グリーンベイ・パッカーズ ニュース

2002年6月27日

ルーキー紹介 その6 OT/OG マイク・ホウトン

ドラフト6巡200位,サンディエゴ州立大,196cm,143kg

経歴

生まれてからずっとサンディエゴで育つ。高校時代は円盤投げでも活躍。"ウォーク・イン"(奨学金なし)でサンディエゴ州立大へ進み、1年後にようやく奨学金を得る。このころ、練習では現パッカーズのDEバジャ=ビアミラを相手に毎日鍛えられる。2年時からはスターターになり、左タックルと右タックル。3年時はセンターと右タックル。4年時は主に右ガードをプレー。

セールスポイント

5つのポジション全てをこなしたヴァーサティリティがなんといってもセールスポイント。毎年違うポジションをプレーできたこと自体、器用さや適応力、学習能力の高さを示しているとも言える。もちろん複数のポジションをこなせれば、NFLで生きていく上で非常に有利なのは間違いない。重心が低く、手の使い方が非常に素早い。横への動きも良い。

弱点?

悪く言えば器用貧乏か。ただし、それは一つのポジションに固定せず、いくつものポジションをやらされたことが、成長を妨げた面もあるのかもしれない。

指名のいきさつ

全くの無名選手で、スカウティング・コンバインにも招待されず、ドラフト前の各種資料でも全く触れられていない。本人もドラフトされるとは思わず、FAルーキーとしてプロ入りするつもりだった。パッカーズ首脳は同大学の別のOT(ドラフト2巡でテキサンズに指名されたChester Pitts)のビデオをチェックしている際に彼を発見したらしい。ベクトルOLコーチは、同大学のOLコーチから何度も何度もホウトンを強力に推薦され、渋々ビデオテープを見たら、彼の能力に惚れ込んだ、とのこと。「今年のドラフト指名選手の中では間違いなく最もヴァーサタイルな選手だ」とベクトルOLコーチ。

メンタル面

ハードワーカー。精神的にはタフ。情報が少ないため、よくわからない。

DEバジャ=ビアミラを相手に

「高校を出てすぐ、DEバジャ=ビアミラのような素早い相手と練習しなきゃならないっていうのは、ものすごく厳しい試練だった。でも僕はいつか彼をやっつけようとあきらめずに頑張ったよ」とホウトン。そのバジャ=ビアミラは2年先にNFL入りし、昨年は13.5サックの大ブレークで話題の人になった。「彼はNFLですでに成功を収めている。彼とまた会えて一緒にプレーできるというのは素晴らしいことだと思う」

パッカーズにとって

本人が言うには、「1年しかやっていないけど、ガードが一番向いていると思う。でもチームからやれと言われればどこだって喜んでやるよ」とのこと。しかしとりあえず、チーム事情から、手薄な左タックルと左ガードの控えとして試してみることになっている。これまでのミニキャンプではフルコンタクトではなかったため、まだ彼の能力はわからない。7月のトレーニングキャンプが本番。昨年までのバリー・ストークスのようにLT/LGの控えを兼ねてくれれば理想的だが、1年目からそこまで望むのは無理かもしれない。

カテゴリ : Draft, Player