過去の記事 |
2005年 >
09月 >
Packers - Lions Notebook
グリーンベイ・パッカーズ ニュース
2005年9月13日
- ヒザを負傷したWRジャヴォン・ウォーカーは、MRI検査を待たなければ詳しいケガの程度は分からないとはいえ、チームドクターは前十字靭帯(ACL)の断裂と診断を下している。これが誤診でない限り、今季はウォーカーは出場できない。来年復帰できたとしても、完全に動きが元に戻るまでには丸2年かかるというのが一般的なパターンだ。
- WRウォーカーの負傷についてシャーマンHCは、「誰かが成長を見せて、非常にレベルの高い選手の穴を埋めなければならない」と語っている。ファーヴも心からの同情を示した上で、「ロッカールームで選手たちに言ったんだ。自分がテレンス・マーフィなら、チャットマンなら、ファーギーなら、ドナルドなら、目の前に現れたチャンスに喜ばなければならない。彼が倒れたら、誰かが代わりに出てこなきゃならない。それが必要なのだし、そうしていくしかないんだ」
- WRウォーカーの負傷についてWRドライバーは、「なんてことだ。彼はこの世界で最高のレシーバーの1人だ。あのような選手の代わりなんて見つかるものじゃない。しかしこれもフットボールの一部だ。彼なしで前に進むしかない。他に道はないのだから」と語っている。LBバーネットは、「まだシーズンはこれからで、残り15試合もある。長い道のりだ。誰かが台頭して、仕事をしなきゃならない。彼には本当につらいことだろう。彼にとっては長いシーズンになるよ。神の助けで、少しでも早く復帰できたらと思う」
- NFL公式戦に初出場となったPサンダーは、パントは無難に蹴ったものの、最初のホルダーで失敗し、3点をフイにした。「捕る方はきれいにできたんだけど、セットしようとしたところで手が滑ってしまった」と本人。しかしKロングウェルは心配していない様子で、「B.J.はずっとすごくよかったんだ。完璧なホールドをしてた。今後はきっと大丈夫。彼は去年もチームにいたとは言っても、これが始めてのNFL出場なんだから。プレッシャーも大きいよ」
- オフェンスの不振について、シャーマンHC。「確かにリズムに乗れず、噛み合っていなかった。その多くは、自分たちが招いたものだ。何度も何度も(反則によって)自分たちを傷つけてしまった。しかしデトロイトが良かったことも認めなければならない。ウチをしっかり抑え込んでして、自由にさせてくれなかった」
- 同じくオフェンスの不振について、Cフラナガン。「ペナルティが多すぎた。それも一因だ。しかしそれだけじゃない。僕を含め、全員が何らかの責めを負わなければならないだろう。ブレット、シャーム(シャーマンHC)、全員がそうだ。僕らは自分たちを傷つけ、相手のプレーに上回られてしまった。こんなことをしていては、どこにも勝てるものではない」
- ディフェンスの健闘について、シャーマンHC。「ディフェンスはおおむねビッグプレーを抑え込むことができた。去年はそれが悪いパターンになっていたのだが。今日はオフェンスがチームを引っ張っていかなければならないのに、それができなかった。ディフェンスは、勝つのに十分なプレーをしてくれた」
- ファーヴが4回サックされ、それ以外でも何度もハードヒットを許してしまったオフェンシブライン。「もし今度もあんなプレーをしたら、ブレットは殺されてしまう。今日のプレー内容では、あの結果は致し方ない。ブレットはさんざんヒットされてしまった」とRTタウシャー。
- 新先発両ガードについてシャーマンHCは、「(オフェンス不振は)ガードたちとは関係ない」とかばっている。QBファーヴは「僕がヒットされたいくつかは彼らガードの責任じゃない。相手選手も評価しなきゃならないだろう。彼らは優秀だ。いくつかサックされたが、僕は驚いてはいない。驚いているのは、十分な得点が挙げられなかったことだ」
- 新先発のLGエイドリアン・クレムは反則もなく、今回の出来に満足している様子。「はっきり悪いプレーはなかったんじゃないかと思う。前半には2回ほど押し込まれて、うち1回はブレットがヒットされた。試合の最後にはいろいろと混乱があったが、これは修正していけるものだ」
- 同じくRGウィリアム・ウィティカーは、「まだまだ向上させなきゃいけない点は多い。それでも、全体的にはよく持ちこたえたと思う」
- DB陣ではCBアル・ハリスがやはり一番の出来だった。サイドを固定せず、常にWRロイ・ウィリアムズをカバーし、パスキャッチ2回13ydsに抑えた。「それでも、もっといいプレーを決めなきゃいけない。ターンオーバーとか、そういったビッグプレーでチームを助けないと」と本人。左右のサイドを固定せず彼が相手エースWRを担当するのは去年と同じやり方だが、今年もこれを続けていくのかどうか。
- CBトーマスでなくCBキャロルを先発させ大失敗に終ったことに、地元メディアからも大きな批判の声が上がっている。プレシーズン最終戦でキャロルは立て続けに反則を犯し、逆にトーマスの出来がよかったため、「トーマスで行くべき」という主張がもともと多かったのだからなおさらだ。
- 今回のニッケル隊形(2LB・5DB)はやや特殊で、スターターからSLBレノンとWLBロバート・トーマスが退がり、LBロイ・マニングとCBジョーイ・トーマスが入った。おそらくロバート・トーマスが加入まもないため、ディフェンス習得の負担を減らすための措置と思われる。
- ダイム隊形(1LB・6DB)は2通りのパッケージを使った模様だ。CBトーマスは共通だが、6人目のDBとしてCBジェイソン・ホートンが入るパターンと、Sアール・リトルが入るパターン。
- CBホーキンズがアクティブ登録から外れ、CBホートンが入った理由は不明だが、スペシャルチームでのプレーを考慮したのかもしれない。じっさいホートンは"ガンナー"として素晴らしいプレーを見せ、相手KRドラモンドを抑え込む一助になった。
- DTではカレン・ジェンキンズが先発出場したが、ローテーション起用の結果、コーリー・ウィリアムズもほぼ同じプレー回数だったようだ。
- 反則の多さについて、シャーマンHC。「反則の問題は解決すると(開幕前に)言っていながら、私はそうできていない。急になったわけではなく、プレシーズンからずっと続いているのだから。この問題を無視してきたわけではなく、毎日選手たちに話してきた。昨日の夜にも話したし、試合の前にもそうした。これほどの反則があってはやっていけないのだから、厳しく対処しなければならない」
- QBファーヴが手を滑らせ、ファンブル扱いになったプレーでなぜチャレンジしなかったのか、と聞かれたシャーマンHCは、「私はファーヴの様子を見た。もしファンブルでないのなら、彼ははっきりそう示すはずだ。彼は自分でもファンブルだと思った、私はそう思う。上のボックスで見ていたコーチもファンブルだと思った」
- WRウォーカーが今季絶望となったことで、4人だけとなったWR陣に補強が必要なのは明らかだ。プラクティス・スクワッドにいるWRクレイグ・ブラッグはパッカーズのオフェンスに慣れているのはいいが、キャンプの内容からして物足りない。タイタンズのプラクティス・スクワッドに入ったWRアンドレ・サーマンは高く評価されていたが、タイタンズのロースターに昇格してしまったので、もう手が出せない。となると、別のFA選手を物色するしかないか。