グリーンベイ・パッカーズ ニュース
2002年1月15日
「今は、これまでで最高のフットボールが出来ているような気がする」とQBブレット・ファーヴ。シャーマンHCもファーヴの活躍を「これほどのゲームが出来るクォーターバックは他にいないだろう。彼は完璧にゲームをコントロールしていた」と称えている。しかし前半は1stダウンがなかなか取れず、パスはわずか43ydsに抑えられた上にインターセプトも喫した。
しかし後半のファーヴは素晴らしく、終わってみれば22/29の269yds。後半のパスオフェンスの爆発にはレシーバー陣の活躍が大きく貢献している。RBグリーンとWRシュレーダーがキャッチミスをしたものの、今季最高の出来だったレイヴンズ戦に次ぐ活躍をレシーバー陣は見せてくれた。WRフリーマンはレシーバー陣を代表して「上を目指すなら、我々みんながいいプレーをしなきゃいけない。今日はそれが出来た」と誇らしげに語る。「ドライバーのジャンピングキャッチは、信じ難いプレーだよ。ブラッドフォードもロングパスを競り勝った。彼らのビッグプレーがなかったらゲームは別の方へ転がってたかもしれない。
- 第3Qのブラッドフォードの51ydsパスレセプションは、彼自身にとっても久々のビッグプレー。1on1でカバーしていたCBウェブスターに競り勝って、CBの頭越しにキャッチ。ウェブスターはかなりひどいヒザの痛みと闘いながらのプレーだった。
- その直後のTEフランクスへのTDパスは、本来ならコーナーへ走るはずのプレーコールだったが、相手セーフティの動きを見てフランクスはミドルへ走った。「ようやく彼はここまで来たか、という感じだよ。まだいろいろとミスはあるけど、これは去年なら出来なかったプレーだ」とQBファーヴも満足げ。
- WRドライバーは2回26ydsだったが、どちらも値千金と言えるプレー。第4Q残り11分、自陣26での3rdダウン8、元走り高跳び選手らしいジャンピングキャッチは、勝ち越しのFGに結びついた。そして残り2分15秒、敵陣21での3rdダウン6、QBファーヴが時間を稼ぐあいだにゾーンのすき間に入り込んで12ydsのパスレセプション。次のプレーでRBグリーンがダメ押しのタッチダウン。
- WRフリーマンは、第1Qの先制タッチダウンと、第4Q残り3分21秒の37ydsパスキャッチ。ランアフターキャッチでロングゲインする途中に、ボールを高く掲げるセレブレーションをしてしまったのはちょっとまずかった。「あれはちょっと言い訳できないミスだ。『ここで1stダウンを取れば逃げ切れる』と思っていたもんだから。ボーンヘッドだ。もっとチームメイトのことを考えなきゃ。ファンブルしてたらえらいことになってた」と素早く反省。
- 対照的なのは49ersのエースWRオーウェンス。相変わらず「何故もっとボールをくれないのか」とプレーコールに不満をぶちまけている。全てのパスが自分のところに来るまで、彼の不満は尽きることがなさそうだ。