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Packers - Buccaneers Notebook
グリーンベイ・パッカーズ ニュース
2014年12月23日
- マイク・マッカーシーHC。 「ここ7戦のうち6戦を勝つことができた。よいフットボールができているからだと思う。悪かった点は明日修正し、デトロイト戦の準備を始める。チームの現状に満足しているし、我々は非常によいチームだと自信を持っている」
- WRランドール・コブ。 「勝つ道を見つけることができた。けっきょくのところ大事なのはそこだ。今日はディフェンスがよいプレーをしてくれて、サックを山ほど決めてボールを奪い返してくれた。僕らオフェンスはボールをうまく進めることができたけど、思ったほどエンドゾーンに持ち込めなかった。今後も得点を増やし、ディフェンスの負担を減らしたい」
- DEマイク・ダニエルズ。 「僕の目に見えるのはデトロイトだけ。大事なのはそれだけだ。彼らを迎え撃たなきゃいけない」
- ライオンズとの最終週対決についてRTブライアン・ブラガ。 「もうバイウィークあたりから、こういうことになりそうな感じだったよね。こういう展開を狙ってNFLは最後に同地区対戦を組んでいるんだろうし、ファンも最後にこうして決着をつけることを望んでる。エキサイティングなことになるだろう」
- ケガについてQBアーロン・ロジャース。 「ここ数日は風邪がひどかった。今日はふくらはぎを痛めてしまい、低いパスが多かったのはそのせいだ。来週は大丈夫。100%の保証をするには早すぎるけど、よほどのことがないかぎり僕の出場を止めることはできない」
- QBロジャースのふくらはぎ負傷についてマッカーシーHC。 「彼は退きたがらなかった。本当に、本当に気合のこもったパフォーマンスだったよ。あのケガで一番影響を受けたのは私だったかもしれない。いくつかのプレーコールにおいてね」
- QBロジャースはキャリア5回目のシーズン4000ydsを達成。ブレット・ファーヴと並んで球団史上最多タイ。
- 第2Qには何度かピストル・フォーメーション(QBの位置が浅いショットガンのようなもので、RBはQBの後ろにセット。つまりショットガンとIフォーメーションを合わせたような形)を使った。パッカーズでは初めてではないか。意図はよくわからないが、ふくらはぎを痛めたQBロジャースのドロップバックの負担を減らすためか。
- WRランドール・コブは、131ydsレセプションのうちランアフターキャッチが78ydsを占めている。 「ゾーンの穴を見つけ、1on1のマッチアップ相手を破ること。僕ら2人はそれぞれ違ったエリアでプレーを成功させている。試合序盤に大きなプレーが出ると、雪だるま効果みたいになる。自分のところにアーロンが投げ続けてくれる」
- 第3Q末からのシリーズではWRコブがバックフィールドに入った。今回はラッシング機会がなかったものの、パスキャッチはあった。LBやSとマッチアップさせてミスマッチを狙うもの。
- WRジョーディ・ネルソンは9回ターゲットになってすべてキャッチ。そのうちすくなくとも4回は高すぎたり低すぎたり、非常に難しいボールだった。ロングTDパスを落球した先週の汚名を返上した。 「今じゃ誰でもジョーディについて同じ見方をしてると思う。とんでもない大物レシーバーだ。白い稲妻さ」とLTバクティアリ。
- ベアーズ時代からの宿敵といえるラヴィー・スミスHCのディフェンスについてWRネルソン。 「僕らはラヴィーを相手にした経験が豊富だ。彼のディフェンスを攻略するには時間がかかるし、タフな試合になると覚悟していた。(両セーフティが深いので)忍耐強く、相手の許してくれるもの(ショートパスを捕ってすぐ倒される)を着実に手に入れていくしかないんだ」
- WRネルソンは初の1400yds突破。WRコブも初の1200yds突破。WR2人でシーズン179キャッチ、2640ydsは球団新記録。これまでの記録は2004年のジャヴォン・ウォーカー&ドナルド・ドライバーの計173回2590ydsだった。
- WRコンビがともに80キャッチを超えるのも、おなじく2004年のウォーカー&ドライバー以来10年ぶり2回目。
- ビッグプレーがホームゲームに集中しているWRネルソンだが、キャッチ回数はアウェーが多い。「アウェーでの58キャッチ」は球団新記録だ。これまでの記録はWRロバート・ブルックス(1995年)の56回。
