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Notebook: 今年もチケット値上げ
グリーンベイ・パッカーズ ニュース
2014年2月 5日
- パッカーズはチケットを全席$3ドルずつ値上げすることを発表した。これで5年連続の値上げだ。「価格がNFL平均の金額となることをつねに目標としている。今年はこれでNFL17位となる見込み」とマーフィ社長は説明している。
- 先月のプレーオフチケット販売不振の原因となった新ポリシーをふたたび変更し、「予約購入者もプレーオフが開催されない場合は支払い義務がない」というシステムに変更された。昨年導入された新ポリシーでは、予約購入者にはプレーオフがホーム開催されない場合も払い戻しされず、翌年のシーズンチケット購入に回されてしまうひどいシステムだった。
- 首の大ケガにより退団したFSニック・コリンズ(30歳)だが、本人はまだ現役続行したい考えをツイッターであきらかにした(ツイート1・ツイート2)。2011年第2週CAR戦で負傷した彼は、第三頚椎と第四頸椎を接合する手術を受けたものの、球団からは現役続行不可の判断が下され、2012年4月に解雇となった。その時と比べてリスクが軽減されたわけではまったくなく、パッカーズ復帰の可能性はゼロとみられている。なお、先日はCBトラモン・ウィリアムズやWRジェームズ・ジョーンズと家族ぐるみで休暇を過ごしたようだ(写真)。
- 上記コリンズのコメントについて質問されたQBアーロン・ロジャース。 「僕は同期ドラフトだからひいき目があるかもしれないけど、彼にはまちがいなく殿堂級のポテンシャルがあると思う。彼ほど守備範囲の広い選手はショーン・テイラー(故人)か、シアトルのアール・トーマスぐらいじゃないだろうか。彼のようにディープ・セーフティとしてサイドラインからサイドラインまでカバーできる選手は数少ない。素晴らしいロッカールーム・ガイだし、一緒にいて楽しいヤツだ。この2年間も応援にきてくれたのは嬉しかったけど、心の中ではプレーしたい気持ちがあるはず。自分から辞める前に、もうできないと他人から言われるのはつらいものだ」
- TEジャーマイケル・フィンリーは先週のインタビューで「今後数週のうちに執刀医から復帰許可がもらえる可能性は99.9%」と自信を示している。しかし、第三頸椎と第四頸椎の接合手術を受けた選手(つまり上記コリンズとおなじ)にパッカーズが復帰許可を出した例はこれまでにないらしい。昨季後半に復帰したSショーン・リチャードソンは第四と第五頸椎の手術だった。今回フィンリーはFAとなるので再契約はさらに可能性が低いだろう。
- 2010年からスペシャルチーム・アシスタントを務めてきたチャド・モートン(かつての名リターナー)の退団があきらかになった。本人の意思によるものか解任なのかわからないが、今後の行き先が報じられていないことからすると解任のようにも思われる。
- アシスタント・トレーニングコーチのザック・ウッドフィンは、母校アラバマ大バーミンガム校でヘッド・トレーナーとなるために退団。これは順調なキャリア・アップだろう。
- これでコーチング・スタッフの空席は、RBコーチ、OLBコーチ、スペシャルチーム・アシスタント、アシスタント・トレーニングコーチの4つとなった。
- かつて地元両紙で長く活躍したクリフ・クリストル元記者がパッカーズの "Team Historian" に就任した。同職はリー・レメル翁(今年90歳・元記者・元パッカーズ広報部長)が2004年以来務めてきたが、ここ数年は病気がちで、公式サイトへのコラム執筆やイベント出席もできなくなっているようだ。
- クリフ・クリストルはPress-Gazette紙とJournal Sentinel紙で計36年間にわたって記者・コラムニストを務め、冷徹かつ辛辣なコメントはきわめて高く評価されていた。さまざまなパッカーズ関連書籍も執筆し、ウィスコンシンのスポーツライター・オブ・ザ・イヤーなど受賞歴も数多い。2002年からはNFL殿堂選考委員会のメンバー。数年前にJS紙を退社した後はパートタイムでPG紙にゲーム・レビューを書いている。また、グリーンベイ市の各所に設置が進む "Packers Heritage Trail" (パッカーズ史上の重要な場所に記念額など)を主唱した功労者でもあり、パッカーズ史の語り部として彼以上の人物はいないだろう。