グリーンベイ・パッカーズ ニュース

2003年7月 3日

ルーキー・シンポジウム

今年で7回目となるNFLルーキー・シンポジウムが、フロリダ州パームビーチで開催されている。262人のドラフト指名選手全員がホテルに缶詰にされ、4日間にわたってみっちりと講義を受けるのだ。朝8時に始まり、終わるのは夜の10時。就寝点呼は夜12時半。許可なくホテルの敷地から出ることは許されず、セミナーに携帯電話を持ち込むのも禁止。優れたフットボール選手というだけでなく、彼らをまっとうな人間に育てるため、リーグ側はこのシンポジウムに$50万ドルもかけているのだ。

テーマは多岐にわたるが、やはり私生活における落とし穴に関することが多い。緊張状態でいかに冷静さを保つか。ドラッグ。エイズ予防。セーフ・セックス。長年のガールフレンドと別れるには。その女性が内縁関係での婚姻だったと主張し、財産の半分を要求されたら。急にリッチになったことにどう対処するか。親族からの金銭面の頼みごとをどうするか・・・。どのようなシチュエーションでどのような危険が待ち構えているかを、寸劇なども使って説明する。

各分野の専門家だけでなく、現役NFL選手や元選手、コーチたちが講師になる。今回招かれたのは、ダン・リーヴスHC、RBエミット・スミス、QBペイトン・マニング、DEマーセラス・ワイリー、CBトロイ・ヴィンセント、QBランディ・モスなどなど。さらに面白いのは、つい昨年ルーキーだったRBクリントン・ポーティス、WRアントワン・ランドル=エル、SSコイ・ワイアー、LBスコット・フジタたちまでも講師役になることだ。成功した超一流選手ばかりでなく、つい最近の生々しい経験を話してくれる若手選手の言うことならば、ルーキーたちはなおさら真剣に聞くことだろう。

カテゴリ : Draft, NFL