グリーンベイ・パッカーズ ニュース

2003年8月12日

DTギルバート・ブラウンが上腕二頭筋断裂

ファルコンズ戦で上腕をひどく痛めたDTギルバート・ブラウン。グリーンベイに戻って詳しい検査をした結果、やはり上腕二頭筋を断裂してしまっており、今季はもうプレーできないことが確実になった。ただでさえ、若手選手にケガ人が続出して層が薄いDT陣だけに、チームにとってあまりにも手痛い損失となった。

「彼のために本当に気の毒に思う。ギルバートは私のところへ来て、ケガしたことを謝ってくれた。しかしこれは彼の責任ではないのだ。非常に珍しいケガの仕方で、我々はこのような例を見たことがない。彼にとっても我々にとっても不運としか言いようがない。しかし、いつまでも悲しんでいるわけにはいかない」とシャーマンHC。

このケガを受けて、さっそく月曜日にもDTダン・ウィルキンソンをグリーンベイに招くことになった。30歳のウィルキンソンは、高額サラリーカットを拒否して7月29日にレッドスキンズを解雇。それ以来、ライオンズ、ペイトリオッツが興味を示していると言われ、またレッドスキンズも「安いサラリーなら再び契約してもいい」という姿勢らしい。先週はライオンズを訪問したが、$1ミリオン弱のオファーを蹴ったという噂もある。パッカーズが獲得競争に参入することは、ウィルキンソン本人にとっては望ましい状況かもしれないが、パッカーズにとっての問題はやはり金額ということになるだろう。

現在の控えノーズタックル陣は、惨憺たる状況だ。ロッド・ウォーカーはオフに右肩の大きな手術を行っており、キャンプではほんの少ししか練習に参加できていない。スティーブ・ウォーレンはようやく腰が治って復帰したが、サイズもパワーも足りず、ノーズタックル向きではない。5巡指名ルーキーのジェームズ・リーはキャンプ初日にヒップを痛め、それ以来休んでいる。キャンプ開幕週に好評だったターデル・サンズは足首の捻挫から復帰できず。いま使える選手と言えば、新加入のスティーヴ・マーティンだけ。悪い選手ではないが、スターターの器ではない。

カテゴリ : Player