過去の記事 |
2013年 >
09月 >
Packers 38 - 20 Redskins
グリーンベイ・パッカーズ ニュース
2013年9月16日
|
1Q |
2Q |
3Q |
4Q |
Total |
Redskins (0-2) |
0 |
0 |
7 |
13 |
20 |
Packers (1-1) |
10 |
14 |
14 |
0 |
38 |
ゲーム詳細へ | スタッツ等まとめへ | ケガ人情報へ
直前で雨の上がったランボーフィールドは気温13℃と冷え込んでいる。パッカーズはトータル580ydsとオフェンスが絶好調で、事実上前半で試合を決めてしまった。終盤はパス守備が3TDを許したものの、余裕の逃げ切り。スタジアム史上最多78,020人の観客の前で嬉しい今季初勝利となった。
オフェンスではQBロジャースが球団タイ記録の480yds・4TD。RBスタークスもキャリアハイの132yds・1TDランを走り、チームにとって約3年ぶりの100ydsラッシャーに。WRジョーンズは10回178yds(キャリアハイ)、WRコブも9回128yds(キャリアハイ)と記録づくめの1日となった。
ディフェンスは今回もCBヘイワードとFSバーネットが欠場し、とくに大量リードしてからはパス守備が不安定だった。ラン守備でもRBアルフレッド・モリスに32ydsのランを2回も許し、ミスタックルが目立った。
ケガ人関係では、最初のキャリーで脳震盪を起こしたRBエディー・レイシー、ハムストリングを負傷したFBジョン・クーンがやや心配なところ。その他のケガ人は一時退場したあと復帰できたようだ。
第1Q
- GB陣20 : WRネルソンへのパス失敗、WRコブへの4ydsパス、WASオフサイドで3rdダウン1、WRコブへの21ydsパスでハーフラインへ。WRジョーンズへの3ydsパス、RBレイシーの10ydsラン(レイシー負傷)、WRジョーンズへの9ydsパス、RBスタークスの2ydsランでFG圏内へ。GBホールディングとWRコブへの17ydsパスなどで3rdダウン1、WRジョーンズへの8ydsパスでゴール前09ydsへ。連続サックで3rdダウン24、TEフィンリーへのパスは14止まり。28ydsFG成功で3点先制。
- WAS陣20 : WRハンカーソンへの14ydsパス、RBモリスの6ydsラン、ノーゲインで3rdダウン5、パス失敗でパント。
- GB陣35 : サックとRBスタークスの6ydsラン、フォルススタートで3rdダウン21、WRジョーンズへの14ydsパスも1stダウンならず。
- WAS陣07 : RBモリスの3ydsラン、パスディフレクトで3rdダウン7、パス失敗でパント。
- GB陣42 : TEフィンリーへの7ydsパス、投げ捨て、RBスタークスへのパス失敗で4thダウン3、WRコブへの中央ショートパスが35ydsのタッチダウンに。
- WAS陣20 : WRガルソンへのクイックパスが44ydsゲイン。RBモリスの-1ydロス、QBスクランブル2ydsで3rdダウン9、RBヘルーへのパスは2yds止まり。ギャンブルの構えで第2Qへ。
第2Q
- ギャンブルを取りやめパントに。
- GB陣25 : RBスタークスへの6ydsパス、20ydsランで1stダウン。WRジョーンズへの27ydsパスでFG圏内へ。RBスタークスへの9ydsパス、3ydsランでゴール前10ydsへ。WRネルソンへのTDパスはホールディングで取り消しとなり、TEフィンリーへの8ydsパスとパス失敗で3rdダウン14、WRネルソンに14ydsTDパス成功。
- WAS陣20 : WRモーガンへの18ydsパス、RBモリスの5ydsランとノーゲインで3rdダウン5、ラインでディフレクトしてパス失敗。
- GB陣10 : RBスタークスの14ydsラン、WRジョーンズへの57ydsパスでレッドゾーンへ。RBスタークスへの9ydsパス、3ydsランでゴール前07ydsへ。WRコブへの4ydsパスのあと、TEフィンリーに3ydsTDパス成功。
- WAS陣07 : RBモリスの9ydsラン、32ydsラン、WRガルソンへの18ydsパスでFG圏内へ。サック(CBハウス)、TEリードへの11ydsパスで3rdダウン5、パス失敗。GB陣29での4thダウン5、WRの弾いたパスをOLBニールがインターセプト。
- GB陣 26: WRジョーンズへの5ydsパス、TEクウォレスへの7ydsパスで2ミニッツ。RBスタークスの2ydsラン、スクリーンパス15ydsでWAS陣へ。WRコブへの10ydsパスでさらに1stダウンGBタイムアウト#1)。ロングパス失敗、WRジョーンズへの20ydsパス、WRコブへの5ydsパスで残り15秒(GBタイムアウト#2)。キャッチしたWRジョーンズがエンドゾーン手前でファンブル、ボールがパイロンに当たってタッチバック。
