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Packers 13 - 27 Giants
グリーンベイ・パッカーズ ニュース
2013年11月18日
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1Q |
2Q |
3Q |
4Q |
Total |
Packers (5-5) |
0 |
6 |
0 |
7 |
13 |
Giants (4-6) |
7 |
3 |
10 |
7 |
27 |
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メットライフ・スタジアムの天気は曇り、気温は17℃。QBロジャースを欠くパッカーズはQBトルジーンが初先発したが、ラン攻撃の不振と3インターセプトで13点どまり。ディフェンスは先週よりマシになったものの、2008年以来約5年ぶりの3連敗となった。
試合は序盤から完全にジャイアンツペースで、パッカーズが連続3&アウトの間に10得点。第2Qにようやく3点を返したパッカーズは、自陣レッドゾーンのピンチをCBウィリアムズのインターセプトで逃れ、前半終了間際に57ydsFGを決めて4点差に追い上げる。しかし第3Qには敵陣でのチャンスが2回ありながらインターセプトとフェイクパント失敗で流れを引き寄せることができない。第4QにはWRボイキンへの52ydsパスからTDを返して7点差とするが、次のシリーズでINTリターンTDを喰らって万事休す。
オフェンスはラン攻撃が平均2.8ydsとシャットアウトされ、3rdダウンでQBに負担のかかる悪循環。注目のQBスコット・トルジーンはパス339ydsを投げながら3インターセプトが痛かった。ディフェンスはタックリングが向上してトータルヤーデージ339ydsとまずまず頑張ったが、ロジャース抜きのチームを勝利に導くほどではなかった。Kメイソン・クロスビーは球団史上2位の57ydsFGを成功。
RTドン・バークレー(ヒザ)とCBサム・シールズ(ハムストリング)の欠場はどちらも大きく、代役たちは十分に穴を埋めることができなかった。DEジョニー・ジョリー(鼠蹊部)とCBジェームズ・ニクソン(ヒザ)が試合半ばで負傷退場している。
第1Q
- NYG陣20 : RBブラウンの-3ydsロス、12ydsパスで3rdダウン1、GB12メン反則で1stダウン。WRクルーズへの13ydsパスのあと、NYGフェイスマスクなどで3rdダウン23、WRジェニガンへのパスは8yds止まり。
- GB陣20 : RBレイシーの3ydsラン、ノーゲイン、GB12メンで3rdダウン12、WRネルソンへのクイックパスは4yds止まり。
- GB陣42 : NYGホールディング、TEマイアーズへの15ydsパスで3rdダウン5、RBブラウンの10ydsランで1stダウン。2ydsランのあと、WRランドルへ26ydsTDパス成功。
- GB陣20 : RBレイシーのラン2回で3rdダウン4、WRジョーンズへのパスは通らず。
- NYG陣22 : 3rdダウン7からWRクルーズへの30ydsパスでGB陣へ。3rdダウン10、WRクルーズへのパスは9yds止まり。RBジェイコブスの5ydsランでギャンブル成功。
第2Q
- 3rdダウン10からTEマイアーズへのパスは9yds止まり。40ydsFG成功。
- GB陣18 : WRネルソンへの25ydsパスで初1stダウン。WRジョーンズへの45ydsパスが通ってレッドゾーンへ。RBスタークスのランが2回止まって3rdダウン11、WRボイキンへのパスは7yds止まり。24ydsFG成功。
- NYG陣11 : WRランドルへの12ydsパス、GBパスインターフェア8yds、RBブラウンの12ydsラン、WRジェニガンへのクイックスクリーン13ydsで4連続1stダウン。7ydsラン、2ydsランのあとロングTDパス失敗。RBジェイコブスの2ydsランでまたもギャンブル成功。WRクルーズへの9ydsパス、RBブラウンの10ydsランでレッドゾーンへ。3rdダウン11からCBトラモン・ウィリアムズがインターセプト。
- GB陣21 : RBレイシーの1ydラン、TEボスティックへの26ydsパスで1stダウン。1ydランで2ミニッツ。3ydsランで3rdダウン6、パスは通らずパント。
- NYG陣12 : 残り1分18秒。パス失敗とスクランブル3yds(GBタイムアウト#2)で3rdダウン7、WRニックスへのパスは4yds止まり(GBタイムアウト#3)。
