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Minicamp - Day 6: ドッジボール大会
グリーンベイ・パッカーズ ニュース
2005年6月10日
毎年6月のミニキャンプでは、マイク・シャーマンHCが抜き打ちのイベントを企画するのが恒例となっている。ペイントボール、ボーリング、ゴルフコンペ・・・。今年はなんとドッジボール大会だった。子供のころ以来という選手が多かったが、そこは競争心の強いプロアスリート、優勝を目指して熱い戦いが繰り広げられた。
- 水曜日の練習が始まって1時間ほど経ったところでシャーマンHCが集合をかけた。「雨が降りそうだから室内練習場に移るのかな」と選手たちが思ったところで、ドッジボール大会の宣言。このところ暑い日が続いたこともあって、選手たちは嬉々としてランボーフィールドに駆け戻った。
- ドッジボール大会の写真はこちら。
- 会場はランボーフィールド内のバスケットボールコート。普段は表に出ない場所だが、壁には永久欠番の4人の大きなバナーが後輩たちを見下ろしている。(写真)
- キャプテンに任命された8人のベテランは、FBヘンダーソン、CBハリス、LSデイヴィス、Cフラナガン、DTグレイディ・ジャクソン、RBグリーン、Kロングウェル、WRドライバー。彼らがドラフト制でチームメイトを1人ずつ指名していく仕組みだ。ただし、コーチやトレーナーなど、スタッフを必ず2人含まなければならない。1チーム11人。
- 栄光のドラフト1位は、FBヘンダーソンが指名したRBウォルト・ウィリアムズ。ロジャース、ノール、オサリバンのQB陣もそれぞれ5、6、7位で指名された。
- 熾烈な戦いを勝ち抜き、WRドライバーのチームがFBヘンダーソンのチームを破って優勝に輝いた(記念写真)。チャットマンほかWRを重点的に指名したドラフト戦略が功を奏した、とWRドライバーは嬉しそうに振り返っている。
- 参加したコーチの中で、最も頑張ったのがジム・ベイツDC。床にダイブしてボールをよけるなど、俊敏な動きで選手たちの賞賛を集めた。「あの選手はなんと機敏なんだ! ワオ! 彼には感心したよ。まるでラインバッカーのような動きだった。私の考えでは、彼こそ今日のスターだね」とLBポピンガ。
- 「ボーリングか何かになると思ってたから、ちょっと驚いたね。みんな、『OK、やってやろうじゃないか』って感じだった。みんなすごく気に入っていたよ。とても楽しかった」とWRドライバー。FBヘンダーソンは、「単調な練習の日々を変えるのに、たぶん入団以来、今回のが一番楽しいイベントだったと思う。ドッジボールというアイディアを出してくれた人に感謝しなきゃね」
- このようなイベントの目的は、もちろんチーム内のケミストリーを高めることだ。Cフラナガンは、「これまでで一番楽しいイベントの一つだよ。今まで話したこともなかったような選手たちと同じチームになり、別の面から見られたのも楽しかった。例えば、あそこの背番号52番(ルーキーのLBキャンベル)といえば、僕にとっては、"スウィープ"をやる時に毎回相手にするヤツ、という感じだった。今回のことで、実際の顔と番号が一致して、知り合うこともできた」
- 「これまでで最も安上がりなイベントだったのは間違いない」とシャーマンHCは満足そう。ケガ人が出なかったことも喜んでいる。「ケガのことはいつだって心配だからね。ペイントボールをやった時にはシャーパーが木から落ちたし、ボーリングでも背中を痛めた選手がいた。今回はこれまでで一番安全な練習だろう」
- 昨日シャーマンHCにこっぴどく叱られたCBアマド・キャロル。最初は不満もあったが、練習後にヘッドコーチと話し合って、わだかまりは消えたとのこと。「あれもコーチングだよ。これまでにもああしてコーチされてきたから、別に目新しいことじゃない」
- 昨年度のチーム別アパレル売り上げでは、パッカーズはNFL5位とのこと。1位から、PHI、NE、PIT、OAK、GB、DAL、DEN、CHI、NYG、KCの順となっている。個人部門ではWRランディ・モスが移籍特需でトップに。