(ケガで休んでいたため)あまりプレーをしていないのは確かだ。見守っていくしかない」とシャーマンHC。ロスリーOCも、「彼がやってきてすぐに我々が気がついたのは、非常に学習が早い、ということだった」と語っている。
- 4回も反則を犯したCBアマド・キャロルは、月曜日にシャーマンHCと話し合いを行い、お灸を据えられたようだ。シャーマンHCはメディアに対して明言はしなかったものの、キャロルを3番手に下げると決めたようだ。しかし、試合中にそうすべきだった、というのがほとんどの地元メディアの意見で、「なぜそんなことを決めるのに24時間もかかるのか」とコーチ陣の弱腰を批判している。シャーマンHCは、常習犯として審判から不当に扱われたと私も思った、とキャロルを少しかばっている。
- 5番手CBのジェイソン・ホートンを優先してCBマイク・ホーキンズを登録しなかった判断について、スペシャルチームでの能力を優先したからだ、とシャーマンHCは説明している。「3番手、4番手CBはスペシャルチームでの貢献も求められる。今週はそちらでも、ホーキンズには高いレベルを求めることになるだろう。プレシーズンで見せたように、彼は高いボールスキルがあって、インターセプトができる。彼をフィールドに出す方策を我々は探っていくつもりだ」
- トレード後わずか8日で先発出場を果たしたLBロバート・トーマスについて、彼の学習の速さが先発出場に結びついた、とベイツDCは振り返っている。「彼は非常に賢い若者だ。そうでなければ、わずか1週間の準備で出場するのは非常に難しかっただろう。スキームに慣れてくればもっともっとよくなってくる」
- Pサンダーのホールドミスについて、Kロングウェルは蹴るだけは蹴ってほしかった、とシャーマンHCは振り返っている。「成功はしなかったと思うが、いちおう蹴ってほしかった。(サンダーが手を滑らせたため)彼は少し動揺しただけなのだと思う。まあしかし、必要な場所にボールが置かれなかったのだ。キックが低すぎて叩き落され、拾われてタッチダウンされたかもしれない。だから、(蹴るのをやめたのは)賢い行動だったかもしれない」