- GB陣37 : 。WRボイキンへの9ydsパス、WRネルソンへの15ydsでNYG陣39ydsへ進み、残り05秒でスパイク。57ydsFG成功でハーフタイムへ。
第3Q
- GB陣20 : RBレイシーの3ydsラン、-1ydロスで3rdダウン7、WRネルソンへ29ydsパスが通ってNYG陣へ。RBレイシーの-1ydロスのあと、WRジョーンズへのパスをインターセプトされてハーフラインへ。
- NYG陣50 : WRニックスへ35ydsパスが通ってレッドゾーンへ。RBブラウンの4ydsラン、WRニックスへのクイックパス1ydで3rdダウン5、WRクルーズへのパスは通らず。28ydsFG成功で7点差に。
- GB陣13 : RBレイシーへのスクリーンパス16ydsで1stダウン。5ydsラン、TEクウォレスへの19ydsパスでNYG陣へ。WRジョーンズ落球、WRネルソンへのクイックパスは-2ydsロスで3rdダウン12、WRジョーンズへのパスは通らず。4thダウン7からフェイクパントでSジェニングスが走るが1yd足りず失敗。
- NYG陣37 : RBブラウンの-2ydsロス、WRクルーズへの8ydsパスで3rdダウン4、WRクルーズへ25ydsパスが通ってFG圏内へ。FBコナーへの2ydsパス、WRクルーズへの14ydsパスが通ってレッドゾーンへ。3rdダウン5からTEマイアーズへの8ydsパスが通ってゴール前03ydsへ。2ydsランのあと、RBジェイコブスが1ydTDラン成功。
- GB陣17 : WRネルソンへの18ydsパスが通って最終Qへ。
第4Q
- WRボイキンへ52ydsパスが通ってレッドゾーンへ。RBレイシーの3ydsラン、FBクーンへのスクリーンパス6ydsで3rdダウン1、RBレイシーの4ydsTDランで再び7点差。
- NYG陣19 : サック9yds(ILBジョーンズ)、スクリーンパス12ydsで3rdダウン7、サック(OLBマシューズ&DEジョーンズ)でパント。
- GB陣30 : TEクウォレスへのパスをDEピエール=ポールがインターセプト、そのままタッチダウン。
- GB陣20 : RBレイシーのノーゲイン、TEクウォレスへのスクリーンが-2ydsロスで3rdダウン12、WRネルソンへのパスは11yds止まり。
- NYG陣30 : 6ydsラン、5ydsランで1stダウン。WRクルーズへの9ydsパス、3ydsランでGB陣へ。。QBスクランブル-1yd(サック扱い)、パスディフレクトで3rdダウン11、サック(OLBニール)が出てパント。
- GB陣17 : 残り4分32秒。WRボイキンへの4ydsパス、QBスクランブル7ydsで1stダウン。WRボイキンへの12ydsパス、QBスクランブル4yds、WRボイキンへの7ydsパスでNYG陣へ。スクリーンパス5yds、WRジョーンズへの10ydsパスで2ミニッツ。WRボイキンへのパスがインターセプトされて万事休す。
- NYG陣14 : ラン2回でGB最後のタイムアウト。3rdダウン4からランは1ydでパント。
- GB陣12 : FBクーンへの4ydsパス、WRネルソンへの17ydsパスでスパイク。FBクーンの12ydsランで試合終了。
Final Team Statistics |
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Packers |
Giants |
Points |
13 |
27 |
Total Yards |
394yds |
334yds |
First Downs |
16回(ラン3・パス13・反則0) |
19回(ラン8・パス9・反則2) |
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Rushing |
55yds (20回・平均2.8) |
78yds (24回・平均3.3) |
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Passing |
339yds(24/34・0TD・3INT) |
279yds(25/35・1TD・1INT) |
Sacked |
0回 |
4回23yds |
Passer Rating |
65.7 |
92.4 |
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3rd Down Efficiency |
2/8 (25%) |
4/14 (29%) |
