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Packers 53 - 20 Eagles
グリーンベイ・パッカーズ ニュース
2014年11月17日
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1Q |
2Q |
3Q |
4Q |
Total |
Eagles (7-3) |
0 |
6 |
7 |
7 |
20 |
Packers (7-3) |
17 |
13 |
9 |
14 |
53 |
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ランボーフィールドの気温は-2℃。試合序盤は小雪が舞っていた。パッカーズは序盤からイーグルスディフェンスを攻めたて前半だけで30得点。先週と同じように、はやばやと試合を決めてしまった。オフェンスは4TD、ディフェンスは2TD、スペシャルチームでも1TD。ライオンズが敗れたことで、地区首位タイとなった。
試合は序盤からパッカーズオフェンスがパス主体に攻め、前半4シリーズすべてで得点。SハイドのパントリターンTDも飛び出した。ディフェンスはラン・パスとも安定し、わずか6失点でハーフタイムへ。後半にはディフェンスがファンブルリカバー、OLBペッパーズのINTリターンTD、CBウィリアムズのインターセプト、CBヘイワードのファンブルリカバーTDとターンオーバーを量産してダメ押しのダメ押し。終盤はQBフリンなど控え組の出番となった。
◆ ◆ ◆
2試合連続50得点以上は球団史上初。RBエディー・レイシーはランとパスの両方でタッチダウン。OLBジュリアス・ペッパーズは今季2回目のINTリターンTD。Sマイカ・ハイドのパントリターンTDは今季初、キャリア2回目。
さいわい大きなケガ人はなかった模様。
第1Q
- GB陣15 : WRネルソンとWRコブへのショートパスで1stダウン。WRネルソンへ64ydsパスが通って一気にゴール前09へ。連続パス失敗のあと、WRネルソンへのTDパスはわずかに足が残らず。27ydsFGで先制。
- PHI陣26 : WRクーパーへの11ydsパス、RBマッコイの3ydsラン、WRマクリンへの20ydsパスでGB陣へ。4ydsラン、サック(NTガイオン)で3rdダウン13、パス失敗でパント。
- GB陣12 : RBレイシーのランが2回止まって3rdダウン9、WRコブへの22ydsパスで1stダウン。RBレイシーの3ydsラン、TEクウォレスへの11ydsパスでハーフラインへ。スナップミスをファンブルして14ydsロス。3rdダウン18からTEクウォレスへ24ydsパスが通ってFG圏内へ。連続パス失敗で3rdダウン10、TEロジャースへ19ydsパスが通り、さらにRBレイシーの10ydsランでゴール前06へ。最後はWRアダムズに6ydsTDパス成功。
- PHI陣30 : RBマッコイのランが2回止まって3rdダウン6、サック(OLBニール)が決まってパント。
- Sハイドがパントリターンタッチダウン。
- PHI陣41 : RBマッコイの5ydsラン、WRマシューズへの5ydsパスで1stダウン。2ydsラン、RBスプロールズへのスクリーンパス16ydsでFG圏内へ。RBマッコイへ18ydsパスが通って第2Qへ。
第2Q
- RBスプロールズへのスクリーンパス7ydsで3rdダウン2、サック(LBマシューズ)が決まってTDならず。33ydsFG成功。
- GB陣20 : RBレイシーの6ydsラン、WRコブへの14ydsパスで1stダウン。WRコブへの22ydsパス、11ydsパスでFG圏内へ。WRネルソンに27ydsTDパス成功。
- PHI陣20 : RBマッコイのラン2回で1stダウン。WRマクリンへのクイックパス4yds、RBスプロールズの13ydsランでさらに1stダウン。ラン2回で3rdダウン6、WRマシューズへのロングパスは通らず。パント。
- GB陣20 : RBレイシーへのスクリーンパス6yds、サック&ファンブルもTEロジャースがリカバー。3rdダウン7、WRコブへの13ydsパスで1stダウン。QBスクランブル16ydsでPHI陣へ。WRコブへの11ydsパスでさらに1stダウン。RBレイシーへの8ydsパス、ノーゲインで3rdダウン2、WRネルソンに10ydsパス成功。エンドゾーンへのパスがPHIインターフェアでゴール前02へ。最後はRBレイシーが2ydsTDラン。PATはPマステイのホールドミスで失敗。
- PHI陣20 : 2ミニッツ明け。TEアーツへの12ydsパス、フォルススタート、スナップミスをQBリカバー、RBスプロールズの8ydsランで3rdダウン12(GBタイムアウト#2)、TEアーツへの15ydsパスで1stダウン。WRマシューズへ40ydsパスが通ってレッドゾーンへ。しかし3連続パス失敗で、33ydsFG成功。ぴったりハーフタイムへ。
