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Notebook: 新センターはトレッターか
グリーンベイ・パッカーズ ニュース
2014年3月28日
- コルツのC/Gマイク・マグリン(29歳)が水曜にパッカーズを訪問した。ピッツバーグ大から2008年4巡指名でイーグルスに入団、ベンガルズとコルツを合わせた3球団で通算48試合の先発経験がある。うち右ガードが31試合、センターが17試合。昨年は右ガードで11試合、センターで3試合先発した。ProFootballFocusの評価は昨年が-31.3、一昨年が-23.0とひどいものだった。「ぜひうちのスターターに」と望まれるようなOLではなく、代役スターターとしてそこそこ使える控え選手、といったレベルに見える。
- Journal Sentinel紙によると、パッカーズ首脳は昨年4巡指名のJ.C.トレッターを先発センターの最有力候補と考えているようだ。マッカーシーHCは、入団直後に足首を負傷しなければ先発挑戦のチャンスがあったと示唆している。「ケガがなければCディートリック=スミスから先発の座を奪えたと思うか? それはいい質問だ。彼をドラフトできて、我々はすごく喜んだし」 「頭脳面についてはできる限りの仕事をしていて、私はとても満足している。試合経験がまったくないことを懸念するのはわかるよ。しかし彼は毎朝早くからワークアウトにやってきている。自主的にね」
- 以下は、今週前半に開催されたNFLミーティングでのマイク・マッカーシーHCの発言から。
- パッカーズのヘッドコーチとして8年目を終えたが、意欲に衰えはない。「毎朝起きてランボーフィールドに通う。グリーンベイでこれに勝るものはない。一緒に働く人々が大好きだし、働く場所が大好きだし、何よりもこの仕事を愛している。率直にいって、私は(8年目を終えて)まだハーフタイムにいる気がする」
- 「1つの職に長く留まりすぎて失敗することは常に警戒している。ただそれは、就任1年目・2年目・3年目であっても同じことだ。自分の出すメッセージが常に新鮮かつクリエイティブである必要があるし、チームの現状や目標について現実的な理解をしていなければならない。そうしたことはヘッドコーチの仕事のたいへん大きな要素だと思う」
- ドム・ケイパースDCに対して全幅の信頼を表明しつつも、今年はディフェンス再建のためにマッカーシーHCがこれまでより積極的に関わっている様子がうかがえる。
- 新加入のジュリアス・ペッパーズは”エレファント”として使う。「彼はマルチプル・ポジションのプレーヤーだ。”エレファント”とはマルチプル・ポジションのプレーヤーを指す用語だ。ジュリアスもそのグループに含まれる」 「本人の言ったとおり、彼には多彩な能力がある。彼を活かすために我々はよりフレキシブルなディフェンスにする」。3ポイント・スタンスからラッシュすることもあれば、2ポイント・スタンスからラッシュすることもあり、左右どちらから来るかもわからない。そういったフレキシブルな感じだろうか。
- 再契約したB.J.ラジはノーズタックルでプレーする機会が増える、とのこと。「彼の役割は増える、とだけ言っておこう。我々はディフェンシブ・フロントの使い方に関して機能転換するつもりでいるから」
- 「DEジョニー・ジョリー(首)の回復具合を我々は注視している」とのこと。NTライアン・ピケットについても、「(FA市場での)動きを見守っている」
- 2回目の親指骨折をしたOLBクレイ・マシューズだが術後は順調で、後遺症が残るとは考えていないとのこと。
- CBマイカ・ハイドについて。「先日も言ったが、彼はエヴリダウン・プレーヤーになる資格がある。彼に今年そうした機会を与えるのが我々コーチングスタッフの責任だ。昨季の彼はサイドラインにいる時間が長すぎた(出場は40%強)。彼には3ダウンすべて出場する機会を与える。それがコーナー、ニッケル、ダイム、セーフティのどれであってもね。ヴァーサタイルなのが彼のよさだ」
- 「QBマット・フリンとの再契約を私は望んでいる。彼については大きな尊敬と称賛を抱いている。あとは金銭面でうまくいってほしい」
- 「率直に言って、アーロン(QBロジャース)を失った経験がランニングゲーム向上に役立った。8メンフロントに対してランでボールを進めるのは、このリーグでは必要なことだ。ふだん我々がそれをする状況は限られていた。しかしすべてのダウンでそれをする経験はとても役に立った。我々はそれをさらに発展させられると思う」
- 第12週に首を負傷したRBジョナサン・フランクリンはまだ回復途上とのこと。手術は受けていないが、最近ドクターと会っていないのでリハビリの状況はわからない、としている。RBスタークスとの再契約はその影響があったのだろうか。
- ジャレット・ボイキンがジェームズ・ジョーンズから3番手WRの座を引き継ぐことについて。「ベテランの中核選手が退団すれば穴が開くのはいつものことだ。しかしそれはチャンスでもある。ボイキンを初めとした若手WRたちが穴を埋めてくれると確信している。ボイキンのことはいくら褒めても足りないほどだ。素晴らしい選手だし、常に正しいやり方で仕事をし、どんな役目を与えられても全力を出し切ってくれる」
- ブライアン・ブラガは右タックルに戻す、と明言。数週前に本人に通告したらしい。今年は契約最終年を迎えるが、右タックルは左タックルと比べてリーズナブルな金額で再契約しやすい、という面があるのも事実。