グリーンベイ・パッカーズ ニュース

2002年12月17日

ディフェンス陣の健闘

「試合が終わって、このようにしてフィールドを去るのは最高の気分だ。勝敗は僕らディフェンスにかかっていた。僕が言いたいのは、いつもオフェンスだけで勝てるってわけじゃない。今回はディフェンスで勝てることを示した試合だった」とSマット・ボウエン。「最後のドライブは、'98シーズンのプレーオフを思い出したよ。QBヤングはもういないけど、ガルシアはとても良いQBだ。時間が残り少なくなって、残り3秒、ヤングは真ん中のWRオーウェンスに逆転TDパスを決めた」とDEホリデイは回顧する。

残り26秒、GB陣11ヤード地点での4thダウン7。4年前のプレーオフを思い出したのはもちろんホリデイだけではない。4年前のフリッツ・シューマーDCはパスラッシュを3人だけにして、あとをパスカバーに回したが、今回のドナテルDCは4人でのラッシュを選択。SシャーパーとCBウィリアムズがオーウェンスをカバーした。DEバジャ=ビアミラがFBビーズリーを押し込み、そのプレッシャーを背後に感じたQBガルシアは、しかたなく近くのTEジョンソンにパスを投げるが、失敗し、勝利はパッカーズの手に。「オーウェンスに投げようとするのはわかっていた。今回も最後のドライブだったし、あの時とよく似ていたよね。あの時も、オーウェンスをシャットダウンして勝利を手にしてフィールドを去るつもりだったんだ」とSシャーパー。今回はその通りの結果になった。

このプレーに限らず、この試合のパッカーズ守備陣はよく守った。悪天候のせいでCB陣が攻められることはほとんどなかったが、その分働いたのが、LB陣。49ers得意のショートパスをその度にタックル一発で倒し、ランアフターキャッチをほとんど許さなかったのが、相手パス攻撃をわずか156ydsに封じ込めた原因。最悪のプレーはもちろんWRオーウェンスの45ydsTDパスキャッチだが、これはCBマッケンジーのミスというよりも、内側からダブルカバーすべきセーフティがいなかった(シャーパーの指示でアンダーソンがTEについた)ため、外側を守ったマッケンジーだけではどうしようもなかった、ということらしい。それ以外のプレーでは、最長のパスが16ydsであり、パス守備は堅実だった。

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