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Packers - Vikings Notebook
グリーンベイ・パッカーズ ニュース
2004年11月16日
- マイク・シャーマンHC。「選手たちはとても集中し、激しくプレーしてくれた。彼らの頑張りを誇りに思う」
- QBブレット・ファーヴ。「どちらに転んでもおかしくない試合だった。ウチはもう試合を落とす余裕はない。地区首位に並んだのはいいことだけど、まだ試合がたくさん残っている。でも、数週間前にいるはずだった場所にようやく達することができた」
- 今回も50ydsの先制TDパスキャッチを決めたWRジャヴォン・ウォーカー。「あのジャヴォンのキャッチは、今季彼が繰り返し見せているプレーだ。彼はNFL屈指のレシーバーへと、着実に階段を上っている」とQBファーヴ。
- 先々週のレッドスキンズ戦ほどひどくはなかったが、WRドライバーのファンブルロストのために、今週もターンオーバーレシオはマイナス1。「ターンオーバーという点では、過去2週は危ないところだった。これには失望している。今日のようにファンブルしてしまってはダメなのだ」とシャーマンHC。
- ヒザ頭を打撲しながら最後までプレーしたRBアーマン・グリーン。RBダヴェンポートが途中退場していただけに、彼が後半の最初に復帰してくれたのは大きかった。「我々は、彼はもう使えないものと思っていた。しかし彼はテープを巻いて出てきてくれた。彼をどれほど褒めても足りないほどだ。彼はケガを押して、全ての力を出し尽くしてくれた。あのケガなら、相当痛かったろうに」とシャーマンHC。
- RBアーマン・グリーンは35ydsのロングゲインの際に、途中で右手に持ち替えた。これまで頑固に左手のみのキャリーを続けてきた彼が、外側の右手にスイッチしたのはおそらくこれが初めてのこと。
- 逆にWRドナルド・ドライバーは、リバースで14ydsゲインした際にボールを持ち替えようとしてファンブルにつながった。「あれは自分の責任だ。持ち替えるべきじゃなかった」とドライバー。アウトサイドからFSラッセルがボールを狙っていると思って持ち替えたところをSSチェイバスに叩き出されたらしい。最後のキックオフリターンでファンブルしたWRロバート・ファーガソンは、話すドライバーの横から、「あれは伝染したんだ!ドライバーのせいだ!」とジョーク。
- サヨナラFGにつながったキックオフリターンで、WRファーガソンがファンブル。パッカーズの第3TEベン・スティール(元MIN)とMINのCBデレック・ロスが競り合ってボールに飛び込んだ。審判がパイルを1人ずつはがしていった結果、TEスティールが押さえたとの判定が下った。「ずっと僕が押さえていた。ボールの上に倒れこんで、一度も離さなかった。自分の中では、全く疑問の余地がないね」 「以前にもファンブルリカバーはしたことがあった。でもこれほど重大なのは初めてだ」とスティール。しかし、競り負けた側のデレック・ロスは自分が両手で押さえていたのだと主張し、「パイルを1人ずつはがしていく時に、オフィシャルがいい仕事をしなかった」と悔しそう。QBファーヴは試合を分けたこのプレーを振り返って、「これを見た人々は後々まで忘れないだろう。ウチにとってはものすごく大きなプレーだった」
- 決勝ドライブ、WRウォーカーへのロングパスがインコンプリートに終わり、2ndダウン10。ノーバック隊形からコーナールートを走ったRBトニー・フィッシャーが右サイドライン際で見事なジャンピングキャッチを決め、決勝FGのお膳立てをした。「ドナルド(ドライバー)もミドルでオープンになってるとは思ったけど、僕は"フィッシュ"をすごく信頼してる。今日の彼はいくつもいいプレーがあったけど、たぶんあれが最近では最高のビッグプレーだろう。投げたパスが良かったと言う人もいるだろうが、僕は『捕れるところ』に投げただけだ。QBたちにとっては、その『捕れるところ』を捕ってもらえないパスがどれほどあることか」とファーヴはフィッシャーを称えている。
