過去の記事 |
2014年 >
11月 >
Packers - Eagles Notebook
グリーンベイ・パッカーズ ニュース
2014年11月18日
- マイク・マッカーシーHC。 「プレーオフに進むには、ホームで勝ち、ロードで5割かそれ以上勝つこと。我々には素晴らしいホームフィールド・アドバンテージがある。おそらくフットボール界最高だろう。ここは特別な場所だ。この気候条件は我々のものだ。我々はここで暮らし、ここで練習している。今日は観衆も素晴らしく、勝利の一因になってくれたと思う。しかし我々は今後も進歩を続けなければならない。今はいい勝ち方ができているし、こうした点差は気分がいいものだ。ただ、向上しなければならない部分も多く残っている」
- ホームで大勝が続いていることについてOLBジュリアス・ペッパーズ。 「スペシャルなことだよ。自分のチームがこんなことをするのは初めてだし、目撃すること自体も初めてだ」
- QBアーロン・ロジャース。 「相手が未勝利のチームだろうと無敗のチームだろうと、このリーグで1つ勝つことは大変なことだ。それでも、地区首位にいるトップクラスのチームに今日こうして勝てたのは、自分たちの現状を測るうえで重要だった。負けの込んでいる相手には圧勝してきたからね。自分たちが優秀なチームであり、ここランボーフィールドで倒すのは大変なチームであることを、自分たちやファンに思い出させる必要があった」
- QBロジャース。 「僕らはよいプレーができている。今の時期としては望ましい連戦ができている。まだ先は長いけど、こうして上位争いに加わることができたのは大きい。ホームでプレーオフを迎えることができれば、気候をこちらの味方につけることができる。このチームはそうしたコンディションで良い仕事をしているから、プレーオフをホームで戦わなきゃいけない。そのためにもまず地区優勝することだ」
- RG T.J.ラング。 「勝ち越しているチーム相手に勝てていない、ということを世間でずいぶん言われてた。それだけに、7勝2敗だったチーム、NFC最高のチームの1つに30点以上差をつけた勝てたことが、たぶん一番良かったことだと思う」 「オフェンスに関しては、やることなすこと全てうまくいっている感じ」
- 好調の続くQBロジャースについて、称賛の言葉が尽きてきたマッカーシーHC。 「率直に言って、アーロンを称賛する新しい方法を私は考え出さないと。彼はきわめて高いレベルでプレーしている」
- パッカーズ好調の理由についてTEアンドリュー・クウォレス。 「A-Rodだ。12番のプレーぶりはとんでもないよ。僕らはただ彼の援護を務めているだけ」
- QBロジャースは今季5回のホームゲームでパス96/144(66.7%)、18TD、0INTのレーティング138.1。
- 「ホームで322試投連続でインターセプトなし」はトム・ブレイディの288回を抜いてNFL新記録に。
- ホームでインターセプトなく29連続タッチダウンもNFL史上最多。
- 前回ホームでインターセプトを投げたのは2年ちかく前のこと。2012年第13週MIN戦だった。
- はやくも「3TD以上、0INTゲーム」が今季7回目。NFL最多はシーズン8試合(ペイトン・マニングとトム・ブレイディ)。
- QBロジャースが終盤にサイドラインに退くのはこれで4試合連続。セインツ戦は大敗のためだが、他の3試合は大勝を収めている。
- WRジョーディ・ネルソンは今季7勝のうち5試合で序盤にビッグプレーを成功させ、オフェンスに勢いをつけている。 「リーグ最高のレシーバーの1人に、リーグ最高のQBの1人が投げるんだ。できるだけ多く投げたいよね。もし相手がそこを封じにくれば、他のところが自然と空いてチャンスができる。ウチは破壊力あるオフェンスで、武器はジョーディだけじゃない。だからアーロンが好きなように投げることができるんだ」とFBクーン。
- WRネルソンについてCリンズリー。 「ジョーディは見た目よりずっと速いよ。4.2秒台の連中に走り勝つのをずっと見てきた。なのに決してそうは見えない」
- WRネルソンはレシービング通算5588ydsとなり、WRビリー・ホウトンを抜いて球団史上9位に。(リスト)
- WRランドール・コブはスロットからのショートパス中心だが、キャッチ10回のうち9回が1stダウンに。ランアフターキャッチでタックラーをかわす動きに磨きがかかってきた。