- ニーダウンでハーフタイムへ。
第3Q
- WAS陣37 : 3rdダウン2からパス失敗でパント
- GB陣25 : RBスタークスのノーゲイン、パス失敗で3rdダウン10、サックされてパント。
- WAS陣46 : WASピールバックブロック、WRハンカーソンへの 15ydsパス、WRガルソンへの18ydsパスでGB陣へ。RBモリスの4ydsラン、TEデイヴィス落球で3rdダウン6はパス失敗。50ydsFG失敗で得点ならず。
- GB陣40 : TEフィンリーへのショートパスが27ydsゲイン。RBスタークスの9ydsラン、9ydsランでレッドゾーンへ。WRネルソンへ15ydsTDパス成功。
- WAS陣17 : RBモリスの33ydsラン、7ydsラン、WRガルソンへの14ydsパス、TEポールセンへの6ydsパス、WRガルソンへの13ydsパスでゴール前10ydsへ。QBスクランブル4yds、パス失敗で3rdダウン6、最後はWRガルソンに6ydsTDパス成功。
- GB陣20 : RBスタークスの11ydsラン、WRネルソンへの37ydsパスでWAS陣に進み、RBスタークスの32ydsTDランが飛び出して再び31点差。
- WAS陣20 : TEポールセンへの6ydsパス、RBモリスの6ydsランで1stダウン。RBモリスへのパスは-4ydsロス、RBモリスのラン2回で1stダウン。WASフェイスマスク、RBモリスへのスクリーンパス17ydsで最終Qへ。
第4Q
- 3rdダウン 11からWRガルソンへ25ydsパス成功。13ydsydsパスキャッチしたWRロビンソンのファンブルロストはチャレンジで取り消しとなり、WRモーガンへの21ydsパスでゴール前10ydsへ。QBランは-4ydsロス、WRガルソンへの5ydsパス、WRハンカーソンへの6ydsパスで4thダウン3、TEリードに3ydsTDパス成功。
- GB陣17 : RBスタークスの2ydsラン、3ydsランで3rdダウン5、パス失敗でパント。
- GB陣45 : WRモスへの19ydsパス、13ydsパスでレッドゾーンへ。TEリードへの4ydsパスのあと、WRモスに6ydsTDパス成功。2ポイントコンバージョンはパス失敗。
- GB陣13 : RBスタークスのランが2回止まって3rdダウン10、WRジョーンズへの12ydsパスで1stダウン。TEフィンリーへの8ydsパス、WRコブへの18ydsパス、14ydsパスでFG圏内へ。RBスタークスの-3ydsロス、WRジョーンズへの15ydsパスでさらに1stダウン。RBスタークスのノーゲイン、13ydsランでWAS陣10へ。ニーダウン3回で試合終了。
Final Team Statistics |
|
Packers |
Redskins |
Points |
38 |
20 |
Total Yards |
580yds |
422yds |
First Downs |
28回(ラン10・パス18・反則0) |
18回(ラン3・パス15・反則0) |
|
|
|
Rushing |
142yds (21回・平均6.8・1TD) |
108yds (17回・平均6.4・0TD) |
|
|
|
Passing |
480yds (42/34・4TD・0INT) |
320yds (26/40・3TD・1INT) |
Sacked |
4回39yds |
1回6yds |
Passer Rating |
146.0 |
104.2 |
|
|
|
3rd Down Efficiency |
4/10 (40%) |
3/11 (27%) |
|
|
|
Turnovers |
1回 (INT0/FUM1) |
1回 (INT1/FUM0) |
|
|
|
Field Position |
自陣26yds |
自陣24yds |
Punt |
3回40.3yds(ネット37.3yds) |
5回36.8yds(ネット34.6yds) |
Kickoff Return |
2回平均12.0yds |
3回平均19.7yds |
Punt Return |
1回11.0yds |
2回平均4.5yds |
Field Goals |
1/1 |
0/1 |
|
|
|
Penalty |
4回40yds |
7回78yds |
Time of Possession |
32分29秒 |
27分31秒 |
- トータルヤーデージはパッカーズ580yds、レッドスキンズ422ydsで合わせてなんと1,002ydsに。
- 3rdダウン成功率はパッカーズが4/10の40%。レッドスキンズは3/11の27%。前半の相手3rdダウンを0/5に抑えたのも大きな勝因。
