グリーンベイ・パッカーズ ニュース

2003年7月 4日

ロースター展望 WR編

ロースター枠は5人または6人。テリー・グレンを一年限りで放出したのは、若いファーガソンとウォーカーが2番手争いをしつつ成長すると期待したから。キャンプでは2番手争い、5番手争い、パントリターナー争いなど見所が多い。6人目がロースター入りするためには、正パントリターナーとなることが必要だろう。リターナー候補を大量に召し抱えているため、WRが総勢11人もいる。その半数が開幕までに脱落する計算になる。

ドナルド・ドライバー

去年の今頃は3番手・4番手あたりだった彼も、今ではQBファーヴの信頼厚いエースWRに。常に明るく勤勉な態度は、若いWR陣の良きお手本となっている。昨季終盤に大型契約を結んだが、これまでのミニキャンプではさすがNo.1というプレー内容で、(フリーマンの時のような)慢心を心配する必要はなさそうだ。相棒がファーガソンならドライバーはフランカーに、相棒がウォーカーならスプリットエンドに入る予定。

ロバート・ファーガソン

勝負の3年目。一年目は明らかに準備不足で、出番もほとんどなかったから、今年が実質2年目のようなものか。パスキャッチが上手く、ガタイを活かしたランアフターキャッチに優れている。ウォーカーとの2番手争いを一歩リードしているが、ヤマ場はこれから。サイズやスピードだけなら、ドライバーよりも彼ら2人の方が上なのだから、期待は大きい。

ジャヴォン・ウォーカー

昨年のドラフト1巡指名。190cmのサイズに4.3秒台のスピードを誇る。昨季は最後のファルコンズ戦で5回104ydsの活躍で、そのポテンシャルの高さを見せた。時おりイージーな落球があり、ルート取りもまだ少し不安定。そのあたりの不安を払拭し、QBファーヴの信頼を勝ち取ることがブレークへの条件だろう。

カーステン・ベイリー

99年シーホークスのドラフト3巡指名。現時点では4番手。コーチたちの信頼は厚いようだが、記者たちの評価はさほどでもない。彼の4番手の座を脅かすような選手が出てきてほしいところ。

カール・フォード

今年のドラフト7巡。ドライバーが入団した時と、サイズがほぼ同じ。ということはまだひょろひょろで、かなりのバルクアップが必要だ。ミニキャンプでの評価はなかなか良く、5番手争いを少しリードしているかもしれない。リターナーが出来ればよいのだが、これはまだ未知数。

デヴィン・ルイス

ルイジアナ州のディヴィジョンI-AA校、サザン大出身。昨季はプラクティス・スクワッド。荒削りだがサイズがあり、首脳陣の期待は大きいらしい。しかし、昨年からいたくせにプレーブックが十分消化できておらず、その点でルーキーにも劣るというのは一体どういうことなのか。こんなことで5番手争いができるのか。

デアンドリュー・ルービン

今年のドラフト7巡。リターン・スペシャリストで、カレッジでのリターナー実績は彼が一番。WRとしての評価はイマイチで、やはり開幕ロースター入りするには正リターナーとなるしかなさそう。ライバル多し。

アントニオ・チャットマン

アリーナ・リーグで大活躍した小柄なリターン・スペシャリスト。6月のミニキャンプではリターナー候補の中で最も評判が良かった。

ガリ・スコット

2000年のイーグルスの4巡指名。これまでいくつものケガに悩まされてきたが、この6月5日にもヒザの関節鏡手術を受けた。彼もリターナー候補だが、キャンプまでにケガが治るかどうか。

ブライアン・マクドナルド

NFLヨーロッパで活躍したリターン・スペシャリスト。 6月半ばに契約したばかり。

トラヴィス・ウィリアムズ

海軍出身の変り種。長身の白人WR。NFLヨーロッパに派遣したが、むこうでケガをしてしまい、ほとんどプレーできなかったようだ。

カテゴリ : Player