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Day 24: プラクティス・スクワッド枠が10人に
グリーンベイ・パッカーズ ニュース
2014年8月20日
この日は2時間16分の熱のこもったフルパッド練習。明日は練習が休みだが、通常のミーティングやフィルム・スタディ、ウォークスルーなどは行われる。
- NFLと選手会が合意し、これまで8人枠だったプラクティス・スクワッド(以下PS)が、10人枠に拡大されることが正式決定した。またPS資格も大幅に緩和され、これまでより長くPSに留めることが可能になった。
- PSに入れるのは3シーズンまで、という点は変わらない。ただ、これまでは3試合PSにいれば1シーズンとカウントされていたのが、6試合に拡大された。
- また、NFL経験(他の場合とおなじく、1シーズン6試合以上出場で"1年"と認められる)が2年以内の選手も、最大2人までプラクティス・スクワッドに入れることができるようになった。これまでは、1シーズンで9試合出場したらPS資格を失っていた。
- たとえば今年のパッカーズの場合、Sクリス・バンジョー(昨季16試合出場)やOLBアンディ・ムルンバ(昨季14試合)といった選手はPS資格を失っているはずが、まだPS資格があることに。
- なお、PS選手のサラリーは週給$6300ドル。17週すべて在籍すれば$107100ドルとなる。
- 元パッカーズのSニック・コリンズが正式に引退を表明した。2011年に負った首のケガでパッカーズからは現役続行不可とされ、2012年4月に退団。その後も本人は現役続行に望みを抱いていたが、2年間待ってどこからも誘いがかからなかったため、断念して区切りをつけることにしたのだろう。
- ヒザ負傷中のドラフト外ルーキー、TEコルト・ライエラを waived/injured 扱いに。解雇の一種だが、24時間内にウェイバーで獲得する球団が現れなければ、インジャリーリザーブに入れることを本人側に通告済みらしい。Journal Sentinel紙は、フルバックに挑戦させる可能性を示唆している。
- TEライエラ。 「またフットボールできないシーズンになってしまうけど、今回はこれまでと全然違う(昨年10月に不祥事で退部)。今後もグリーンベイ・パッカーズの一員でいられるし、ポジティブな点は多い」と本人。IRに入るとチームと一緒に練習はできないが、サラリーはもらうことができ、ミーティングにも参加できる。
- オフェンス
- J.C.トレッターが新センターとして大健闘していることについてQBロジャース。 「サプライズ、といったら彼に失礼だと思う。彼は素晴らしい仕事をしてる。僕はなにも心配していないし、先発センターとしてシーズン開幕を迎えることについて何の懸念も感じない」 「ウチのオフェンスが求めることを彼はすべてこなしてきた。TJ(ラング)とジョシュ(シットン)と僕の信頼を勝ち取った。それだけでも難しいし、オフェンスにとって重要なことだ。JCのことが本当に誇らしいよ。チームとして、センターのポジションをなに1つ心配せずにいられる」
- 5巡指名のCコーリー・リンズリーが今夏初めてガードをプレー。ゲームデイにアクティブ登録される控えOLは通常2人なので、Cリンズリーがセンターとガードを兼ねる必要が出てくる。彼は大学3年でセンターにコンバートされるまで、タックルやガードをプレーしていた。
- リンズリーとおなじく、3番手センターのガース・ゲアハートも左ガードをプレーする場面あり。
- 先日ラムズ戦でファンブルロストを犯したRBドゥワン・ハリスは、この日のボールセキュリティドリルでも2回ボールを落としている。このドリルでは1回落とすだけでも赤面もので、2回となればコーチから大目玉ではないか。
- 3番手WRのジャレット・ボイキンはレッドゾーン練習でワイドオープンになりながらQBロジャースからのパスを落球。
- あるプレーで、7巡指名WRジェフ・ジャニスのルート・ランニング(アンダーニース)にQBロジャースが不満な様子を見せた。こうしたことは昨日に続いて2日連続。キャンプ前半を休んだだけに出遅れている部分はある。
- 松葉杖をついているTEブランドン・ボスティックは「下肢」のケガについて詳しいことを話してくれず、「自分で決めることじゃないけど、開幕前に復帰できれば、と願っている」とのこと。
- ディフェンス
- レッドゾーンドリルにて、NTマイク・ペネルが力強いラン守備。バックフィールドに踏み込んでRBハリスをロスタックルに。QBフリンのパスを叩き落とす好プレーも。
- ハーフライン練習にて、OLBジュリアス・ペッパーズはFBリアイナを一瞬で払いのけてRBマイケル・ヒルをロスタックルに仕留めた。直後のプレーでも控えタックルを押し込んでランプレーを台無しに。サイズと強さのあるペッパーズはラン守備でも頼りになる。昨季は代役OLBたちがアウトサイドをコンテインできず、ラン守備崩壊の一因をつくった。
- 先日3サックを挙げたOLBジェイローム・エリオットは、練習開始時にディフェンス主力組とともに練習。これまでは、スカウトチームでオフェンス主力組の相手をするため屋内練習場にいた時間帯だ。スペシャルチーム練習ではパントチームの1stチームにも加わった。新人OLBの中ではトップの存在だが、開幕ロースター入りのためにはOLBパーマーやOLBムルンバといった連中をプッシュする必要がある。
- この日はSハハ・クリントン=ディクスが1stチームでSバーネットとコンビを組む場面あり。
- スペシャルチーム
- WRジェフ・ジャニスはパントリターナーとキックオフリターナーの両方で練習。Sハイドほどではないにしても、パントのキャッチングは安定している。
- Kメイソン・クロスビーは33ydsから53ydsまで6本蹴って5本成功。44ydsを右に外した。今キャンプの通算は43/48の成功率89.6%に。
- ケガ人情報
- 初日からフル参加を続けてきたCBケイシー・ヘイワードだが、この日は途中で退いた。「ハムストリングの前歴があるので大事を取っただけ」とマッカーシーHC。
- RG T.J.ラングは肩をぶつけたため途中退場。キャンプ前半に痛めていたのと同じ箇所だとすれば、ふたたび練習量を制限するかもしれない。
- 見学組は、RBラジオン・ニール(ヒザ)、WRアブレデリス(ヒザACL断裂)、TEボスティック(右脚のどこか)、TEライエラ(ヒザ)、OTバークレー(ヒザACL断裂)、DTガイオン(ハムストリング)、ILBトーマス(ヒザ)。