グリーンベイ・パッカーズ ニュース

2004年8月25日

Pブライアン・バーカーと契約

パッカーズは大ベテランのパンター、ブライアン・バーカーと契約した(地元ニュース映像)。言うまでもなく、3巡指名ルーキーのPサンダーの不振を受けての人事だ。バーカーは今年でNFL15年目の40歳。チーフスで4年、イーグルスで1年、ジャガーズで6年、そして昨年までレッドスキンズで3年間プレーした(スタッツはこちら)。1997年にプロボウル出場を果たしたバーカーだが、ここ数年は飛距離が明らかに落ちている。

今のバーカーのとりえはやはり安定性、そして敵陣20以内に落とすコントロール。昨年はパッカーズのPビドウェルが敵陣20ヤードに16回落としてタッチバックが7回だったのに比べ、バーカーは24回落としてタッチバックは5回。ボナメイゴSTコーチは、ジャガーズのアシスタントSTコーチだったため彼をよく知っており、「とてもよく知っているから、こちらも安心できる。彼は昔からパワフルな選手ではなかったが、相手をコーナーに釘付けする方向性に優れたパンターだ」

これで3巡指名ルーキーのPサンダーが正パンターとなる可能性は低くなったが、バーカーで決まりというわけでもない。今後も各チームから解雇されてくる選手を物色することは続けるだろう。

Pサンダーは、もし正パンターになれないとしたら、プラクティス・スクワッドに入る可能性が高い。プラクティス・スクワッドの選手はいつでも他チームと契約できてしまうリスクがあるが、このところのサンダーの大不振を見れば、わざわざ手を出すチームなどなさそう、という皮肉な状況になっている。とはいえ、サンダーが将来的にもNFL失格だとは誰も見ておらず、経験を積めばしっかりしたパンターになれる、という見方が地元メディアには支配的だ。ただ、一年目からそれを望むのは無理がある、ということ。わざわざトレードアップしてまで3巡指名した、パッカーズ首脳の判断を責める声が強まるのはいたしかたのないところだ。

カテゴリ : Contract/Personnel, Player