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Turnovers |
3回 (INT3/FUM0) |
1回 (INT1/FUM0) |
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Field Position |
自陣22yds |
自陣27yds |
Punt |
4回45.0yds(ネット37.0yds) |
5回53.0yds(ネット42.2yds) |
Kickoff Return |
3回平均23.0yds |
2回平均17.5yds |
Punt Return |
3回平均11.3yds |
1回32.0yds |
Field Goals |
2/2 |
2/2 |
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Penalty |
5回38yds |
3回30yds |
Time of Possession |
24分46秒 |
35分14秒 |
3rdダウン成功率はパッカーズが2/8の25%と不振。ジャイアンツも4/14の29%とよくなかった。
タイムオブポゼッションはパッカーズが24分46秒と完敗。
オフェンスの犯したターンオーバーは3つ。
- 第3Q初め、ディープ・スラントを走ったWRジョーンズへのパスをMLBジョン・ビーソンにインターセプトされる(ビデオ)。QBトルジーンは、急いでカバレッジに下がっていたMLBビーソンが見えていなかった。高いパスに見事飛びついたMLBビーソンも見事。
- 第4Q、TEクウォレスへのショートパスをDEピエール=ポールがジャンプしてキャッチ、そのままエンドゾーンへ(ビデオ)。ふつうはティップするのが精一杯のはずで、捕られたのが信じられないが、パスを読んでタイミングよくジャンプしたのはたしか。7点差に追い上げてのオフェンス最初のプレーで、実質これで勝負が決まってしまった。
- 第4Q2ミニッツ、パスラッシュをかわして横手からWRボイキンに投げたパスがオーバースローになり、奥にいたSロールにインターセプトされた(ビデオ)。14点差で残り2分を切り、ここは無理しなければならないところだが。
ディフェンスの奪ったターンオーバーは1つ。
- 第2Q、自陣レッドゾーンでCBトラモン・ウィリアムズがインターセプト。QBとWRのコミュニケーションミスか。CBウィリアムズがよく反応し、地面すれすれでみごとに確保。(ビデオ)
先発QBスコット・トルジーンは24/34、339yds、0TD、3INTでレーティング65.7。
- 痛い3つのインターセプトについては前述のとおり。
- ミドルレンジ以上のパスが鋭く、15yds以上のパス成功が10回もあった。(QBイーライ・マニングは5回)
- 両OTがパスラッシュを漏らす場面は多々あったが、ヒット直前で投げたり、かろうじて逃げる場面が再三あった。
- スクランブルは2回11yds。足の遅さを意識してのことだろう、途中で後ろを振り返って安全を確認するところが面白い。
チームラッシングは20回55yds(平均2.8)、1TD。RBコンビに限れば16回平均1.6ydsの大不振だった。
- 先発RBエディー・レイシーは14回27yds(平均1.9)・1TD。レシービングは2回21yds。第4Qの4ydsTDランはラグビーのモールのようにみんなで押し込んだ(ビデオ)。
- RBジェームズ・スタークスは2回-1ydのみ。第2Qの1シリーズだけの出場だった模様。
- RBジョナサン・フランクリンは今回もスペシャルチームのみ。
- FBジョン・クーンは1回12yds。レシービングは3回11yds。
WR/TE陣は以下のとおり。
- WRジョーディ・ネルソンは8回117yds。今回も主にスロットでプレーし、ターゲット9回のうち8回パスが通っている。
- WRジェームズ・ジョーンズは2回55yds。45ydsのロングパスをキャッチしたものの、ターゲット6回のうち2回しか通らず。今季初落球は胸正面への超イージーなもの。
- WRジャレット・ボイキンは6回91ydsと好調キープ。第4Qの52ydsキャッチはパスのタッチも完ぺきだった。(ビデオ)
- WRマイルズ・ホワイトはまったく出場せず。
- TEアンドリュー・クウォレスは2回18yds。
- TEブランドン・ボスティックは1回26ydsのみ。第2Qのキャッチの際に胸か肩か頭を負傷したかもしれない。
先発OL陣はLTバクティアリ、LGシットン、Cディートリック=スミス、RGラング、RTニューハウス。
