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Packers - Lions Notebook
グリーンベイ・パッカーズ ニュース
2004年10月19日
- マイク・シャーマンHC。「マンデーナイト明けのショート・ウィークだったが、私にとっては最も長い1週間だった。トム(ロスリーOC)の心臓手術に始まる困難を、なんとか乗り越えることができた。ロッカールームの選手たちが、決してぐらつくことがなかったのをとても誇りに思う」
- ボブ・ハーラン社長は、「非常に大変な一週間だった。この勝利で、(苦情の手紙や電話が減るため)郵便局や電話会社が大損だろうね」とホッととした顔でジョーク。「チームはカロライナと対戦したときと同じリズムに戻っていた。リズムが戻るのを見られるのは素晴らしい。私は試合に負けるたびに電話や手紙で攻めたてられてきたが、勝てばそういうのも全くない」
- LGマイク・ウォール。「フィールドにいるみんながいいプレーをした。大事なのはそこだ。QBはすごいパスをいくつも投げた。レシーバーたちもビッグプレーを決めた。RBたちは試合が進むほど調子を上げ、俺たちOLも最後には相手を疲れさすことができた」
- マイク・シャーマンHC自らが出したプレーコールについて、選手たちが絶賛している。「コーチ・シャーマンを讃えたいと思う。最高と言っていいぐらいのプレーコールだった。トム・ロスリーOCを責めてるんじゃない。彼もいい仕事をしてる。今日のコールは、終始インサイドとアウトサイドを織り交ぜてた。インサイドのパス、アウトサイドのパス、インサイドのラン、アウトサイドのラン。こうやってプレーするもんだ。僕らのチームの選手構成からすれば、こういうバランスの取れたオフェンスをすべきだよ」とFBニック・ルーチー。今後もシャーマンHCにコールしてほしいかと聞かれると、「今日みたいなのだったら、それもいいね」
- プレーコールが上手くいったことはもちろん喜んでいるマイク・シャーマンHCだが、月曜日からはトム・ロスリーOCが職務に復帰し、次の試合からは再びプレーコールを担当するとのこと。「トムがいつもの椅子に戻ってくるのを楽しみにしている。トム・ロスリーが我々のオフェンシブ・コーディネーターだ。たしかに今日はいい日だった。しかし悪い日も必ずある」 「よかったのはプレーコールではない。プレイヤーたちだ。断言してもいい。これまでもいいプレーコールが上手く行かなかったことがたくさんあるし、悪いコールが上手く行ったこともたくさんある。そのプレーの成否を決めるのはプレイヤーたちだ」
- QBブレット・ファーヴは、プレーコールがよかったのと同時に、シャーマンHC/OCと直に話せたのがよかったと語っている。「僕らはコミュニケーションを取ることができた。僕が見ていること、考えていることが、彼の視点からはどのように見えているかを感じることができた。その部分が役に立ったのは間違いないよ」。普段は、ロスリーOCとじかに話すことがなく、サイドラインで電話を使う時だけだったが、来週以降ロスリーOCが復帰しても、今回のようなコミュニケーションを取り入れたい、とQBファーヴは希望している。
- 過去2週、ボブ・スロウィックDCの売り物のブリッツは、全体の16%ほどのプレーに減少していたが、スロウィックによると今回は全体の35%ほどに復活してきたという。しかし目標は50%とのこと。「ランを止めていたから、いろいろと違ったことができたのだ。いろんなやり方でプレッシャーをかけた。ラン・ゲームをコントロールできていないと、ブリッツを入れるのも難しくなる」
- 試合の流れを決定付けたINTリターンTDについて、FSダレン・シャーパー。「QBの目を見て、ルートに飛び込んだんだ。あの時試合はまだ均衡していた。向こうの士気をくじいたと思う」
- CBアマド・キャロルの初先発試合。WRハキームに抜かれてTDを許し、厳しい立ち上がりとなった。WRのアウトサイドを守るはずが、インサイド・フェイクに引っかかってしまったのだ。「ちょっとアグレッシブすぎた。でもサイドラインに帰るとき、シャーマンHCから"やられることはあるのだから、そのプレーは頭から追い出せ"と励まされたんだ。コーチの言葉のおかげで、落ち着くことができた。チーム全体が支えてくれてることがわかった」。その後もQBハリントンはできる限りCBキャロルの側を狙ってきたが、キャロルは大崩れすることはなく、チームトップタイの6タックルを記録。「来週も相手はルーキーを狙ってくるだろう。逆サイドはアル・ハリスがいて、すごくいい仕事をしてるからね。カウボーイズも同じようにするだろう。僕はただ1試合1試合、集中を保ち準備を怠りなくするだけだ」
- CBアマド・キャロルについてスロウィックDC。「まだ学ばなければならないことが多いが、経験が助けになるだろう。彼は頭脳面での成長を続ける必要がある。仲間がどこにいるかが常にわかっていなければならない」
- 何度もビッグリターンを許したスペシャルチームについて、ボナメイゴSTコーチ。「58ydsのキックオフリターンでは、コンテインができていなかった。ボールは我々のアウトサイドにあったのだから、あれは起こってはならない。それ以外のやつは、ミスタックルだった。選手たちはいるべきポジションにいたが、タックルを決めることができなかった。相手はリーグでも優れたリターナーだ」
- ホテルでの土曜日のミーティングにおいて、マイク・シャーマンHCはかつてないほどに情熱的なスピーチをしたと言う。「コーチは自分をさらけ出して、僕らが今まで見たことがないような姿を見せたのだと思う。たくさんの選手の心を動かした。ミーティングが終わった時、自分は何も話す必要がないのが僕にはわかった。俺たちはプレーする準備ができた、という気持ちがが全員の目に表れていて、あとはそのままプレーするだけだった」とFSシャーパー。彼らベテランの数人は、チームを鼓舞する"ペップ・トーク"をするつもりだったが、シャーマンHCの話があまりに良かったので取りやめにしたとのこと。
- RGマルコ・リヴェラは、相手DLのフェイスマスクのボルトで、右の上腕二頭筋に深い切り傷を負った。
- 肋骨を打撲したWRジャヴォン・ウォーカーは、試合中にはX線検査をしなかったとのこと。本人によると、右肩も痛めてしまい、そちらの方が悪いらしい。
- LBパリス・レノンはヒザを痛めて途中退場し、復帰はできなかった。程度は軽いようで、今週の練習には参加できそう。
- 足首とアキレス腱を両方痛めているWRロバート・ファーガソンは、試合前にランニング・ドリルを行ってみて、それをメディカル・スタッフとコーチたちが見て欠場させたとのこと。出場したがった本人は残念そう。
- Press-Gazette紙によると、パッカーズはパス175回連続でサックを許しておらず、チーム史上最長記録とのこと。また、開幕から6試合で被サック3は、1971年(被サック4)以来の記録とのこと。
- 今回、ライオンズのオフェンスプレー数を40回に抑えたのは、1971年のライオンズ戦でプレー数を34回に抑えて以来。相手の1stダウンをわずか5回に抑えたのは、1985年のバッカニアーズ戦以来。