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Notebook: STコーチの解任はあるか
グリーンベイ・パッカーズ ニュース
2015年1月24日
マッカーシーHCは水曜にシーズン総括会見を行う予定だったが、弟のジョーが急逝したため、会見を中止して家族とともに故郷ピッツバーグに帰っている。月曜に葬儀とのことなので、グリーンベイに戻って会見を行うのはそれ以後になるはず。
- マイク・マッカーシーHCの弟ジョー(47歳)はジムでラケットボールをしていた時に突然倒れ、そのまま亡くなったのだという。5人きょうだいの中でも彼ら2人はとくに親しく、スポーツで競い合ったり、父(元警官)の経営するバーでともにバイトをした間柄。弁護士事務所を経営し、過去にはペンシルヴェニア州司法長官補佐を務めたこともある。
- シーズン後半からプレーオフにかけてのスペシャルチーム不振は目に余るものがあり、ショーン・スローカムSTコーチを解任すべしという声が地元メディアに増えている。とくに具体的な解任の噂があるわけではない。後任候補が日を追って少なくなってきていることからすると、ロン・ズックの内部昇格が有力ではないか。
- ダラス・モーニングニュース紙のリック・ゴセリン記者による毎年恒例スペシャルチームランキング(22のカテゴリーを総合したもの)では、パッカーズが堂々の最下位に。スローカムが2009年にSTコーチに就任して以来、パッカーズは31位、29位、13位、12位、19位、そして今年が32位だった。
- アレックス・ヴァンペルトQBコーチへのラムズからの面談要請(OC候補として)をパッカーズは拒否。その他にもベアーズおよびジャガーズからの要請を断っていたらしい。将来のOC候補として囲い込んでおきたいという意図か。
- 正式発表はまだだが、アシスタントOLコーチのスティーヴ・マーシャルがジェッツに移る模様だ。昨年5月にパッカーズに加わった58歳のベテラン。
- Press-Gazette紙は、今回の敗戦につながった16の惜しいプレーを列挙している。どれか1つでもこちらに転がっていれば。
- 第1QにエンドゾーンへのパスをCBシャーマンにインターセプトされたプレーで、QBアーロン・ロジャースはDEマイケル・ベネットがオフサイド(写真)だと確信していたという(そのためフリープレーのつもりでリスクのあるパスを投げた)。 「コーリー(Cリンズリー)はあれを見て早くスナップしたし、僕はフリープレーだと思った。フィルムを見ればすごくあきらかだと思う」
- LBクレイ・マシューズは、Sクリントン=ディクスのINTリターン中にQBウィルソンをブラインドサイドから違法ヒットしたとして$22050ドルの罰金処分に。
- 今季パッカーズ選手のプレー上の罰金処分(服装規定違反を除く)は6回と見られている(正式に発表されないので確実ではない)。第2週NYJ戦でTEクウォレスが乱闘($8268)、第11週PHI戦でCトレッターがレッグ・ウィップ($16537)、第15週BUF戦でILBバーリントンがホースカラータックル($16557)、第17週DET戦でILBバーリントンがラフィングザパサー($16557)、プレーオフDAL戦でRGラングがアンスポーツマンライクコンダクト($8268)、そして今回のLBマシューズ。
- アリゾナ州グレンデールの空軍基地でプロボウルの練習に参加するパッカーズ選手たちの写真集。QBロジャースがケガのため辞退、WRコブとCBシールズが繰り上がったため、今年は6選手が参加している。マイクを着けて練習したLBマシューズのビデオはこちら。
- 来季を目指すチームにとって今週重要なのはシニア・ボウル。大学4年の有力選手たちによるオールスターゲームの練習を間近で観察するため、各球団の人事部門がアラバマ州モビールに集結している。重要なのはハイレベル同士の練習を観察することと個別面談。土曜の試合は帰ってからテレビで観るのが一般的だ。
- 2015年NFLドラフトへのアーリー・エントリーが先日締め切られ、今年はアンダークラスメン74人がドラフトへエントリーすることになった。高校を出て3年経てばエントリー資格が得られ、エントリーしたら再び大学でプレーすることはできない。
- アーリー・エントリー数はこれまで右肩上がりで伸び、昨年は過去最高の98人がエントリーしたが、今年は2009年以来初めて前年を下回った。早くプロ入りする最大のメリットは、早くFAになれること。21歳でプロ入りして25歳で初FAとなり、30歳になる前にふたたびFA(あるいは大型契約延長)になれれば、生涯獲得賃金が大きく違ってくるためだ。しかし昨年は98人のうち36人(過去最多)がドラフト指名されず、見込み違いが目立った。今年はそのせいで慎重な選手が増えたのか。