グリーンベイ・パッカーズ ニュース

2014年3月25日

補償ドラフト指名権は3巡と5巡

NFLから配布される補償ドラフト指名権(Compensatory Pick)として、今年のパッカーズには3巡(全体98位)と5巡(全体176位)が与えられた。これでパッカーズの指名権は以下の9つとなった。 なお、この指名権はトレードできない決まりとなっている。

 1巡21位
 2巡21位 (全体53位)
 3巡21位 (全体85位)
 3巡34位 (全体98位) ← Compensatory Pick
 4巡21位 (全体121位)
 5巡21位 (全体161位)
 5巡36位 (全体176位) ← Compensatory Pick
 6巡21位 (全体197位)
 7巡21位 (全体236位)

Compensatory Pick とは前年のFA市場で流出の方が大きかった球団に配布されるドラフト指名権で、NFLの戦力均衡策の1つといえる。今年は13球団に32指名権が配布された。全リストはこちら(PDF)。計算方法は公開されていないが、おもに契約の大きさと移籍後の出場時間を元に算出される。昨年パッカーズからはWRグレッグ・ジェニングス(5年$45ミリオンでMINへ)とOLBエリック・ウォルデン(4年$16ミリオンでINDへ)が移籍し、FA獲得はゼロだった。

なお、計算対象となるのは「契約切れでFAとなった選手」に限られ、解雇された選手は含まれない。今年パッカーズが獲得したDEジュリアス・ペッパーズ(元CHI)とDTルトロイ・ガイオン(元MIN)はどちらも解雇されてFAとなった選手のため、来年の Compensatory Pick の計算には含まれずに済むというわけだ。

1994年に同制度ができて以来パッカーズは33指名権を受け取っていて、これはレイヴンズに次いで多い。近年では、Cスコット・ウェルズ(2004年7巡)、RGジョシュ・シットン(2008年4巡)、DEマイク・ダニエルズ(2012年4巡)といった中核選手がこの指名権で入団している。また90年代には、CBタイロン・ウィリアムズ(1996年3巡)、OGマルコ・リヴェラ(1996年6巡)、QBマット・ハッセルベック(1998年6巡)、QBアーロン・ブルックス(1999年4巡)といった選手がこの指名権で入団してスターに成長している。

カテゴリ : Draft