控えQBのスコット・トルジーンがパッカーズとの契約延長に合意した。$1.35ミリオンの1年契約で、昨年の$64万5千ドル(4年目選手の最低額)からほぼ倍増となる。おなじくQBマット・フリンもフリーエージェントとなるが、Journal Sentinel紙によるとパッカーズはフリンとは再契約せず、トルジーンに2番手を任せると決めたようだ。3番手はドラフト下位またはドラフト外のルーキーでまかなうことになる。
スコット・トルジーン Scott Tolzien はシカゴ近郊ローリング・メドウズ出身の27歳。ベアーズファン一家の中で彼ひとりパッカーズファンとして育った。ウィスコンシン大では2年間スターターを務め、最終年のパス成功率74.3%は同大記録。2011年ドラフト外でチャージャーズに入団、開幕前に解雇されて49ersで3番手QBとなった。2013年夏に解雇されてパッカーズのプラクティス・スクワッドに移り、ロジャース戦線離脱とともにロースター昇格。不振のセネカ・ウォレスに代わって2試合に先発した。ヤーデージは稼ぐがTD/INT比率が悪く(レーティングは66.8)、未勝利のままマット・フリンと交代となった。
昨年プレシーズンではレーティング112.0の活躍を見せたものの、おしくも2番手QBの座は奪えなかった。ポケットでの落ち着きとダウンフィールドに積極的に投げ込める肩があり、研究熱心さも大変なもの。ルーキー年に49ersへ移ったときには選手ラウンジで数週間寝泊まりして勉強に没頭した、という逸話もある。