第3Q
- PHI陣20 : WRマクリンへの7ydsパス、RBマッコイのノーゲインで3rdダウン3、WRマクリンへの26ydsパスが通ってGB陣へ。WRクーパーへの5ydsパスのあと、RBマッコイのファンブルをOLBペリーがリカバー。
- GB陣45 : WRネルソンへのロングボム失敗、インテンショナルグラウンディングで3rdダウン22、パス失敗で3&アウト。(初パント)
- PHI陣33 : 連続パス失敗で3rdダウン10、TEアーツへのパスは通らず、3&アウト。
- GB陣37 : QBスクランブル16ydsでPHI陣へ。3rdダウン7、WRアダムズへの7ydsパスでさらに1stダウン。WRコブへの20ydsパスでレッドゾーンへ。RBスタークスの-2ydsロス、4ydsランで3rdダウン8、WRコブへのTDパスは通らず。33ydsFG成功で3点追加。
- PHI陣26 : TEセレックへの11ydsパス、RBマッコイのラン3回で1stダウン。2ndダウン10、OLBペッパーズがインターセプト、52ydsリターンしてタッチダウン。(PATはブロックで失敗)
- PHI陣20 : WRマクリンへの7ydsパス、RBマッコイの13ydsラン、WRクーパーへの14ydsパスでGB陣へ。4rdダウン4、TEアーツへの22ydsパスが通ってギャンブル成功。3rdダウン2から、WRマシューズへのクイックパスが10ydsTDに。
- GB陣20 : RBレイシーのラン2回で1stダウン。さらに37ydsランでPHI陣へ。
第4Q
- 3rdダウン10、RBレイシーへのチェックダウンが32ydsのタッチダウンに。
- PHI陣20 : 3rdダウン4から、CBトラモン・ウィリアムズがインターセプト。
- PHI陣36 : RBスタークスのラン2回で3rdダウン6、WRネルソン落球。50ydsFGは右に逸れて失敗。
- PHI陣40 : WRマシューズへの16ydsパスでGB陣へ。RBマッコイの6ydsランのあと、スナップミスをCBヘイワードが拾い、そのまま49yds走ってタッチダウン。
- PHI陣20 : 3rdダウン12から、WRマシューズへの36ydsパスが通ってGB陣へ。4thダウン3からWRマクリンへの6ydsパスが通ってギャンブル成功。WRクーパーへの8ydsパスのあと、WRマクリンへ20ydsTDパス成功。
- GB陣22 : QBマット・フリン登場。ラン2回とWRコブへの12ydsパスで1stダウン。GB反則2回とRBスタークスのノーゲインで3rdダウン35、RBスタークスへのスクリーンパス14ydsどまり。パントブロックされてGB陣04に。
- GB陣04 : ランが2回止まって2ミニッツ。WRスミス落球で4thダウン5、RBポークのランが止まってギャンブル失敗。
- ニーダウン3回で試合終了。
Final Team Statistics |
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Packers |
Eagles |
Points |
53 |
20 |
Total Yards |
475yds |
429yds |
First Downs |
25回(ラン6・パス18・反則1) |
22回(ラン5・パス17・反則0) |
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Rushing |
110yds(25回・平均4.4) |
109yds(31回・平均3.5) |
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Passing |
367yds(24/38・3TD・0INT) |
346yds(26/44・2TD・2INT) |
Sacked |
1回2yds |
3回26yds |
Passer Rating |
121.3 |
80.3 |
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3rd Down Efficiency |
8/14 (57%) |
5/15 (33%) |
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Turnovers |
0回 (INT0/FUM0) |
4回 (INT2/FUM2) |
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Field Position |
自陣26yds |
自陣32yds |
Punt |
1回40.0yds(ネット17.0yds) |
4回39.8yds(ネット16.0yds) |
Kickoff Return |
3回平均14.0yds |
4回平均22.3yds |
Punt Return |
1回75.0yds |