- RTドン・バークレー(ヒザ)は欠場してRTニューハウスが先発。OTデレク・シェロッドが今季初アクティブとなった。
- 相手DLがラン守備に注力したおかげでパスラッシュは鈍り、被サックはゼロ。プレーアクションもよく効いてパスプロテクションは比較的安定していた。両OTは漏らしたパスラッシャーをQBトルジーンがかろうじてかわす場面は何度もあった。
- ランブロッキングは今季最悪の出来か。インサイドをぐいぐい押し込まれ、RBレイシーがボールを持った瞬間にもうダメとわかるプレーばかり。
ディフェンスの陣容は以下のとおり。
- OLBペリーが欠場し、OLBマイク・ニールが左サイドで先発。
- "Probable"だったCBサム・シールズ(ハムストリング)が欠場し、CBデヴォン・ハウスが先発。CBマイカ・ハイドがニッケルバック、CBジャレット・ブッシュがダイムバック。
パス守備はQBイーライ・マニングを相手に25/35、279yds、1TD、1INTのレーティング92.4。
- パッカーズ守備のサックは4回23yds。すべて第4Qのもの。
- 最初のサックはインサイドからのブリッツでILBジョーンズ。2プレー後にインサイドからOLBマシューズ&DEジョーンズ。次シリーズのサックはスクランブル途中でスライディングしてILBホークのサック扱いになったもの。最後のサックはOLBニールが右アウトサイドから突破。
- アウトサイドからのパスラッシュは相変わらず不振で、最終盤にOLBニールが決めた以外はすべてインサイドから。
- 代役ニッケルバックの新人CBマイカ・ハイドは、WRルーベン・ランドルにぶっちぎられて26ydsの先制TDパスを献上。スピードとクイックネス不足を露呈した。(ビデオ)
- CBトラモン・ウィリアムズはインターセプトの他にも1on1で好タックルを連発。ディフェンスでもっともよい働きをした。
ラン守備は24回78yds(平均3.3)。ショートヤーデージを簡単に取られているので印象はよくない。
- 先発RBアンドレ・ブラウンは18回66yds(平均3.7)。
- パワーバックのRBブランドン・ジェイコブスは5回9yds・1TD。4thダウン1でのランは2回とも彼が成功させ、1ydsTDランも彼だった。
スペシャルチーム
- キックオフリターンはCBマイカ・ハイドが3回平均23.0yds。3回のうち、20yds地点を超えたリターンはわずか1回だけで、相変わらず不振。
- パントリターンはCBマイカ・ハイドが3回平均11.3ydsと合格点以上。
- Pティム・マステイのパントは4回平均45.0yds、ネット平均37.0yds。最初に32ydsリターンを許したあとは、フェアキャッチ2回、アウトオブバウンズ1回。
- Kメイソン・クロスビーのフィールドゴールは2/2。前半終了間際の57ydsはど真ん中に決まった(ビデオ)。57ydsFG成功は球団史上2位。屋外スタジアムでは球団史上最長。(1位は2011年@ミネソタでのKクロスビーの58yds)
- キックオフは先週に続いてKメイソン・クロスビーが担当、3回のうちタッチバックは1回。
- パントカバレッジはWRルーベン・ランドルにいきなり32ydsリターンを許し、先制TDにつながった。キックオフカバレッジは2回平均17.5と文句なしの出来。
- 第3Qの4thダウン7、パント隊形でSジェニングスがダイレクトスナップを受けて右オフタックルに走ったが、相手の対応もよく、わずかに1stダウンに足りず。
反則は5回38yds。ジャイアンツの反則は3回30ydsとさらに少なかった。
- 第1Q : ディフェンスが12メン。オフェンスが12メンインザハドル。
- 第2Q : CBウィリアムズがパスインターフェア8yds。
- 第3Q : キックオフ中にILBラティモアがホールディング。
- 第4Q : パントリターン中にCBハウスがイリーガルブロック。
ケガ人
- DEジョニー・ジョリーが第2Qに鼠蹊部のケガを悪化させて退場。
- 後半初めあたりでCBジェームズ・ニクソンがヒザを負傷して退場。
- アクティブ登録から外れたのは、QBロジャース(左鎖骨骨折)、WRハーパー、RTバークレー(ヒザ)、OLBペリー(足/足首)、OLBムルンバ(足首)、CBシールズ(ハムストリング)、CBヘイワード(ハムストリング)。(太字はケガ人)
その他
- 今日のゲームキャプテンは、FBクーン(オフェンス)、DEラジ(ディフェンス)、CBハイド(スペシャルチーム)の3人。いつもどおり背後に写り込むQBロジャースだが、その表情も冴えない。(写真)