グリーンベイ・パッカーズ ニュース

2004年2月14日

QBヘンソンのワークアウト終わる

QBドリュー・ヘンソンの公開ワークアウトが行われ、20チームの関係者が彼のパスを見守った。ディフェンス選手がいない状態で、合計75回ほどのパスを4人のレシーバーに投げた模様だ。あるGMによると成功率は90%ほどで、明らかなアンキャッチャブルは1回だけだったとのこと。このようなワークアウトで何がわかるのかは疑問だが、十分な肩の強さ・球速は見せた。ややボールを低く持ち過ぎてヒッチするような投げ方も十分修正可能だ、とシーホークスのQBコーチ。

今回テキサンズを訪問したNFLチームの中で、パッカーズ陣営の充実ぶりが最も目を引いた。シャーマンHC、ヘイトリー副社長、レジー・マッケンジープロ人事部長、人事アナリストのジョン・シュナイダー、ロスリーOC。パッカーズの"本気度"についてはぐらかそうとするシャーマンHCは、「いつだってこうしてワークアウトを見てきた。今回が特別ということはない」と言い訳をしている。

あるチームの関係者は、「これほどの数を送り込むということは、それだけ真剣だということだ。ファーヴの(引退が遠くない)状況を考えれば、誰だってそうするだろう。あらゆる可能性を調べ尽くさなければならない」と語る。パッカーズの次に多かったのはビルズで、ドナホーGM、マラーキー新HC、サム・ワイチQBコーチが乗り込んできた。両チームの他にGMが見に来たのはドルフィンズとジャイアンツ。

ヘンソン本人は、「いい感じだった。今日はとてもいいパスが投げられて満足している。現時点では、どのチームがいい、ということはない。これから数日間かけていろいろなチームのコーチと会いたいと思っている」と語っている。ワークアウトが終わった後、彼はチーフス、パッカーズ、カウボーイズ、ビルズの首脳とそれぞれ簡単な面接を行い、ドルフィンズ首脳とも夕食の予定。今回はスカウティング・コンバインのような40yds走や各種ドリルは行わなかったが、代理人によると「本気で獲得を望むチームなら、訪問してワークアウトを行う」とのこと。

パッカーズにせよビルズにせよ、即先発の必要がなく、最低一年は控えで育てる余裕があり、しかし将来のフランチャイズQBが必要、というチームがぴったり合うのは確かだ。パッカーズを有望な取引相手と見ているテキサンズのGMは、今回の交渉を92年のQBファーヴのトレードとよく似た状況だとアピールし、「彼がブレット・ファーヴになれると言うわけではないが、ヘンソンは若く才能あるQBで、それがドラフト・システムの外で手に入るのだ」と語る。再び各球団の首脳が集まる来週のスカウティング・コンバインで、交渉が活発になることが予想されている。

カテゴリ : Contract/Personnel