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Packers - Vikings Notebook
グリーンベイ・パッカーズ ニュース
2014年11月26日
- マイク・マッカーシーHC。 「地区ライバル相手に、非常によい勝利だった。4クォーターを戦い抜いて勝利をつかむことができた。11月らしい勝利だ。今の時期はこうして接戦を勝たなければならない。(楽勝が続いていたが)我々は毎週勝ち方を学ばなければならない。同じ試合は1つとしてないのだから」
- ラン攻撃の成功にマッカーシーHC。 「準備段階から、RBエディー・レイシーがこの試合の焦点だった。最後のランオフェンスが試合の分かれ目になった。あれこそ4ミニッツ・オフェンスのあるべき姿だ」
- ベンガルズ時代のマイク・ジマー(当時DC)にQBアーロン・ロジャースは2敗している。 「マイク・ジマーのチームとやるのは、普通とは違う。彼のゲームプランは素晴らしかった。彼らにとっては、ボールコントロールしてこちらのポゼッション数を制限するのが重要だった。タックリングもカバレッジもすごくよかった。彼らを称賛しないわけにはいかない」
- RTブライアン・ブラガ。 「過去2週は大勝することができたけど、今日のような試合を勝つことは、チームの人間性をテストする上でも重要なことだと思う。オフェンシブラインとしてもそうだった。終盤にこうしてランで勝つことができるのは大事だ。相手は最高の力を出してきて、オフェンス、ディフェンス、スペシャルチームとも非常によい内容だった。そういう試合を頑張り抜いて勝てたのは素晴らしいよ」
- DEマイク・ダニエルズ。 「最後までハラハラする試合だった。自分たちの力を過大評価してた選手がいたとしたら、これで現実に引き戻されただろう。どんな試合でも、負かされてしまう可能性はある。だからこそ僕らは進歩を続けて、これほどの接戦にならないようにしないと」
- RBエディー・レイシーは体調を崩していて(胃腸風邪)試合後のインタビューを受けなかった。先週まで、1試合最多キャリーは第4週CHI戦の17回だったが、今回は25回に及んだ。 「まったくタフな野郎だよ。体調がよくないのは知ってたし、顔を見れば体調不良はあきらかだった。ほんとうにタフだ」とジョシュ・シットン。
- 最後のシリーズのランプレー成功にラインマンたちは胸を張っている。 「僕らはこれで給料をもらってるんだ。大きな誇りを持っている。球場にいる全員が 『ランで来る』 とわかっているときにランを出せることをね」とRGラング。
- おなじくLGジョシュ・シットン。 「いちばん嬉しかったのは最後のシリーズ? まったくそのとおり。ああいうシチュエーションのために僕らはいるんだ。ここを決めなきゃいけない、と互いに声をかけ合って臨んだよ。2つ1stダウンが必要だとわかっていた。それが実現できていい気分だ」
- 残り2分31秒で相手タイムアウト1回、3rdダウン2。サイドラインそばでマッカーシーHCはQBロジャースと話し合った。 「2つのプレーを話し合ったんだ。1つはランでもう1つはパス。しかし今回アーロンが選んだのはランの方だった。いつもとは逆なのが可笑しかったよ。しかしあの状況ではあれが正しかった」とマッカーシーHCは振り返る。ショットガンからのドロープレーで相手はランだけに絞り切れず、インサイドのブロックが見事に決まった。
- Press-Gazette紙のゲームレビューは、最終シリーズでの新人Cコーリー・リンズリーの活躍を称賛している。5プレーのうち4プレーはDTリンヴァル・ジョセフとのマッチアップ。相手は20ポンド重く、今春$31.5ミリオンでFA移籍した選手だ。試合全体では勝ったり負けたりだったが、最後のシリーズではDTジョセフを毎回2yds以上押し込んで完勝を収めた。
- RG T.J.ラングは足首を悪化させながらも、すぐに復帰して最後まで頑張り通した。ソックスを脱いでテーピングを巻き直したのではなく、シューズの上から黒いテープを巻いての復帰だった。 「もともとソックス下にかなり厚く巻いていて、また痛めたとき、さらに巻かなきゃいけないとわかっていた。ふくれ上がってしまうから、ソックス下のテープを巻き直すことはしたくなかったんだ」
- ヴァイキングスが両エースWR封じに注力してきたことについてQBロジャース。 「今季ウチはジョーディとランドールにボールを渡すことで一番成功し、すごいスタッツも残している。だから相手はセーフティ2人を深く下げ、そこを止めにきた。それにときどき"スパイ"を置いて、僕をポケットに留めるようにしていた」
- 好調なパスプロテクションについてQBロジャース。 「被サックは3rdダウン27の1回だけ。彼らは必死で取り組んでくれているし、このようなプレーを続けてくれれば、ウチを倒すのは難しいだろう」
- TEリチャード・ロジャースの初TDパスキャッチ(ビデオ)は記録上わずか1ydなのに、QBロジャースからのパスは実距離で39.4ydsも飛んだという(ESPNによる推定)。 「ボールが落ちてくるまで、まるで永遠のように長く思えたよ。とにかくワイドオープンで、誰も僕をカバーしていなかった。だからそこに立って手を振っていただけ」
- TEロジャースへのTDパスについてQBロジャース。 「バックサイドがあんなにオープンになる感触はなかったので、ランフェイクのあとは(右に流れながら)プレーを長引かせた。プライマリー・ターゲットのTEクウォレスはインサイドにひっかかって、こちらは手詰まりになった。でもヒットされる直前、視界の隅にリチャードが見えたので、なんとか力を出してあそこへ届かせようと投げたんだ。ちょっとフリースタイルなやり方だった」
