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Packers Family Night !
グリーンベイ・パッカーズ ニュース
2004年8月 9日
- 3年ぶりに開催された"Packers Family Night"には6万人以上の観客が集まった。ウィスコンシンじゅうの"Boys & Girls
Clubs"の子供たちがパッカーズから招待され、バスを連ねてランボーフィールドを訪れた。(写真 1
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- 気温は21℃。湿度は低く、暑くもなく寒くもなく。観客はまだイベントが始まらないうちから盛り上がり、ウェーブが起きている。地元のオネイダ族によるアトラクション(写真)に続き、メインイベントであるスクリメージ練習が始まった。(写真)
- 試合と同じフルコンタクト練習が50プレーほどで、それ以外は、ボールキャリアを地面に倒さない"Thud"練習。QBたちはレッドシャツを着用し、タックル禁止(その前にサックが認定される)。
- オフェンスの1stチームはディフェンスの2ndチームと対戦。QBカウチ率いるオフェンスの2ndチームは、ディフェンスの1stチームと対戦した。
- 先発WRはドライバーとウォーカー。OL陣はケガのCフラナガンとLGウォールに代わってCルーガマーとLGモーリー。足首を痛めているCBホーソーンがダイム守備だけに留めたため、代わってキャロルが1stチームに。フランクスが欠場したTEはマーティンが1stチーム、ブッシュが2ndチームでプレーした。
- 2ndチームのOL陣は、左からLTヘリオン、LGブロイルズ、Cウェルズ、RGバリー、RTヒリヤード。
- まず第一に、ケガ人が出なかったのがなにより。
- 昨季終盤の勢いをそのままに、QBブレット・ファーヴのロングパスが絶好調で、観客をおおいに沸かせた。いきなり最初のドライブから、WRドライバーへの37yds、WRウォーカーへの33yds。最後のドライブでは、WRファーガソンへの41ydsパスが炸裂。終わってみれば、21/27、249yds、5TD、0INTと完璧な数字だった。
- ウォーカー、ファーガソン、ドライバーのWRトリオが2ndチームのCBワトソン、CBホートン、Sフラーたちを完全にカモにし、合計193yds、2TD。WRたちは得点するたびにランボーリープを楽しんでいた。
- ただし、CBワトソンはアグレッシブなカバレッジも見せ、好タックルもいくつか。
- QBティム・カウチは、やや不安定な出来。1stチームのディフェンス陣に対し、2ndチームのOL陣のパスプロテクションがもたないのが影響していたようだ。しかしWRデイヴィスに71ydsのTDパスを決めるなど、150ydsを稼いだ。「まるで試合のような雰囲気だったね。午後1時に来た時、もうテールゲートパーティをやってる人たちがいたよ。これはまだ練習なのにね。ここのファン(の熱心さ))は信じられないほどだ。移籍してくるときに予想はしていたけど、彼らのためにプレーするのは素晴らしい」
- その71ydsのTDパスを許したのは1巡指名のCBアマド・キャロル。時おり光るプレーも見られたが、プロの洗礼といったところか。
- CBキャロルよりもずっとひどかったのがP B.J.サンダー。3回のパントのうち、最初はシャンクして21ydsでアウトオブバウンズ。コーチはもう一度蹴らせることにしたが、26ydsのラインドライブ。最後は自陣エンドゾーンから、36ydsのラインドライブ。これまでのキャンプ練習では安定したパントを蹴っていたのだが、初めてのランボーフィールドということでナーバスになったようだ。いっぽう、Pチャップマンは1回のパントで53yds。
- 派手なパス攻撃と対照的に、ラン攻撃は不発。CフラナガンとLGウォールが欠場の影響か。全体で、28キャリーで72yds。RBアーマン・グリーンは3回0yds。ただし、審判の笛が早すぎなければ、67ydsのTDランになったプレーもあった。
- Kロングウェルは45ydsと48ydsのFGを両方成功させた。ホルダーは最初がQBピダーソン、2回目はPサンダー。
- 先発LB陣は非常によかった、とスロウィックDC。しかし、LBブリッツを増やした割にはそれが効果的でなかったという評判。
- 欠場した主な選手は、QBノール(ハムストリング)、TEフランクス(胸部打撲)、Cフラナガン(ヒザの腱炎)、LGウォール(ヒザの打撲)、CBトーマス(ヒザの打撲)、DEウォコーリー(ハムストリング)、DTグレイディ・ジャクソン(ヒザ)、DTドネル・ワシントン(足)。
- 最後は、美しい花火が夜空を彩った。(写真)