グリーンベイ・パッカーズ ニュース

2003年7月 5日

ロースター展望 TE編

ロースター枠は3人。フランクスは立派なプロボウラーに成長したが、問題は2番手TE。フランクスのスピード不足を補う意味でも、3年目のマーティンにかかる期待は大きい。ベテランのタイロン・デイヴィスはいつも体重オーバーで評判が悪いが、FAでテコ入れする余裕がチームにあるかどうか。

ババ・フランクス

1年目こそ不本意な成績だったが、2年目・3年目と着実に進歩してきた。パスキャッチはもともと非常に上手い。ブロック力も向上し、アサインメントミスもほとんど見られなくなった。「真のプロフェッショナル」とTEコーチは称賛する。今年も敵陣ゴール前では、QBファーヴのメインターゲットになるだろう。

デヴィッド・マーティン

一昨年のドラフト6巡。フィールドをストレッチするスピードを持っている。WRからの転向組のためブロック力はまだ心もとないが、パスキャッチは上手い。問題は、なんといっても精神面。今年はここまでしっかりやっているようなので、前向きな気持ちでフットボールに集中し続ければ、出番は増えるだろう。今年のパッカーズオフェンスがダブルTE隊形をどのくらい使うかは、彼の出来にかかっている。

タイロン・デイヴィス

プロ8年目の31歳。毎年体重オーバーで顰蹙を買うが、不思議と解雇されない。「なにかシャーマンHCの弱みでも握ってるのではないか」という冗談があるほどだ。まあ確かに、太くてもスピードはあり、ウェストコースト経験は十分。いまのところ3番手は安泰だが、ファンの多くは別のFA選手の獲得を望んでいる。それよりも、これほど自己管理できない選手がカットされないようでは、チームのモラルに悪影響を及ぼさないか心配だ。

ジョーイ・ナップ

テキサス大エルパソ校出身。昨年の春にドラフト外でテキサンズに入団するが開幕ロースターには残れず。今年もロースター入りは難しそう。

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