- RBエディー・レイシーは2年連続の1000ydsラッシングを達成。プロ入りから2年連続はジョン・ブロキントン以来、球団史上2人目の快挙。
- バイウィークからの7試合でRBレイシーはラッシング115回611yds、平均5.3ydsを稼いでいる。なお、彼のラッシングが90yds台で止まるのは今季3試合目。昨季も2回あった。
- RBレイシーが44ydsTDランを決めたプレーでは、QBロジャースが直前にRBレイシーのサイドを左(ショットガン)に変更している。
- 第3Q半ば、敵陣ゴール前01ydsでの3rdダウンには、ダブルFBの1人としてDEダニエルズを投入した。その後ろにセットしたFBクーンのランだったがTDならず。DEダニエルズのオフェンス起用は開幕週以来2回目。
- ここ3試合で許したサックは3回だけ。 「シーズン序盤と比べて一番よくなったのはオフェンシブラインのプレーだ。彼らは欠場することなく安定したプレーを続けている。第3週からずっとメンバーがずっと変わらない継続性もあるし、死にもの狂いでブロックしてくれている。今日もプロテクションは素晴らしかった。彼らが僕に時間を稼いでくれた」とQBロジャース。
- Cコーリー・リンズリーは珍しく苦戦し、ProFootballFocus評価(後述)はチーム最低点。 「今日の僕らはちょっとしたスランプだった。このスピード・バンプ(減速帯)にぶつかったおかげで、かえってチームはよくなるはずだ」
- 気温25℃での試合についてRTブライアン・ブラガ。 「寒冷地から来た僕らにとって、-7℃から25℃に上がる中でプレーするのはタフだ。最後まで厳しい試合だったし、容易じゃなかった」
- ディフェンスは相手10シリーズのうちパント8回(うち3&アウトが6回)、FGが1回、インターセプトが1回。 「今日はディフェンスに尽きる。素晴らしい、これまでで最高のパフォーマンスの1つだった」とマッカーシーHC。
- トータルディフェンス109ydsは、2006年第16週MIN戦(9-7で勝利)で記録した104yds以来の好成績。2試合連続でTDを許さなかったのは2009年以来5年ぶり。
- LB陣の出場スナップ(全49)配分は、マシューズ(45)、OLBニール(35)、ILBバーリントン(32)、OLBペッパーズ(31)、ILBジョーンズ(22)、OLBペリー(15)、ILBホーク(12)、OLBエリオット(8)。
- パッカーズディフェンスは35試合連続でサックを決め、球団史上最長記録に。現在続いているものとしてはNFL最長。
- LBクレイ・マシューズは2年ぶりの二けたサックに到達。今季前半8試合で2.5サック、その後ILBを兼任するようになって7試合で7.5サックを挙げている。 「パスラッシャーとして楽しめる試合だった。相手を3&アウトで止められるのはね。僕だけじゃない、ペッパーズも2回あったし、ニールも決めたし、チーム全体で量産できた。とくにフロント7として、こういうのが理想的だ」
- OLBジュリアス・ペッパーズは第10週CHI戦以来5試合にわたってサックがなかった。そろそろガス欠なのか衰えなのかと心配する声が増えてきた矢先の2サックとなった。
- パスラッシュについてCBトラモン・ウィリアムズ。 「じっさい今日は15サックぐらい決めてる気がしたよ。そのぐらいプレッシャーかけてた感じだ。僕らは目で見られないから、ああして感じられるのはいいことだ」
- DEマイク・ダニエルズ。 「史上最高クラスの2人がいるんだから、こうなるのも時間の問題だったよ。彼らとプレーできるのは素晴らしい名誉だ」
- DEデイトン・ジョーンズはキャリア初のインターセプトにくわえ、終盤にはサックも記録。サックを逃すことの多い彼はDEダニエルズに "The King of Missed Sacks" とニックネームを付けられていたが、第4週以来久しぶりのサックを決めることができた。 「ようやく日照りが終わったよ」
- 今季パッカーズは11人もの選手がINTを決めたことになる。
- 平均1.1ydsとシャットアウトしたラン守備についてDEジョシュ・ボイド。 「相手はラン主体で来るとわかっていた。こちらのプランが完璧にうまくいったよ。今日の僕らはほんとうによくやった」
- おなじくNTルトロイ・ガイオン。 「今日の僕らは相手のオフェンシブラインを圧倒できたと思う。相手はあまり必死で戦っているようには感じられなかった。ただ仕事をしているだけという感じ」
- 8試合終了時点でNFL最下位だったラン守備が、今や21位まで浮上してきた。1回平均4.2ydsは16位タイ。
