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Minicamp - Day 7: CBトーマスがややリードか
グリーンベイ・パッカーズ ニュース
2005年6月11日
- ミニキャンプもこの日が最終日。7月下旬のトレーニングキャンプ開始まで、1ヶ月半の夏休みに入ることになる。
- 前日はレクリエーションを取り入れて甘い顔を見せたシャーマンHCだったが、この日はちょっと根性系。普通はダッシュをやるのは練習後が普通だが、この日は何本か走らせてからの練習スタート。気温は30℃まで上がり、湿度も高かったため選手はきつかったようだ。「普通は練習後に走らせるものだが、疲れた状態でどのようなプレーをするかを見たかった。予想通りミスも出たが、彼らに課題を与え評価をするにはちょうどよい方法だ」
- 現時点では、QBクレイグ・ノールがファーヴに次ぐ2番手QBだ、とシャーマンHCが明言した。
- 大学4年のシーズンにはパス成功率66.1%の正確さを誇ったQBアーロン・ロジャースだが、今回のミニキャンプでは不安定だった。「まだ、考えなければならないことが多すぎるせいだろう。パスがみな高かった。自由に動き回れない時に、しっかりとしたフォロースルーが取れず、フィニッシュできていない。しっかり体を回転させ、ハードに投げるのを見たい」とロスリーOC。
- ディフェンス再建を託されたジム・ベイツ新DCは、これまでのところ順調だと手応えを語っている。「期待していたのとちょうど同じペース、と言えるだろう。ミスもあるだろうし、メンタル・エラーも出るだろう。しかし全体として、選手たちは新しいスキームに熱心に取り組んでいる。我々コーチは、正しいアングルや練習フィールドでの頑張りなどを重視して教えていく。その点でここまで良い仕事ができている」
- 2年目同士の先発CB争いでは、このミニキャンプでCBジョーイ・トーマスがCBアマド・キャロルをわずかにリードした、という見方が一般的だ。オフの間もトーマスがグリーンベイに留まって指導を受けたこともコーチ陣の評価が高い。「決して強制ではないが、特に今年は新しいディフェンスだし、ここにいることが長いほど、よいプレーヤーになれるものだ。そのアドバンテージは非常に大きい」とジム・ベイツDC。トーマス個人に関しても、「成熟した、という点で、私がここにやってきてから彼は飛躍的に進歩したと言えるだろう。非常によく頑張っているし、それを見るのは良いものだ」と評価している。
- セーフティ陣では、ベテランのアール・リトル、アーテュロ・フリーマン、マーク・ローマンの3人がローテーションで1stチームを構成。ルーキーのコリンズとアンダーウッドが2ndチームでプレーすることがほとんどだった。スターターが確実視されるような選手は1人もおらず、トレーニングキャンプでのポジション争いに注目だ。
- DTクリディアス・ハントは最後までミニキャンプに参加せず。トレードまたは解雇を希望しているのかもしれない。「来月のトレーニングキャンプには時間通りに集合し、これまでで最高の体で来てくれることと思う」とシャーマンHCは表面上は平静を装っている。
- NFLヨーロッパ帰りのB.J.サンダーがミニキャンプ最終日の練習に参加し、パントを蹴った。「ヨーロッパでのネット平均とプレースメントは非常に良かった。テクニックも向上したし、多少の自信もつけた。それが今日の練習にも表れていた。いい仕事をしたよ」とシャーマンHC。