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Day 23: クリントン=ディクスが2INT
グリーンベイ・パッカーズ ニュース
2014年8月19日
今夏初めて、雨のため練習が屋内練習場に移された。ノーパッドで1時間29分と軽め。メディアは開始から20分間待たされてから入場が許可されている。
チームは先週金曜朝にセント・ノーバート大学の学生寮を引き払い、今週から自宅通勤となっている。練習が続くとはいっても気分的にはこれでキャンプ打ち上げ。今後の練習スケジュールはシーズン中とほぼ同じで、公開練習はこの日を含めて5回を残すのみ。なお先日書いた通り、試合前日に通常練習を行うことが今季の特徴となっている。
- オフェンス
- この日はパスオフェンスが好調で、QBトリオが長めのパスをポンポンと通している。ただし2ミニッツドリルでは、1stチーム、2ndチームともインターセプトでドライブ終了。
- 2巡指名WRダヴァンテ・アダムズはQBロジャースからのパス(ディープ・アウト)をダイビングキャッチ。7on7ドリルでは、QBトルジーンからの長いパスもキャッチしている。
- 5番手WRを争う1人、WRマイルズ・ホワイトがCBヘイワードを抜き、QBフリンからの30yds超のロングボムをキャッチ。QBトルジーンとも同様のプレーを成功させている。
- ボスティック負傷中のタイトエンドでは、ジェイク・ストーンバーナーが2TEセットの1人として1stチームに入る場面があった。昨季半ばにプラクティス・スクワッドからロースター昇格した選手。
- ラムズ戦でLTシェロッドとRTアーロン・アダムズが大苦戦した控えタックルの問題についてマッカーシーHC。「空が落ちてくるわけじゃない(パニックに陥る必要はない)。シーズンを迎えるまであと2週ある。シェロッドはいい仕事もたくさんあった。反省すべきプレーが2つあったが、ウチとしてはよい感じで進歩していると思う」
- ProFootballFocusのラムズ戦レビューで評価が高かったオフェンス選手は、OGレーン・テイラー(2.3)、Cリンズリー(2.2)、QBロジャース(1.9)、WRネルソン(1.9)、QBトルジーン(1.5)、RBパーキンス(1.4)、LGシットン(1.3)、RGラング(1.3)、Cトレッター(1.2)、RTブラガ(1.1)、QBフリン(1.1)。
- おなじくProFootballFocusで評価が低かったのは、RTアーロン・アダムズ(-2.4)、WRマイルズ・ホワイト(-2.0)、WRジェラード・シェパード(-1.7)、LTシェロッド(-1.6)、LTバクティアリ(-1.4)、TEロジャース(-1.1)。
- ディフェンス
- ここ2試合のラン守備は1回平均3.1ヤード。DLを小型・アスレチックな方向に入れ替えたのはそれなりに成果が出ていると言えそうだ。3年ぶりにノーズタックル専任となるB.J.ラジも勘を取り戻しつつある。「少しずつ勘が戻ってきている。インサイドではすべてが一瞬のうちに起こるから、頭を上げて視線を保ち、それでいてパッドを低くしなきゃいけない。試合経験が増えるほど馴染むことができる」
- 今夏のDEデイトン・ジョーンズはとくに悪いというわけではないが、ルーキーシーズンと比べて大きな進歩を遂げたとはとても言えない。ポイントオブアタックでの強さは増しているが、突破力が期待ほどでない。この日はラインを突破してQBロジャースのパスを両手で叩き落とす好プレーあり。
- 3巡指名DTカイリー・ソーントンと4巡指名OLBカール・ブラッドフォードは、練習でも試合でも目立つ働きができていない。3rdチームにも加われないようでは、開幕ロースター入りが危ないのでは。3巡や4巡指名選手の解雇はたいへん珍しいが、本当に必要ならしなければならない。
- OLBジュリアス・ペッパーズはラムズ戦で22スナップに出場し、左右サイドはちょうど11スナップずつだった(マシューズも同じということに)。うち6回は3ポイントスタンス。
- ダイム隊形のILBはブラッド・ジョーンズが務めているが、この日はILBサム・バーリントンが入る場面も。
- 1巡指名Sハハ・クリントン=ディクスが今キャンプ初めてのインターセプト。QBレティグからWRハーパーへのパスがオーバースローになった。2ミニッツドリルでは、RBスタークスが弾いたパスをインターセプトしている。「とても順調に伸びてきている。彼は非常に安定感があり、毎日の仕事ぶりに波がない。スキームについても習熟が進んでいる」とマッカーシーHC。
- CBデヴォン・ハウスはサイズ(腕が長い)を活かせるプレスカバレッジを得意とするが、今夏は、CBに選ぶ自由があるときはオフカバレッジを増やしている。 「僕がプレータイムを増やすためにはインターセプトが必要だからね。プレスで守るとインターセプトするのは難しい。オフで守れば、QBが投げるのが見える。スラントのパスに飛び込むこともできるし、フェードでもボールの位置をつかんで捕ることができる。インターセプトを増やすためにオフを増やすつもりだ」
- ProFootballFocusのラムズ戦レビューで評価が高かったディフェンス選手は、OLBジェイローム・エリオット(3.4)、OLBペリー(2.2)、ILBジョーンズ(2.0)、DEダニエルズ(1.8)、OLBペッパーズ(1.7)、OLBムルンバ(1.2)、CBヘイワード(1.2)、OLBマシューズ(1.1)。
- おなじくProFootballFocusで評価が低かったのは、DEルーサー・ロビンソン(-2.5)、DEカーロス・グレイ(-1.8)、CBシールズ(-1.7)、CBグッドソン(-1.7)、CBジュマール・ロール(-1.2)、CBライアン・ホワイト(-1.2)、ILBコーリー・ジョーンズ(-1.1)。
- ケガ人情報
- ラムズ戦で途中退場したTEブランドン・ボスティックについて、マッカーシーHCはこの日の会見でも負傷箇所を明らかにしなかった。 「2週間ほどかかるが、手術が必要なものではない。詳しい検査の結果に、メディカルスタッフは喜んでいる」
- 見学組は、RBラジオン・ニール(ヒザ)、WRアブレデリス(ヒザACL断裂)、TEボスティック(下肢)、TEライエラ(ヒザ)、OTバークレー(ヒザACL断裂)、DTガイオン(ハムストリング)、ILBトーマス(ヒザ)。