- WRジョーディ・ネルソンはCBゼイヴィア・ローズ(昨年1巡指名)とのマッチアップにかぎれば6回ターゲットで2回成功、18ydsと抑え込まれた。
- 第4Qに24-13とリードしながら、3点差に追い上げられて冷や汗をかくことになった。 「このところいいディフェンスができていただけに、今回はディフェンスで試合を決めてしまいたかった。そこはさらなる向上が必要だ。来週対戦する相手には、もっと効果的な仕事をしなければ勝てない」とドム・ケイパースDC。
- ショートパスの連続で時間をかけさせたことはそれなりに価値があった、とCBトラモン・ウィリアムズ。 「終盤までもつれた状況では、一番やっちゃいけないのはイージーに得点を許すことだ。相手に手間をかけさせること。その間にも時計は動いているからね。(4thダウンを止めて)フィールドから出たいけど、それはできなかった。それでも時間をかけさせることはできた。相手はいいプレーをいくつか決め、コールもよかった」
- QBブリッジウォーターのコントロールが乱れたため、Sハイドの他にもインターセプトのチャンスが何度もあった。 「テイクアウェイが奪えたはずのプレーがあと3回か4回あった。過去数週間できていたようなプレーがね。ああしたチャンスを成功させたい」とドム・ケイパースDC。
- 1巡指名QBテディ・ブリッジウォーターについてDEダニエルズ。 「彼は力があるよ。落ち着きがある。ヒットされても、目の前に迫られてもパスを通している。(よいQBになるための)要素を持っている」
- OLBペリー欠場によりOLBマイク・ニールは55スナップに出場し、ロスタックル1回、QBヒット1回。しかし、アウトサイドで強固なエッジを作るOLBペリーとちがって、RBを外に逃がしてしまうランプレーが目立った。さらに最終シリーズでは、3rdダウン4でのオフサイド、TDパス時のラフィングザパサー(キックオフ時に適用)と手痛い反則を犯している。ProFootballFocus(後述)もディフェンス中の最低点をつけている。
- ランディフェンスにおいてOLBニック・ペリー(肩)の存在がいかに大きいか、今回の欠場で彼の存在の大きさが浮き彫りになった。月曜の会見でマッカーシーHCは、「復帰は近い」と述べている。
- LBクレイ・マシューズ(鼠蹊部)によると、出場スナップ数を制限するのは当初からのプランだったとのこと。しかし体調がよかったため、終盤はフル出場。鼠蹊部を悪化させることなく試合を終えることができた。 「いい感じだよ。100%に近づいている。ご覧のとおり試合序盤は慎重にスナップ数をモニターする必要があった。でも試合が進むうちによい感じになった。次の試合には100%に戻るはず」
- マイカ・ハイドは先発セーフティの座をSクリントン=ディクスに譲ったあとも、ニッケルバックとしてCBヘイワードよりも出番が多い。PHI戦(全79スナップ)ではハイド61/ヘイワード26、MIN戦(全69スナップ)ではハイド51/ヘイワード23だった。
- いっぽうCBデヴォン・ハウスの出番は今季最少の1スナップ。
- 6巡指名CBディミトリ・グッドソンはCBブッシュの代役スペシャルチーマーとして今季2回目の出場。パントキャッチ・インターフェアの反則はあったものの、「非常によい仕事をした」とショーン・スローカムSTコーチは評価している。「たしかにあの反則のプレーでは攻撃的すぎたが、パントがよくなかったのも事実だ。キックオフではタックルを2つ決め、とても高く評価できるプレー内容だった」
- ProFootballFocusのヴァイキングス戦レビューから。
- オフェンスでよかった選手は、RBレイシー(6.0)、RGラング(1.8)、TEロジャース(1.7)。
- オフェンスで悪かった選手は、。LTバクティアリ(-4.2)、RBスタークス(-1.6)、WRアダムズ(-1.5)。
- ディフェンスでよかった選手は、DEボイド(1.6)、DEダニエルズ(1.2)。
- ディフェンスで悪かった選手は、OLBニール(-2.6)、ILBホーク(-3.7)。ディフェンス総計では+0.4だった。
- RBレイシーは今季トータル+14.0で全RB中3位に。ラン(2.5)にかぎれば15位でしかないが、レシービング(7.0)は1位、ブロッキング(4.5)は2位。
- CBシールズはヒザ負傷から復帰後の3試合で -2.8、-0.7、-0.6 と苦戦が続いている。負傷前は6試合合計で+6.1だった。
- マイク・マッカーシーHCはレギュラーシーズン90勝となり、ヴィンス・ロンバルディを抜いて球団史上2位に。なお1位は初代カーリー・ランボー(39年間)の209勝。
- パッカーズはヴァイキングスを過去5年間で3回目のスイープ。マッカーシーHCはヴァイキングス戦の通算が14勝4敗1分け。彼が2006年に就任した時点でヴァイキングスとの通算対戦成績は44勝45敗1分けと負け越していたが、いまは58勝49敗2分けと大きく勝ち越している。
- 最初の2シリーズとも無得点に終わったのは第3週DET戦以来8試合ぶり。
- ミネソタで32年ぶりの屋外スタジアムについてマッカーシーHC。 「素晴らしいスタジアムだ。我々としては屋外でプレーしたい。ミネソタもそうすべきだと思うし、私としてはそう提案したいね。新スタジアムでは屋根を取りやめてお金を節約したらいい」
- 今週もプラクティス・スクワッドの入れ替え。先週加入したばかりのOGリーショウ・ジョンソンを解雇し、OTジャスティン・レンフローと契約した。マイアミ大でDTをプレーしていたドラフト外ルーキーで、8月下旬にカーディナルスを解雇。FXFLのフロリダ・ブラックティップスと契約したときにOTに転向したばかり。今年戦力になるような選手ではなさそう。