1回6.0yds |
Field Goals |
2/3 |
2/2 |
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Penalty |
4回52yds |
6回53yds |
Time of Possession |
32分42秒 |
27分18秒 |
3rdダウン成功率はパッカーズが8/14の57%と非常によく、大量点の大きな要因となった。イーグルスは5/15の33%。
オフェンスの犯したターンオーバーはゼロ。
ディフェンスの奪ったターンオーバーは4回。
- 後半最初のシリーズ、QBサンチェスからRBマッコイへのハンドオフでファンブル、OLBペリーがリカバー。非常にラッキーだった。
- 第3Q半ば、TEセレックへのパスをOLBペッパーズがインターセプト、そのまま52ydsリターンしてタッチダウン(ビデオ)。ドロップバックした彼がQBに見えていなかったか。リターン最後の15ydsほどはWRマシューズに絡まれたが、巧みにスティッフアームしてエンドゾーンへ。
- 第4Q、WRマクリンへのパスをCBトラモン・ウィリアムズがインターセプト。ブリッツに焦ったQBサンチェスの無理投げだった。
- 第4Q、ショットガンスナップが高く逸れてQBサンチェスが捕れず、転がったところをCBヘイワードが拾って49ydsのタッチダウン。(ビデオ)
先発QBアーロン・ロジャースは22/36、341yds、3TD、0INTでレーティング120.3。
- ラッシュの認識、パスのコントロール、ポケットでの動き、スクランブルの判断とすべて申し分なし。きわどいボールをWRネルソンやWRコブが確保していたら400ydsを超えていたかも。
- 3回32yds走ったスクランブルを見ても、3週前のハムストリング負傷はもう影響していないようだ。
- 第2シリーズのTDドライブは3rdダウンロングを3回成功させ、これでオフェンスが波に乗った。3rdダウン9でTEクウォレスに11ydsパス、3rdダウン18でTEクウォレスに24ydsパス、3rdダウン10でTEロジャースに19ydsパス。
- QBロジャースのハイライトビデオ。
- 第4Q半ばからQBマット・フリン登場。2回投げて2回成功、26yds。
チームラッシングは25回110yds(平均4.4)、1TD。
- ニーダウンとQBスクランブルを除くと、19回81yds(平均4.3)。
- 先発RBエディー・レイシーは10回69yds(平均6.9)。第2Qの1ydTDラン(ビデオ)は超ヘビー・パッケージから、ブロッカー陣の働きが見事だった。第3Q末の37ydsランは今季最長。レシービングでも、チェックダウンのショートパスから次々とタックルを破って32ydsのタッチダウンに。(ビデオ)
- RBジェームズ・スタークスは8回9ydsしか走らせてもらえなかった。レシービングは2回17yds。
- RBドゥワン・ハリスはキャリーなし。
- FBジョン・クーンは1回3yds。敵陣ゴール前では「クーン・コール」も起きたが、RBレイシーのランだった。
WR/TE陣は以下のとおり。
- WRジョーディ・ネルソンは4回109yds、1TD。第2Qの27ydsTDパス(ビデオ)はキャッチだけでなく、サイドライン際でつま先立ってパイロンの内側を走った足の動きが見事だった。今回は10回ターゲットになって4回しかキャッチできず。
- WRランドール・コブは10回129yds。連続TDは6試合で途切れたものの、ここ4試合で3回目の120yds超。
- WRダヴァンテ・アダムズは2回13yds、1TD。第1Qの6ydsTDは得意のスラント。(ビデオ)
- WRジャレット・ボイキンはキャッチなし。長いパスを惜しくもキャッチできず。
- 先発TEアンドリュー・クウォレスは2回35yds。どちらも第2シリーズの3rdダウンロングだった。
- TEリチャード・ロジャースは1回19yds。これも第2シリーズの3rdダウンロングで、価値あるプレー。
- 前日にプラクティス・スクワッドから昇格したTEジャスティン・ペリロはスペシャルチームの他、ガーベッジタイムにはオフェンスでも出場したがキャッチ機会なし。
先発OL陣はLTバクティアリ、LGシットン、Cリンズリー、RGラング、RTブラガ。
- パスプロテクションは非常に安定していて、QBロジャースがゆっくりレシーバーを探すことができた。
- 被サックは1回のみ。第2Qの被サック&ファンブルはTEロジャースがDEカリーに突破され、ヘルプすべきTEクウォレスの反応も鈍かった。ただしそのTEロジャースがボールを拾って5ydsほど戻している。
- ランブロッキングは今ひとつ。両ガードの負傷も影響しているのでは。
- 第2シリーズにはCリンズリーのショットガンスナップが高くなるミスでファンブルに。ただ、QBロジャースも捕れない高さではなかった。
