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Notebook: 新人LTバクティアリの強み
グリーンベイ・パッカーズ ニュース
2013年11月 1日
今週はマンデーナイト前のロングウィークであるため、月火は連休、水曜はミーティングだけ、木曜に初練習となった。
- WRジェームズ・ジョーンズ(ヒザ)は記者見学の時間帯は姿がなかったが、インジャリーリポート上は「部分参加」に。マッカーシーHCは「先週と同じくリハビリだけ」としている。普通そうした場合は「不参加」扱いとするはずだが。
- 先週金曜に練習参加したOLBニック・ペリーだが、この日はまた休んでいる。「まだ準備ができていないということだ。みなが期待したほど前進していない」とマッカーシーHC。
- 10月半ばにヒザ遊離軟骨の手術を受けたTEライアン・テイラーが練習に復帰。不振の続くスペシャルチームにとって嬉しいニュースだ。
- ILBブラッド・ジョーンズ(ハムストリング)は先週の練習復帰以来初めてフル参加。今度こそ出場となりそう。
- ベアーズ戦の重要性をマッカーシーHCが強調。「私のチームにはこの重要性をよく理解してほしい。NFL最高のライバリーの意味、両球団の伝統、これまでにプレーした偉大な選手たち、これまでに行われた偉大なゲームの数々。そうしたエネルギーすべてを次のゲームに注ぎ込む義務を我々は負っている」
- ベアーズオフェンスについてマッカーシーHC。「QBが交代(カトラー負傷でジョシュ・マカウン)しているし、バイウィーク明けでもあるから、見慣れないオフェンスを仕掛けてくることも予期している」
- ベアーズディフェンスのテイクアウェイ能力にこれまで何度泣かされたことか。「ボールセキュリティはとても重要だ。我々は先週ミネソタではよい仕事をしたと思う。ベアーズのセカンダリーはその点できわめて優秀だ。長年にわたって大きな成功を収めてきた」とマッカーシーHC。
- QBのブラインドサイドを守る新人LTデヴィッド・バクティアリがパス攻撃を支えている。明晰な頭脳と冷静さ、笛が鳴るまでしつこくブロックし続けるタフなメンタリティが頼もしいところだ。
- ウィークデイの記者たちの質問は毎週似たようなもの。「今週はDEの○○が相手だけど、彼のすごさはどこ? 準備はできてる」などなど。第3週CIN戦のDEマイケル・ジョンソンには完敗を喫したが、その後は安定したパスプロを続けている。
- 「相手を研究することが大事だ。相手の傾向、何が好きかを理解すること。でもけっきょくのところ、相手にできるのは3つしかない。インサイドに来るか、真っ直ぐブルラッシュするか、アウトサイドを回り込んでくるか。その3つのバリエーションをいろいろ違った方法で隠しているだけだ」
- 「プレーブックを理解していても嗅覚でプレーできない選手、嗅覚があってもアサインメントをしくじる選手がいる。僕はそのバランスを取りたい。プレーブックを知り尽くすことはできても(不測の事態に)すぐ反応できないようではダメだ。ミネソタでの17プレーのドライブのように、体が疲れた時に頭で考えるのは難しい。だから第二の天性になるよう体に叩き込んでおく必要がある。すべてについて準備をしておくなんて不可能だ。予想外のことが起きた時に自然に反応できなければならない」
- パッカーズ公式サイトが彼のDEジャレッド・アレンに対するプレーをビデオ解説。ワイドからのパスラッシュへの対応、しつこいランブロック、そしてスタントへの落ち着いた対応など。
- 今季QBアーロン・ロジャースは投げ捨てがNFL最多の18回。昨年はシーズンを通して20回、2011年は17回、2010年は16回だった。とくにこの2試合で8回と投げ捨てが増えているのは、プレーが崩れたときにスルスルとフリーになってくれるような頼りになるレシーバーがWRネルソンしかいない、という事情のためか。我慢の安全運転を心掛けた結果だろう。
- プラクティス・スクワッドのQBスコット・トルジーンにパッカーズが大幅な昇給を与えた。ブラウンズから契約の誘いがあったためらしい。過去8週はPS最低保証額の週給$6000ドルだったが、今週からは週給$32647ドルに。これはNFL2年目選手の最低額(年俸$555000ドル)にほぼ相当し、実質ロースターにいるのと同じサラリーとなる。これまでにもパッカーズはQBグレアム・ハレルやWRトリ・ガーリーなどPS選手を昇給させて引き留めたことがある。
- ブラウンズからの誘いについてQBトルジーン。「2週間前のことだった。53人ロースター入りなのだから当然検討はするし、断るのは難しいことだった。NFLではクォーターバックのスポットはごく限られたものだからね。たくさんの要素を考えたけど、僕はここが気に入っているし、自分の方向性、このチームの方向に満足している」
- 先日の@ミネソタでは、QBトルジーンとマカドゥーQBコーチが試合前の45分以上にわたって、あらゆるドロップバックやロールアウトのフットワーク練習を重ねていたことが目撃されている。彼の研究熱心さは素晴らしく、来オフシーズンにはマッカーシーHCの「クォーターバック・スクール」が大きな助けになるだろう、とマカドゥーQBコーチ。
- パッカーズがパントを一度も蹴らなかったのは1989年@シカゴ戦以来24年ぶりとのこと。
- 現在パッカーズは6試合連続で80ydsラッシャーを輩出。1シーズン内に限れば球団史上最長とのこと。
- RBエディー・レイシーが10月のNFL月間オフェンス新人王に選ばれた。4試合でラッシング395yds(平均4.1)・2TD。
- いまドラフト1巡をやり直すとしたら、というお遊び企画で、RBレイシーが22位指名(ラムズ)、LTバクティアリが26位指名(パッカーズ)に選ばれている。いっぽうDEデイトン・ジョーンズは選に漏れた。
- ベアーズで先発RTを務める新人ジョーダン・ミルズはCBトラモン・ウィリアムズの従弟。身長も体重も極端に違っているが、CBウィリアムズがスロットからブリッツに入る時は直接対決となるかもしれない。相手は7歳も年下だが、彼の兄とは一緒にプレーした仲だという。「楽しみだよ。彼の兄貴や僕のあとをついて回ってたやつだからね。シカゴから期待され、ああして先発を務めているのを見るのは嬉しいことだ」
- Kメイソン・クロスビーは10月のNFCスペシャルチーム部門の月間MVPに選ばれた。4試合で13/15(成功率86.7%)、50yds以上を2回成功させた。今季全体では成功率89.5%と彼にとってのベストシーズンになっている。同賞の受賞はルーキーシーズンだった2007年11月以来6年ぶり2回目。「格別の喜びだ。いろいろと苦しんだ後だし、努力し続け、闘い続けた結果だから」
- ヴァイキングス戦後のマッカーシーHCのロッカールームスピーチの映像。月・火と連休にして「水曜に会おう」と宣言したところで選手たちが歓喜している。
- 木曜はハロウィーン。QBアーロン・ロジャースは自分のロッカーに誰かを(30分以上)ひそませておき、記者に「そこ開けてみて」と言うとこれが飛び出してきた。本気でビビった記者たちも何人かいたという。
- 水曜には今季のチーム写真の撮影が行われた。TEフィンリーも加わることができた。