- バイウィーク後のディフェンス向上についてCBトラモン・ウィリアムズ。 「プレーオフでも十分やれるはずだ。今年はシーズンを通してアジャストメントを続けてきた。その成果がこの6、7戦に表れていると思う。ランを止められるようにならなければ、と僕らは思っていたし、だからいろいろアジャストしたんだ。もちろんまだ慣れていない選手もいるし、今後も向上を続けるしかない」
- 先日キャプテンに選ばれたSモーガン・バーネットが、それにふさわしい活躍を見せた。タックル10回(チーム最多)、ロスタックル1回、サック0.5回、QBヒット1回、パスディフェンド1回で、Journal Sentinel紙も彼を Player of the Game に選んでいる。 「他の10人も必死でプレーしているし、彼らを失望させたくないという気持ち。チームメイトからキャプテンに選ばれたのは本当に名誉なことだし、僕は一生大事にしていくだろう。仲間に感謝している」
- Sバーネットの活躍についてCBトラモン・ウィリアムズ。 「僕らがキャプテンに選んだのは理由あってのことだ。彼はこのディフェンスのクォーターバックだ。それを今日示していたよ」 「セーフティがボックスに上がっても、そうそうロスタックルを決められるものじゃない。彼が手がかりを見つけて飛び込んで行けるのは、周到な準備があってこそだ。人より多くフィルムを見たり、キーをしっかりと読んで反応したりして、彼はいいところにいてくれた。すごく大きかったよ」
- ProFootballFocusのバッカニアーズ戦レビューから。
- オフェンス選手の総計は+13.2、ディフェンス選手の総計は+15.1。
- オフェンスでよかった選手は、RGラング(4.8)、WRネルソン(3.5)、LTバクティアリ(2.3)、WRコブ(2.0)、RBレイシー(1.6)、FBクーン(1.)、QBロジャース(1.5)、TEクウォレス(1.5)、RTブラガ(1.3)、LGシットン(1.3)。
- オフェンスで悪かった選手は、Cリンズリー(-3.4)、WRアダムズ(-1.6)、RBスタークス(-1.5)、OTトレッター(-1.4)。
- ディフェンスでよかった選手は、Sバーネット(5.7)、LBマシューズ(3.4)、OLBペッパーズ(1.5)、OLBニール(1.2)、Sクリントン=ディクス(1.2)、CBシールズ(1.0)。
- ディフェンスで悪かった選手はなし。最低点がOLBエリオット(8スナップだけ)の-0.6点だった。
- Sバーネットの+5.7点はキャリアベスト。
- CBシールズの+1.0点は、第6週MIA戦で膝蓋腱を痛めて以降ではベスト。
- 土曜夜にはホテルで選手だけのミーティングを行い、先日選ばれたキャプテン6人が前に立ってチームに話をしたらしい。 「なにも特別な話をしたわけじゃない。ただ、目の前にあるチャンスの大きさをしっかり認識するよう徹底しただけだ。経験のある選手もいるし、経験したが勝ち切れなかった選手もいるし、優勝を経験した選手もいるし、まったく経験のない選手もいる。仲間に自分たちの経験を伝え、ここまで来るのがいかに難しいか、勝つことがいかに難しいかを伝えようとした」とWRネルソン。
- 選手だけのミーティングはNFLでは滅多にあるものではなく、不振や不祥事など混乱から抜け出すために最後の手段として行うものだ。プレーオフを目前にした10勝チームが行うのは珍しく、それだけ今年の優勝を真剣に狙っている表れと言える。
- マイク・マッカーシーHCはプレーオフを含めて通算99勝となり、ヴィンス・ロンバルディを抜いて球団史上単独2位に。
- マッカーシーHCはシーズン11勝以上がこれで5回目となり、球団史上最多に。ヴィンス・ロンバルディ(ただし当時は14試合制)とマイク・ホルムグレンがそれぞれ4回ずつだった。
- シーズン最終週のプレーオフ見通し(引き分け条件は割愛)
- NFCはプレーオフ6枠のうち5チームまで埋まり、残るはNFC南地区。パンサーズとファルコンズの直接対決で勝った方が第4シードとなる。
- パッカーズはライオンズに勝てば地区優勝&第2シード以上が確定する。
- パッカーズが第1シードになるのは、ライオンズに勝って、シーホークスがラムズに敗れた場合のみ。
- パッカーズは敗れると第6シードとなり、プレーオフ初戦は@DALとなる。それを勝つと第1シードとの対戦。
- 最終週DET戦は東部時間午後4時25分(日本時間6時25分)へと変更になった。注目度の高い試合なので、試合の多い午後1時枠から夕方に変える方がFOXの視聴率のためになる。