- オフェンスの犯したターンオーバーは1つ。
- 前半終了間際、WRジョーンズがファンブルロスト。右サイドライン際でエンドゾーンに腕を伸ばそうとしてボールを手放してしまい、パイロンに当たってファンブルロスト&タッチバックとなった。(ビデオ)
- ディフェンスの奪ったターンオーバーは1つ。
- 第2Q残り3分の4thダウン5、レシーバーの弾いたパスをDE/OLBニールがごっつぁんのインターセプト。(ビデオ)
- 先発QBアーロン・ロジャースは34/42(81%)、480yds、4TD、0INTでレーティング146.0と非の打ちどころのない内容だった。
- パス480ydsはQBマット・フリン(2011年最終週DET戦)と並ぶ球団記録タイ。前半だけでなんと335yds投げている。
- コントロールが非常によく、パスラッシュを感じ取る感覚もよかった。序盤に3サックを喰らってからはチェックダウンを効果的に使った。
- 珍しくQBスクランブル機会なし。
- QBロジャースのハイライト映像。
- チームラッシングは21回142yds(平均6.8)・1TD。(ニーダウン除く)
- 先発RBエディー・レイシーは1回10yds。そのキャリーで脳震盪を起こして退場となった。相手はヘルメットtoヘルメットでヒットしており、反則を取ってほしかったところ。
- RBジェームズ・スタークスは20回132yds(平均6.6)・1TD(ビデオ)。レシービングでも4回36ydsとチェックダウンでのキャッチが多かった。
- パッカーズはレギュラーシーズン44試合連続で100ydsラッシャーを輩出していなかったが、それもようやく途切れた。前回100ydsラッシュしたのは2010年第5週のRBブランドン・ジャクソン。このときもレッドスキンズ戦だった。
- レイシー負傷にもかかわらずRBジョナサン・フランクリンは出番なし。スペシャルチームだけの出場だった。
- FBジョン・クーンはスタッツなし。3WR・1TEの1バック隊形が非常に多く、FBクーンの3rdダウンバックの出番もなかったのでは。ハムストリングはどこで負傷したのかよくわからない。第4Q半ばのシリーズは出ていたが、最後の7分半のシリーズは出なかった。
- WR/TE陣は以下のとおり。
- WRランドール・コブは9回128yds(キャリアハイ)・1TD。35ydsのタッチダウン(ビデオ)のように、ランアフターキャッチで相手のスロッピーなタックリングを次々と破った。
- WRジョーディ・ネルソンは3回66yds・2TD。第2QのTDはお手本のような正確なスラント(ビデオ)。第3QのTDは高いバックショルダーによくアジャストしたナイスキャッチだった。(ビデオ)
- 開幕戦でキャッチゼロだったWRジェームズ・ジョーンズが11回178ydsの大活躍。キャッチ数もヤーデージもキャリアハイとなった。前半最後のファンブルだけは迂闊。
- WRボイキンとWRロスはキャッチ機会なし。
- TEジャーマイケル・フィンリーは6回65yds・1TD。目立ったミスはなく、エンドゾーンで高いパスをキャッチしたタッチダウンや(ビデオ)、タックルを次々と破った27ydsゲインも見事だった。(ビデオ)
- TEクウォレスは1回7ydsのみ。実質フルバックでの出番が多い。初出場TEボスティックはスペシャルチームのみか。
- 先発OL陣はLTバクティアリ、LGシットン、Cディートリック=スミス、RGラング、RTバークレー。
- 被サックは4回39yds。うち3回は最初の2シリーズでやられたもので、その後のプロテクションは安定していた。
- 第1シリーズにOLBケリガンに連続サックを許した。まずはRTバークレーがブルラッシュにバランスを崩してサック。直後はツイスト&スタントにCディートリック=スミスの反応が遅れた。第2シリーズの被サックはミスコミュニケーションか、LTバクティアリがOLBオラクポを外へ追いやったところへQBロジャースがロールしてきた。第3QのサックはディレイのCBブリッツが見事に決まって逃げられず。
- ランブロッキングはかなりよく、約3年ぶりの100ydsラッシャーを生み出した。とくにLGシットンを中心とする左サイドが好調で、第3QのRBスタークスの32ydsTDランは完璧。
- RTバークレーは最初のシリーズでサック、第2シリーズでフォルススタートを犯し、これが序盤のもたつきにつながった。その後は調子を上げたようだ。
- ディフェンスの陣容は以下のとおり。
- 注目のFSモーガン・バーネットは欠場し、先週と同じくFS M.D.ジェニングスとSSジェロン・マクミリアンの組み合わせ。ダイム隊形では(先週ダイムバックのCBブッシュが欠場のため)Sクリス・バンジョーが加わり、マクミリアンがスロットに上がる。