- WRネルソンとWRコブのコンビが計200ydsを超えるのは通算9試合目となり、球団新記録に。WRジェームズ・ロフトンとTEポール・コフマンのコンビ(1980-84)が8回、WRドナルド・ドライバーとWRグレッグ・ジェニングスのコンビがおなじく8回記録している。
- RBエディー・レイシーのレシービングは今季322ydsとなり、すでに昨季の257ydsを超えた。1回平均も昨季の7.3ydsから11.9ydsへと伸びている。 「彼はみずからランディ・モスのあだ名を名乗っているし、練習でも来たパスはすべて捕っている。すごくデカくて倒すのが難しい。しっかり地面に踏ん張って倒れずに進み続ける。ウチの大きな武器だよ」とQBロジャース。
- ショットガンスナップのミスについてCコーリー・リンズリー。 「センターにとって最悪の悪夢は、スナップした瞬間に観衆が大騒ぎになることだ。何が起きたのかそれで正確にわかってしまうから。次のプレーではミスしないよう注意し、ブルラッシュに少し押し込まれてしまった。そうした経験から学んでいくしかない。次のプレーに影響しないようにしないと」
- 今季平均33.0得点はNFL1位に。伸び悩んでいたトータルオフェンスも9位に浮上(369.5yds)。
- 過去4試合で、パッカーズは21回の前半ポゼッションのうち18回得点。うち14回がタッチダウン。パントはわずか2回。
- ハイテンポなイーグルスオフェンスへのディフェンスについてマッカーシーHC。 「こちらは非常によく対応したと思う。コミュニケーションはシームレスだった」
- ディフェンスについてOLBジュリアス・ペッパーズ。 「これがウチのスタンダードだ。誰が相手でも高いレベルでプレーしなきゃいけない。相手がいいオフェンスでも悪いオフェンスでも関係ない。序盤からよいインパクトを与えたい」
- 以前から望んでいたこととはいえ、34歳になって初めて3-4ディフェンスのOLBをこれだけうまくやれると思っていたかとの質問に、しばらく考えてからOLBペッパーズ。 「他人は、できないと思っていただろう。自分ではまだやれるとわかっていた。ただフィールドに出て実証するだけ。自分の考えていたことや言葉をね。実際にそれができてとてもいい気分だよ」 「今日みたいなビッグプレーをすることを、以前から思い描いていた。こういうディフェンスでなら、自分はこんなプレーができるはずだと」
- ディフェンスは昨季後半に大スランプに陥り、「モメンタムを変えるプレーをあと1つ、誰かがしなければ」というのが合言葉のようになったが、けっきょくそうした選手は現れなかった。そこで獲ったのがベテランのOLBペッパーズ。まさしく期待した通りのビッグプレーメーカーになってくれている。 「神からの贈り物だよ。頭がよく、才能に恵まれ、素晴らしいプレーヤーだ。あのインターセプトが物語っているよ」とOLBニール。
- OLBペッパーズは今季2回目のINTリターンTD。通算100サック、4INTリターンTDはNFL史上初。前回彼がシーズンに2TDを挙げたのは、24歳だった2004年シーズンのこと。
- インターセプトについて、「どうしてQBに僕が見えなかったか、よくわからない」とOLBペッパーズ。ランボーリープは前回の「ぶら下がり型」よりマシになったが、踏切りが遠すぎてうまくフェンス上に腰かけることができなかった(写真)。 「前回の失敗を取り戻すチャンスができた。改善されたよ。まだ最後のところが不安定だけど、前回よりマシになった」
- 序盤のサックについてNTルトロイ・ガイオン。 「サンチェスのようなQBには、サックが必要だ。試合の早い時期にね。慌てさせてリズムを崩すのが大事だ」
- Journal Sentinel紙は珍しく Play of the Game 図解でディフェンスを選び、第2Q序盤のLBマシューズののサックを取り上げている。GB陣05ヤード地点での大事な3rdダウン2、イーグルスは左に2WR、右インラインに2TEを置く隊形。パッカーズはニッケル隊形で、OLBニールとLBマシューズを外にセットさせて5メン・フロントの形(今回多かった)。左へのランフェイクからQBが右へブーツレグしてTEに投げるはずが、大外をループしてきたLBマシューズの真正面に。17点リードの場面でここを3失点に留めたことで大勝への流れができた。
- LBクレイ・マシューズは通算54.5サックとなり、DEアーロン・キャンプマンを抜いて球団史上4位に。(リスト)
- ディフェンスが相手QBをレーティング85.0以下に抑えるのは、今季10試合のうち8回目。できなかったのは開幕週SEA戦と第8週NO戦。