- 第2Q末、RBレイシーの1ydTDランはWRなしの超ヘビーパッケージが成功。OGテイラーとCトレッターがエリジブルで左右TEの位置に入り、TEロジャースとFBクーンがフルバックに。
- 第4Q半ばにはOL3人を下げ、LTトレッター、LGゲアハート、Cリンズリー、RGテイラー、RTブラガの組み合わせ。
ディフェンスの陣容は以下のとおり。
- 今回もLBクレイ・マシューズはインサイドで先発し、パスシチュエーションではアウトサイドに。彼を大外にセットさせて5-1-5のようにするプレーも多かった。
- 第4Q途中からはDEダニエルズ、LBマシューズ、OLBペッパーズ、CBウィリアムズを休ませ、NTペネルやILBバーリントンなどがプレーしている。
パス守備はQBマーク・サンチェス(移籍後先発2試合目)を26/44(59%)、346yds、2TD、2INTのレーティング80.3。
- パスラッシュはかなりよく、サック3回にくわえQBヒット4回。サック3回は序盤に集中し、試合の流れを大きく引き寄せるプレーだった。最初の2回はパントに、3つ目は自陣ゴール前でTDを防いでFGに。
- サック3回の内訳は次のとおり。第1シリーズ、NTガイオンがRGトービンを右腕の一振りで突破してサック。第2シリーズの3rdダウン6、NASCARパッケージからOLBニールがLGマシスを突破。第2Q、QBがブーツレグしようとしたところへマシューズが外からフリーで入って簡単なサック。
- パスカバレッジはまずまずといったところ。QBサンチェスのオーバースローに救われたロングパスもあった。
ラン守備は31回109yds(平均3.5)。
- 先発RBルショーン・マッコイは23回88yds(平均3.8)。
- 先週に続いて有力RBを平均4yds未満に抑えることができた。
スペシャルチーム
- SハイドのパントリターンTDがあったものの、第2QにはPマステイのホールドミスでPAT失敗、第3QにはPATをブロックされ、第4Qには今季2回目のFG失敗、さらにパントブロックを喰らうなど、スペシャルチーム全体がスロッピーな出来だった。競った試合であれば命取りになりかねない。
- イーグルスのスペシャルチームは今季絶好調で、NFLトップクラスのユニット。パントブロックもこれが今季3回目。
- キックオフリターンはRBドゥワン・ハリスが3回平均14.0ydsと今回もパッとしない。
- パントリターンはSマイカ・ハイドが75ydsのタッチダウン(ビデオ)。まっすぐ縦に上がって最初の1人をかわし、巧みなルートを駆けあがって最後はパンターとのスプリント競走に勝った。待望の今季初TD、キャリア2回目。
- Pティム・マステイのパントは1回40yds。第4Qには今季2回目のパントブロックを喫した。突破されたのはRGの位置にいたOLBペリーか。
- Kメイソン・クロスビーはフィールドゴールを3回蹴って2回成功。27ydsと33ydsを成功し、50ydsがわずかに右に逸れた。失敗は今季2回目、ブロック以外での失敗は初めて。
- 第2Q、TD後にPマステイがホールドミスしてPAT失敗。
- カバレッジチームはまずまず。パントカバレッジは難敵RBスプロールズを1回6ydsに。キックオフカバレッジはRBポークを4回平均22.3yds。
- 2回目の相手キックオフリターンでILBバーリントンがファンブルフォースするが、惜しくもリカバーできず。
反則は4回52yds。イーグルスの反則は6回53yds。
- 第1Q : パントリターンTDを決めたSハイドがアンスポーツマンライクコンダクト。(集団セレブレーション)
- 第3Q : QBロジャースのインテンショナルグラウンディング。
- 第4Q : RGテイラーのホールディング。LTトレッターの"Leg Whip"(倒れ際に相手の脚を蹴る形になった)
ケガ人
- 第3Q、Sハハ・クリントン=ディクスが負傷退場したが、2スナップ休んだだけで復帰。腹のあたりを強打したか。
- 第4Q、Pティム・マステイがパントブロックされた際に激しく衝突。直後は足をひきずったが、大したことはなかったようだ。
- アクティブ登録から外れたのは、QBトルジーン、WRジャニス、TEボスティック(でん部)、DTロビンソン、OLBエリオット(ハムストリング)、ILBブラッドフォード、CBグッドソン。(太字はケガ人)
その他
- 土曜にパッカーズはTEジャスティン・ペリロをプラクティス・スクワッドから昇格させ、先週契約したばかりのOTジャマーン・メレディスを解雇している。TEボスティック欠場を補うための措置で、ボスティックが復帰すればまた入れ替えるかもしれない。TEペリロは背番号80番を着けている。
- 前日の雪のため、日曜昼に雪かき作業が行われた(写真)。試合当日は珍しい。おそらく公募はなかったはず。
- 今回のゲームキャプテンは、WRネルソン(オフェンス)、DEダニエルズ(ディフェンス)、Kクロスビー(スペシャルチーム)の3人。(写真)
- 試合終了後、LBクレイ・マシューズが弟ケイシーと談笑。(写真)