- 途中からはニッケル隊形でCBハイドが外れ、CBトラモン・ウィリアムズがスロット、CBハウスがアウトサイドを守った。トラモンがスロットを守るのはきわめて珍しい。
- DE C.J.ウィルソンがアクティブ登録から外れた。DL6人体制はごく普通だが(5人のことも)、昨季のスターターだけにちょっとしたサプライズ。DEジョニー・ジョリーの状態がそれだけよく、DEデイトン・ジョーンズの足首も完調に近づいてきたということか。
- 7巡指名ILBサム・バーリントンがNFL初出場。DEウィルソンよりもスペシャルチームへの貢献を買われたのだろう。
- パス守備はQBロバート・グリフィンIIIに26/40(65%)、320yds、3TD、1INTのレーティング104.2を許した。
- パス320ydsのうち213ydsは点差の開いた後半に許したもので、前半は6/13・107yds・1INTのレーティング42.8に抑えている。レッドスキンズにとっては開幕週PHI戦と同じパターン。
- パッカーズ守備のサックは1回6ydsのみ(CBハウス)。先週ほどコンテインに注力したわけではないのに、パスラッシュは今ひとつ。ブリッツァーもなかなか届かず、RGIIIに裏を突かれてパスを通される場面が目立った。
- パスカバレッジは後半やや不安定さを見せた。前半は3rdダウンのパスを5回すべて止めている。
- CBデヴォン・ハウスは3年目でおそらくキャリアベストの出来。試合途中からトラモンをインサイドに移して彼がアウトサイドを守った。意表を突いたブリッツでサックを決めたほか、ファンブルフォースに近い好プレーもあった(チャレンジでダウンバイコンタクトに)。スペシャルチームでもガンナーで好タックル。
- ラン守備は17回108yds(平均6.4)。
- 先発RBアルフレッド・モリスは13回107yds(平均8.2)。32ydsのビッグゲインを前後半1回ずつ出されてしまった。
- QBランは4回1ydのみ(最長4yds)。やはりRGIIIのフットワークは完調に程遠い。
- スペシャルチーム
- キックオフリターンはWRジェレミー・ロスが1回11yds。タッチバック2回。第4Qには変則キックオフを警戒してWRコブがリターナーに入り10yds。
- パントリターンは今回もローテーション。WRロスが1回11yds。WRコブがフェアキャッチ2回。
- Pティム・マステイのパントは3回平均40.3yds、ネット平均37.3yds。パントブロックされそうになったためか、第4Qに23ydsのミスパントがあった。
- Kメイソン・クロスビーは28ydsのフィールドゴールを成功。今季まだこの1回しかない。
- レッドスキンズは正キッカーのカイル・フォーバス(鼠蹊部)が欠場。昨日契約したばかりのジョン・ポッターがキッカーを務めたが、50ydsのFGを失敗している。
- キックオフは今回もPマステイが担当。7回のうちタッチバック4回。
- カバレッジチームはパントカバレッジで2回平均4.5yds、キックオフカバレッジで3回平均19.7ydsと文句なし。
- 反則は4回40ydsと少なかった。レッドスキンズの反則は7回78ydsと多い。
- 第1Q : Cディートリック=スミスのホールディング。RTバークレーのフォルススタート。
- 第2Q : LTバクティアリのホールディング。
- 第3Q : ILBフランソワがキックオフリターン後にレイトヒット。
- ケガ人は以下のとおり。
- RBエディー・レイシーが最初のキャリーでヘルメット側頭部をヒットされ、脳震盪で退場(ビデオ)。ヒットしたSSブランドン・メリウェザーは、第2QにもRBスタークスを頭でヒットしようとして自分が脳震盪で退場となった。(ビデオ)
- FBジョン・クーンがハムストリングを負傷。
- 後半にTEフィンリー(脚がつった)、DEジョリー(Stinger)、DEジョーンズ(不明)が一時退場したが、どれも復帰している。
- アクティブ登録から外れたのは、OGテイラー、DEウィルソン、DEボイド、OLBパーマー、CBヘイワード(ハムストリング)、CBブッシュ(ハムストリング)、Sバーネット(ハムストリング)。(黄色文字はケガ人)
- CBジャレット・ブッシュは2007年16週ベアーズ戦以来の欠場。プレーオフを含めた連続出場が92試合で途切れた。
- 今日のゲームキャプテンは、TEフィンリー(オフェンス)、OLBマシューズ(ディフェンス)、ILBフランソワ(スペシャルチーム)の3人。(写真)
- 観客78,020人はランボーフィールド新記録。
- 連邦予算削減で軍によるフライオーバーが今季は行われないため、民間の"Aeroshell Aerobatic Team"によるフライオーバーだった。(写真)