- 後半最初の相手ポゼッションで、ディフェンスは今季わずか1回しか失点していない。前半の猛攻ばかり目立つシーズンだが、後半最初に追い上げの芽を摘んだことも大勝につながっている。
- 昨年の対戦で1回平均6.2ydsも走られたRBルショーン・マッコイを3.8ydsに抑えられたのが勝因の1つ。また、パッカーズはRB/PRダレン・スプロールズ(元セインツ)も非常に警戒していたが、オフェンスとパントリターン合わせてわずか50ydsに抑えることができた。
- 今季初のリターンTDを決めたSマイカ・ハイド。縦に上がってタックラーをかわし、右斜めに最高のレーンを見つけ、最後はサイドライン際でパンターに走り勝った。40yds走4.56秒というのがドラフト時の懸念だった。 「僕は 『アイオワから来た脚の遅いヤツ』 だからね。あのスプリント勝負で、ほとんど気を失いそうだった。ランボーリープがまずかったのはそのせいだよ。しかも体中にビールをかけられて、その後は酔っぱらったみたいになった」
- 今季はパントリターナー2人を併用してきたが、今回Sハイドを使ったことについてマッカーシーHC。 「火曜のゲームプラン・ミーティングでのことだ。相手ユニットやこちらのコールを考慮して、今回は彼のスタイルが合っていると我々は考えた。彼はキャッチして縦に抜けてフィニッシュまで持っていった。素晴らしいリターンだった。彼のまっすぐ縦に行くスタイルが今日はぴったりハマった」
- NFL入りから2年連続でパントリターンTDを挙げたのは、デヴィン・ヘスターに続いてNFL史上2人目の快挙。
- Kメイソン・クロスビーはPATをこれまで1回しか失敗したことがなかったが、この試合だけで2回失敗。最初はPマステイのホールドミスで蹴れず、2回目はブロックされた。ホールドミスの分は、蹴るところまで行っていないので記録上はPAT失敗にならないようだ。
- Kクロスビー。 「僕のキックが低かったのか、よくわからない。もしそうだったのなら修正しないと。相手はずっとハードにラッシュしてきていた。毎回違ったルートでラッシュし、突破力があった。さいわいオフェンスのおかげで敗因にならなくてすんだよ」
- Journal Sentinel紙によると、第9週までのスペシャルチームランキングでイーグルスは1位、パッカーズは9位だったとのこと。こちらはいくつもミスがあったが、イーグルスのビッグリターン(今季パントリターン2TD/キックオフリターン1TD)を封じた点は評価できる。
- スペシャルチームのミスについて、リーダー格のCBジャレット・ブッシュ。 「力を合わせて問題を解決しなきゃいけない。僕らはトップ10、あるいはトップ5のスペシャルチームになれる力がある。でもけっきょくのところ、もっと集中して最後まで仕事を仕上げなきゃいけない」
- ProFootballFocusのイーグルス戦レビューから。
- オフェンスでよかった選手は、QBロジャース(4.7)、RBレイシー(2.6)、WRコブ(2.4)、RTブラガ(1.8)。
- オフェンスで悪かった選手は、TEクウォレス(-1.7)、LGシットン(-1.5)、TEロジャース(-1.0)。
- 意外なことに、ディフェンスでよかった選手(+1.0以上)は1人もいなかった。+1.0点未満は、Sハイド(0.9)、CBヘイワード(0.6)、NTガイオン(0.5)など。
- ディフェンスで悪かった選手は、OLBペリー(-1.6)、OLBニール(-1.5)、Sバーネット(-1.2)、CBシールズ(-1.2)、LBマシューズ(-1.1)、ILBホーク(-1.1)、DEボイド(-1.0)。
- QBロジャースは今季トータル+27.8となり、全QB中トップに。(2位はロスリスバーガーの+22.6)
- LGシットンの大きなマイナス評価はこの2年間でわずか3回目。パスプロは+1.2だったが、ランブロッキングが-2.8の不振だった。(昨季開幕週SF戦の-3.8以来、キャリア2番目に悪い数字)
- ディフェンス選手にマイナス評価が多いとはいえ、最低がわずか-1.6というのは珍しい。
- さまざまな記録について。
- 2試合連続50得点以上は球団史上初。
- ホーム6試合連続で30得点以上は球団新記録。
- ホーム4試合連続で前半28得点以上はNFL新記録。
- 今季ホーム5試合で大量219得点。すでに、2013年(203)、2008年(218)、2006年(114)のホームゲーム8試合分を上回っている。
- 今季5回のホームゲームにて、試合前半の得失点はなんと128-9。
- 過去4回のホームゲームにて、第1Qの得失点はなんと115-3。