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Notebook: QBロジャースが週間MVPに
グリーンベイ・パッカーズ ニュース
2014年10月23日
- 水曜の練習を休んだのは、RBスタークス(足首)、DEデイトン・ジョーンズ(足首)、CBシールズ(ヒザ)、Sバーネット(ふくらはぎ)の4人。
- 上記のうち、CBシールズを除く3人についてマッカーシーHC。 「彼らはワークアウトをこなしていて、とてもよく動けている。彼らについては大きな心配はしていない。ただ復帰までのプロセスは踏まなければならないので、まだ何も明言はできない」
- CBサム・シールズ(ヒザ)の口ぶりからすると、復帰はまだ先になりそう。 「よくなってきているけど、どの程度かはわからない。まだランニングができていないから。痛みは少しずつ軽くなってきてる」
- CBデヴォン・ハウス(薬指脱臼)は練習に参加。 「ちょっと大げさに騒ぎすぎたかな、って周囲に聞いたんだ。でもそんなことないって言われた。あの痛みを知ってる連中にはわかるらしい」
- CBトラモン・ウィリアムズ(足首)が水曜から練習できているのは明るい材料。CAR戦で悪化させなかっただけでなく、回復が順調に続いている証拠だからだ。
- QBアーロン・ロジャースは第7週のNFCオフェンス最優秀選手に選ばれた。第2週NYJ戦につづいて今季2回目、通算10回目の受賞。2010年以来10回の受賞はNFL最多。
- RBエディー・レイシー(12回63yds)は最長ゲインが11ydsどまりだったものの、タックルを破った回数(2ケタらしい)がものすごかった。ProFootballFocusによると、ラン63ydsのうち34ydsは最初のコンタクト以降に走ったもの。
- RBレイシーは今季パスプロテクションが100点満点。ProFootballFocusによると、36回のパスブロック機会にサックどころかプレッシャーも一度も許していない。全RB中、アマド・ブラッドショー(IND)と彼の2人だけだ。
- 今季72回(NFL2位タイ)もターゲットになっているWRジョーディ・ネルソンについてQBロジャース。 「QBとしてはオープンなレシーバーに投げるだけ。ジョーディは他のだれよりもオープンになる回数が多い。だから他の選手よりもターゲットになっている」
- 新人TEリチャード・ロジャースはレシービングこそ1回1ydに終わったが、ランブロックとダウンフィールドブロックで好プレーがいくつもあり、「彼にとってこれまでのベストゲーム」とマッカーシーHCは評している。
- ディフェンスはようやくラン守備最下位を脱し、平均147.9ydsで31位に。パス守備6位は素晴らしい。
- パンサーズ戦で初先発のILBサム・バーリントンは29スナップに出場し、その多くは3-4のベース隊形でのもの。ニッケル隊形になるとILBジャマリ・ラティモアが出場した。
- 今季はパス守備でミスコミュニケーションが減ったのは衆目の一致するところだが、準備段階から選手・コーチ間のコミュニケーションが円滑になったこともディフェンス向上の一因だと選手たちは言う。 「フィールドでプレーするのは選手なんだから、僕らにとってやりやすくなければダメだ。今はコーチと選手とのコミュニケーションがすごくうまくいっている。僕らがフィールドで見たことを伝え、コーチたちがフィルムを見て作ったプランを僕らが信頼し、それらを全部合わせてゲームプランができるようになっている」とCBトラモン・ウィリアムズ。
- FSハハ・クリントン=ディクスについてマッカーシーHC。 「ハハは素晴らしいフットボール選手だ。彼がドラフト1巡で指名されたのももっともなことで、天性の才能を持ち、嗅覚にも優れている」
- パッカーズのパントリターン(平均9.6yds)はNFL10位につけているものの、今季ビッグリターンがない(最長は24yds)がないのが不満だとスローカムSTコーチは言う。 「いいプレーが出てはいるが、もっとできていたはずだ。そのためには、ブロッキングをもっとよくしなければ」
- 2勝4敗と苦しんでいるセインツだが、完敗は第4週DAL戦だけで、残り3敗はすべて3点差以下。またセインツはプライムタイムのホームゲームを13連勝中。しかも最近は2スコア差以上の大勝ばかり(リスト)。
- マイク・マッカーシーHCはセインツで5年間のオフェンシブ・コーディネーター経験がある。 「ニューオーリンズには素晴らしい思い出がある。あそこの人々はブルーカラーの気性があって、とても私に合っていた。個人的にもあの仕事は大きなチャンスになった。ジム・ハスレット(当時HC)が私をOCに選んでくれて、初めて自分のオフェンスをインストールする機会になった」
- 月曜には、今季のチーム写真の撮影が行われた(写真集)。昔からの慣例により背番号順。
- 第11週イーグルス戦と第13週ペイトリオッツ戦は、それぞれFOXとCBSがプロテクト。サンデーナイトゲームに変更されないことが確定した。NFLではフレックス・スケジュール制により、第5週以降はNBCサンデーナイトゲームの変更が可能となっている。しかし規定により、FOXとCBSは各週1試合ずつ自分の(魅力的な)放送カードをプロテクトでき、サンデーナイトに奪われないことになっている。
- 来年永久欠番セレモニーを予定しているブレット・ファーヴ。彼は今季中に一度ランボーフィールドに姿を見せる予定だったが、バート・スターの体調がすぐれないため計画は当面見送りとなった、と本人があきらかにした。まだ確定はしていなかったものの、本人としては11月9日のベアーズ戦でバート・スターとともに名誉キャプテンとしてフィールドに立つことを考えていたらしい。いまだ衰えぬバート・スターへの人気と敬意を、自分へのブーイング除けに使うつもりだったのだろう。
- ロン・ウルフ元GM(在籍1991-01)がビル・ポリアンとともに、NFL殿堂の最終候補(contributor部門)に選ばれた。ウルフは90年代のパッカーズ再生の立役者であるだけでなく、テッド・トンプソンをはじめ弟子たちがいくつもの球団でGMとして活躍中。パッカーズでは彼の作ったシステマティックなスカウティング手法を現在も踏襲している。これまでも予備候補となったことはあるが、最終候補はこれが初めて。 「選出は多くの人々のサポートがあってのことだと認識している。つまり、私個人よりも球団としての功績だ。私のような人間にこうしたことが起きるとは思いもしなかった。家族から離れ、暗い部屋で、1つの目標に向けて働く、そうした我々の仕事がこのように注目されるのは私にとって大きな喜びだ」
- 殿堂入り選考において、"Contributor"部門(コミッショナーやオーナーやGMなど)が独立して選ばれるのはこれが初めてのこと。選手の中に埋もれて不利にならないように、という配慮らしい。