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Notebook: DTラリー・スミス解雇
グリーンベイ・パッカーズ ニュース
2004年10月29日
- DTグレイディ・ジャクソンとDTジェームズ・リーの復帰によってDL陣が揃ったため、3週間前に契約したばかりのDTラリー・スミスが解雇された。
- DTスミスの解雇によってできた枠を使って、Sカーティス・フラーと再契約。フラーは昨季はシーズンを通してパッカーズでプレーし、今季開幕前に解雇されていた。言うまでもなく、FSシャーパーやCBハリスのケガで手薄になったDB陣を補強するための人事だ。
- 妻ディアナの病気について、QBブレット・ファーヴ。「うん、良くはない。良いがんなんてものはないからね。でも、早期発見することが大事なんだ。そして今回の場合、それができた。十分に治療可能だ」 「僕はフットボールを楽しんでる。そうすることで、少しの間でも、私生活のいろいろなことを忘れることができるからね。プロアスリートであっても、悲劇やがんと無縁ではいられない。『なぜオレが』とか『なぜオレたちが』と僕は嘆いたりしたことはない。そんなことをしてる時間はないし、何の役にも立たない。現実は変えられないし、できる限りのことをしていくしかない。今僕たちはそうしているところだ」
- ファーヴ夫妻について、マイク・シャーマンHC。「彼は非常に立ち直りが早いから、(告知から2試合の)優れたパフォーマンスについては驚いていない。ただ正直言って、奥さんがいま耐えている状況を考えると、誰があのファミリーで一番タフなのか、確信が持てなくなるほどだ。確かにブレットはタフだ。しかし彼女は、こんな状況でもずっと彼をそばでサポートし続けている。彼女はブレットと同じぐらい、あのファミリーの中のヒーローだと私は思う」
- ファーヴの親友でもあるQBダグ・ピダーソンが、ディアナの病気のことを聞いたのは、先週金曜日のこと。「あれほど明るいブレットが、心ここにあらず、といった様子の日が何度もあった。全く別人のようだった。奥さんの話を聞いて、ようやく合点が行ったよ」
- ブレット・ファーヴはカウボーイズ戦でも見事なブロックを決めた。左から右に大きくカットバックしてきたRBグリーンを助けるために、絶妙のタイミングで体を投げ出し、1stダウン更新に貢献した。危ないからやめろと言ったことはあるのか?と聞かれたマイク・シャーマンHCは、「ファーヴにあのようなブロックをやめろというのは、彼の一部を取り去ろうとするようなものだ。もちろん、『やめろ』とは私は言うだろう。しかし彼が聞くかどうか。彼はその場で見たものに反応するだろうし、もしチームメイトがさらに5ydsゲインする機会が得られるなら、彼はそうするだろう。私が彼にそうしてほしいか?
ノー。そのような練習をしているか? ノー。しかし、あれは彼の一部なのだ。あのような部分が、彼をあれほどのコンペティターにしているのだ。そして、彼があれをやるのを見て、他の選手が奮い立つのだと思う。あれが彼だ。奪い去ることなどできない」
- 手首が腫れ上がっているブレット・ファーヴは水曜日の練習を休んだ。木曜日に練習に復帰しても、今週はセンターからのスナップを受けず、ボールを手に持った状態でプレーを始めることにしている。
- 自分と同じくヒザを痛めたCBアル・ハリスについて、FSダレン・シャーパー。「彼はプレーするよ。アルが出場しないなんて、考えることさえできない」。 CBハリス本人は、出場する場合には、ブレースやごついテーピングはするつもりはない、と言う。「そんなことをして出場したら(動きが鈍くなるため)、狼の群れに飛び込んでいくようなものだ」
- 大統領選直前の試合でレッドスキンズが負けると現職大統領が負ける、という有名なジンクスについて、シャーマンHC。「こちらはスポーツであり、あちらは政治だ。関係などあるわけがない」
- マサチューセッツ出身でレッドソックスファンのシャーマンHCが、その優勝を喜んでいるのは言うまでもない。「もっとレッドソックスのシーズンを楽しめたらよかったのだが、こちらは苦しい状況からなんとか抜け出そうと頑張っているところなので、それどころではなかった。でも昨夜はしっかりと楽しんだよ」