グリーンベイ・パッカーズ ニュース

2004年6月19日

練習用フィールドを改修へ

ランボーフィールドから道を挟んだ所にあるパッカーズの練習施設。ファンが練習を見学できるクラーク・ヒンクル・フィールド、その背後に室内練習場ドン・ハトソン・センター、さらにその背後にレイ・ニチキ・フィールドがある。レイ・ニチキ・フィールドは非公開練習用で(フェンスに覆いがかけられて外部の目を遮断するようになっている)、トレーニング・キャンプの最終盤やシーズン中の練習に使われることが多い。最近は水はけの問題などで(雨が止んでも)室内練習場を使わざるをえない事が多いため、このたび、クラーク・ヒンクル・フィールドとレイ・ニチキ・フィールドを大がかりに改修することになった。

「フットボール施設をNFLのトップクラスに保つことが、パッカーズのチームとしての優先事項だ。練習用フィールドをアップグレードすることで、これまでより悪い天候でも屋外で練習できるようになる。シャーマンHCはじめコーチ陣に、より柔軟な選択肢を提供できると期待している」とジョン・ジョーンズ上級副社長。

レイ・ニチキ・フィールドには天然芝が用いられてきたが、室内練習場と同じ人工芝 "FieldTurf" (最近は多くのスタジアムで使われている)が新たに採用されることになった。シーズン中の練習には、レイ・ニチキ・フィールドが使われるが、厳寒期に入ると凍ってしまうなど、どうしても芝の状態が悪くなるためだ。ホルムグレン元HCは寒い時期はほとんど屋外で練習をしなかったが、最近のシャーマンHCは、選手を寒さに慣らすため練習を屋外ですることも時々ある。

クラーク・ヒンクル・フィールドは、ミニキャンプやトレーニングキャンプなど、ファン公開用に用いられる。こちらは自然芝のままだが、基礎部分から徹底的に改修し、最新の排水設備を備え、少々の悪天候でも屋外練習を続けられるようにする。「この改修はチームのためになると同時に、ミニキャンプやトレーニングキャンプが少しでも多く屋外で行えることで、ファンが練習を見逃すことが減ることにもなる」とジョーンズ上級副社長。

両フィールドの改修プロジェクトの予算はおよそ$3ミリオン。レイ・ニチキ・フィールドの改修工事はすでに始まっていて、ファン公開練習から非公開練習に移行する8月末には完成の予定。クラーク・ヒンクル・フィールドの工事はそれからスタートすることになっている。

カテゴリ : Lambeau Field, Team/Organization