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Notebook: FA市場で動くのか
グリーンベイ・パッカーズ ニュース
2014年2月15日
ここ数日のニュースをまとめて。
- TEレイモンド・ウェバー Raymond Webber と契約。アーカンソー大パインブラフ校ではWRをプレーしていたアスレチックな選手で、40yds走は4.50秒。身長6-2(188cm)、237ポンド(108kg)。2011年ドラフト外でバッカニアーズに入り、2012年はジェッツでキャンプを過ごしたあと解雇。CFLカルガリへ移ったがそこでも開幕前に解雇されていた。大学最終年にはパスキャッチ101回1429yds・10TDと、並外れた数字を残している。
- タイトエンド陣ではフィンリーとクウォレスがFA予定だが、今回の契約がそうした状況と関係あるかどうかはわからない。大学でWRをしていたというのはTEブランドン・ボスティックと同じ。
- C/Gグレッグ・ヴァンローテンが解雇された。足の負傷のため10月にインジャリーリザーブ入りしていたが、ケガはもう治っているようだ。パッカーズは先発Cディートリック=スミスがFA予定のためセンターの層が薄く、このタイミングでの解雇は意外なところ。昨夏のキャンプではセンター修業が順調に進まなかったのはたしか。いつもながらトンプソンGMは2年目に伸びなかった選手に厳しい。
- C/Gグレッグ・ヴァンローテン Greg Van Roten はペンシルヴェニア大から2012年ドラフト外で入団、プラクティス・スクワッドからロースター昇格を果たした。昨年は10月初めの練習で足を負傷してインジャリーリザーブ入り。パッカーズから解雇されたあと、すでにシーホークスと契約している。シーホークスといえば、おなじく元パッカーズのブレノ・ジャコミニが先発RTを務めている。
- コーチングスタッフにデヴィッド・ライ David Raih が加わった。オフェンシブ・アシスタントとの報道もあるが、空席になった "coaching administrator" かもしれない。アイオワ大出身の33歳。腕のケガのため大学途中でQBを断念、卒業後は就職して3年間働いたあとフットボールに戻ってきた。母校の院生助手を経て、テキサス工科大でアウトサイドレシーバーコーチ兼 "Director of High School Relations" を務めていた。
- ウィンストン・モスが全LBをコーチすることになったため、「ひょっとして4-3ディフェンスへの変更か」との憶測もあったが、新コーチ陣は3-4ディフェンスの続行を明言。ただしマッカーシーHCは、「ディフェンスにはいくつか変更を加えたい」としている。
- アレックス・ヴァンペルト新QBコーチはQBマット・フリンとの再契約を望むコメント。「マットは大きな実績があり、このシステムで成功を収めている。このシステムにおいて、すべてのオーディブルを含めてクォーターバックの仕事をフルにこなすのはとても大変なんだ。それだけに、このシステムを理解しているというのは非常に大きい」
- NFL Networkのイアン・ラポポート記者は、「$30ミリオン近いキャップスペースを活かし、今年のパッカーズはフリーエージェント市場で買い物をする考え。とくにケイパースDCのフィロソフィーに合った選手を獲ってディフェンス再建に取り組む」と報じている。アテにならない話だが、同記者は最近パッカーズ関係でスクープが多いのはたしか。パッカーズファンにとって3月は6月と同じぐらいヒマな季節だが、今年は多少違うかもしれない。
- いっぽう地元Press-Gazette紙は、「トンプソンGMの哲学に変化はなく、高額FA獲得は考えにくい」と上記報道を否定している。
- パッカーズ、ヴァイキングス、セインツの3球団で活躍したSダレン・シャーパー(プロボウル5回)が2件のレイプ容疑で起訴された。ロサンゼルスのホテルにて、複数の女性に薬物(いわゆるデートレイプ・ドラッグ)を飲ませて暴行した疑い。1月17日に逮捕され、20万ドルの保釈金を払って釈放されている。ロサンゼルスにとどまらず、9月のニューオーリンズでの事件も捜査の対象になっているらしい。今回の逮捕にともない、解説者を務めていた NFL Network からも職務停止処分に。