- RBトニー・フィッシャー。「あれこそ、(元RBで、選手の世話役兼アシスタントコーチの)エドガー・ベネットといつも話し合ってるプレーだ。(自分のような控え選手は)チャンスを貰えた時にはいつでも、ビッグプレーを決めなきゃいけないんだ。あそこは試合がかかったプレーで、ブレットは僕なら捕れると信頼して投げてくれた。それが嬉しいよ」
- そのRBトニー・フィッシャーは、第2Qに敵陣ゴール前でショベルパスを受けてエンドゾーンに飛び込もうとした時にファンブル。エンドゾーンで自分で押さえたため、無事タッチダウンは認められたが、本人は「ボールをこぼす前にゴールラインを越えていた」と主張している。一昨年の第16週以来ファンブルがなかっただけに、不名誉な記録が残るのが悔しいようだ。
- 「(第3Qに)4thダウン1を失敗した時に予感がして、『僕らが決勝FGを蹴ることになるぞ』と(ロングスナッパーの)ロブ・デイヴィスに言ったんだ」とKライアン・ロングウェルは振り返る。「スタジアムに入るときから、今日は最後に決勝FGを決めるんだという気持ちでなきゃいけない。僕は毎試合そのつもりでいる」 「ゲームの状況に気持ちが行ってしまってはいけない。ルーティーンに集中することが大事だ。同じリズム、同じストローク。PATであろうと、52ydsや、試合を決めるFGであろうとね。今日のもほとんどオートマティックだった」 「ブレットがいるから、必ずFGレンジには進めると思っていた。先月あたりから、前半最後の2ミニッツドリルは、ものすごく良かったからね。毎回のようにFGを狙えるところまで進んでいた。だから今回もレンジに入れると思っていた」
- 「彼みたいに正確で、勝負強く頼れるキッカーがいてくれるのは大きい。僕らは彼にボールを託し、彼はきっちりと決めてくれた」とFSシャーパー。シャーマンHCも、「私は、彼のことはほとんど心配することはないのだ。ここなら決められる、と彼が言った時にはたいていその通りになるのだから」と語っている。
- 第3Qでギャンブル失敗に終わったプレーで、なぜFGを蹴って17点差にしておかなかったのかと聞かれたマイク・シャーマンHCは、「それは私も自分に問うているところだ」とため息をついた。「今にして思えば、FGを蹴らせるべきだったのだろう。そうしておけば決勝のFGになったわけだから」
- ディフェンス陣が勝利に貢献できなかった印象は拭えない。「もっとずっと前に試合を決めていなきゃいけなかった。なんとか最悪の事態は避けられた。それは間違いない」とLBナイル・ディッグス。
- ヒザのケガのためにダイム守備のみの出場に留まったFSダレン・シャーパーは、「試合を決定付けるチャンスはたくさんあったのに、それができなかった。望んだようには相手を止められなかった。そのことには失望している。それでも、勝利を手に出来たのはいいことだよ」
- ケガを押してプレーしていたレッドスキンズ戦と違い、この日のCBアル・ハリスは文句なしの出来。一方、ルーキーCB2人にとっては非常に苦しいゲームだった。WRバールソン(11回141yds)を主にカバーしたCBアマド・キャロルはやられ放題。CBジョーイ・トーマスもバールソンに40ydsのキャッチを許した。
- 第4Q途中で退場したLBナイル・ディッグスはふくらはぎの捻挫。Sバウ・ジューは一時的に息が出来なくなったが、その後復帰した模様。
- TEデヴィッド・マーティンのヒザのケガの程度はまだ不明。こちらは重いかもしれない。
- WRロバート・ファーガソンが一時退場したのは肩の脱臼。ただし、以前痛めていた足首など下半身のケガはバイウィークのおかげで非常に調子がよくなった、とのこと。
- 両軍合わせて858ydsは、1961年に始まったパッカーズとヴァイキングスの対戦史上最多。
- チーム206ydsラッシングは、シャーマンHC時代に入って10回目の200yds超ゲーム。
- QBブレット・ファーヴは34試合連続でTDパスを成功させ、NFL史上1位のジョニー・ユナイタスの47試合に近づいている。
- マイク・シャーマンHCは77試合目で50勝に到達し、これはヴィンス・ロンバルディ(66試合目で50勝)に次ぐチーム史上2位。
- TEババ・フランクスは通算25個目のTDパスキャッチを決め、TEエド・ウェストに並ぶチーム史上2位タイ。