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Day 27: Kクロスビーが3連続ミス
グリーンベイ・パッカーズ ニュース
2013年8月22日
今週唯一のフルパッドだが、練習時間は1時間38分と短かった。マッカーシーHCは練習内容に不満で、「今日はフルパッド練習でシーホークス戦に備えるというせっかくの機会を、チームは十分に活かさなかった」と語っている。
QBロジャース、WRコブ、WRチャールズ・ジョンソンの3人が復帰したものの、1巡指名DEデイトン・ジョーンズがふたたび足首を痛めて退場したのが気になる。Kメイソン・クロスビーは40yds台前半を3本連続で失敗し、このところの好調さがストップしてしまった。
- オフェンス
- ヘイルメリー練習でQBハレルからTE D.J.ウィリアムズへのTDパスが成功。
- この日もRB陣の序列はRBハリス、RBレイシー、RBフランクリンの順。
- QBロジャースはRBドゥワン・ハリスのことを「中古車セールスマン」(昨秋パッカーズから声がかかるまで自動車ディーラーで働いていた)とニックネームで呼んでいる。「彼が戻ってきてくれて嬉しいよ。彼は危機感をもって練習に臨んでいる。それも当然だよ。今年のバックフィールドは層が厚くて、保証されたものは何ひとつないんだから。熱心に取り組んでいるし、彼らしいプレーが見られるのは楽しい」
- 右タックルはこの日もドン・バークレー。残るプレシーズン2試合で問題なければそのまま開幕スターターにする考えなのだろう。
- マーシャル・ニューハウスは2ndチームの右タックル。左タックルはアンドリュー・ダトコ。
- この日のベストプレーはTEブランドン・ボスティック。ダブルカバレッジされながら、コールマンからの高いパスをエンドゾーンでジャンプして見事にキャッチした。このところ調子を上げてきた彼は、見た目からプレーぶりまでフィンリーに似ている、という声が多い。オフシーズンにはフィンリーとともにミネソタでWRラリー・フィッツジェラルド主催のキャンプに参加していた。
- TEジャーマイケル・フィンリーは今夏のオフェンスでもっとも充実している1人。WR陣にケガが続出するなかロジャースのメインターゲットとなった観もある。キャッチミスが少なく、バルクアップしてブロッキングも向上した。メディアにあまり口を開かないのもいい。
- 7巡a指名のWRチャールズ・ジョンソン(ヒザ内側側副靭帯の捻挫)はキャンプ初日以来の練習復帰。サイドラインで見ている間にWRタイロン・ウォーカーやWRマイルズ・ホワイトといったドラフト外の選手に追い抜かれ、開幕ロースターの望みは薄くなる一方だ。「すべてのスナップが自分の最後のスナップのつもりで毎日の練習をしていくつもり。長く休んだ後でこうしてフィールドに出られて興奮しているし、すべてのプレー機会を活かしていかないと」
- ディフェンス
- シーホークス戦直前のため、オフェンスのスカウトチーム(QBコールマンとQBヤング)にリード・オプションをやらせる場面が何度かあった。ただコーチ陣は、プレシーズンでQBウィルソンを危険にさらすリードオプションをシーホークスが多用するとは考えていない様子。
- DEジョニー・ジョリーのパスを叩き落とす能力について、ターゴヴァックDLコーチ。「こうしたプレーは、練習もするし、指導もされる。しかし、生まれつきの嗅覚として備えている選手も中にはいるものだ。バスケットボールにおいて、同サイズの選手の中でも常にリバウンドを捕ってしまう選手がいるようにね」「先日ラムズ戦でインターセプトしたとき、ドム(ケイパースDC)がヘッドセットを通して『2009年のシカゴ戦を思い出したよ』と言っていた」
- 今年はILBロバート・フランソワのプレー内容がよく、先発コンビが負傷した場合の代役1番手は彼だろう、とケイパースDCはコメントしている。
- QBヤングからのエンドゾーンのフェードをCBケイシー・ヘイワードがインターセプトし、この日の練習は終了。
- 復帰3日目のCBヘイワードは新人CBマイカ・ハイドから実力でニッケルバックの座を奪い返さなければならない、とウィットCBコーチ。「現時点ではサム(シールズ)とハウスがアウトサイド、ハイドがニッケルだ。ハウスかマイカを退けるまでは、ヘイワードの出番は増えないだろう。ハイドは今の地位にふさわしいことを自分で証明してきた。ケイシーに取り返す力があるか? 能力はあるよ。しかしそれを実行しなければならない。私たちに見せる必要がある。どの選手についてもそれは同じことだ」
- これまで超一流WRにはCBトラモン・ウィリアムズがマッチアップすることが多かったが、今年は左右サイドを固定したい、というのがコーチ陣の考え。「ウチには能力的に近い選手がそろっているから、1人のレシーバーに1人の選手がずっとつく必要は何もないんだ。同格の選手がいるなら、分け合えばいい」とジョー・ウィットCBコーチ。シールズの好調さに関係なく、キャンプ前からその方針だったらしい。
- あまり話題にならないがCBサム・シールズの今夏のプレー内容は非常に充実していて、すでに事実上スターターの座を確保している。昨年もっとも厳しかったアサインメントは、と聞かれると「誰だろう・・・昨年はとくにいなかったな。でもファルコンズの11番(フリオ・ジョーンズ)はかなりタフだった。(サイド固定によって)エースWRと対戦すること? 準備はできてるよ。とっくにね」
- 昨年はSマクミリアンがダイムバック(6人目のDB)を務めることが多かったが、このところCBマイカ・ハイドもそちらの練習をしている。フィジカルなタックリングにくわえパスラッシュ力も高いので、スクリメージ近くでのプレーに向いている。
- S M.D.ジェニングスとSジェロン・マクミリアンは、「依然として僅差の争い。おそらく(プレシーズンの)最後まで続くだろう」とダレン・ペリーSコーチ。プレシーズン第1戦と第3戦がジェニングス先発、第2戦と第4戦がマクミリアン先発の予定。
- SジェニングスとSマクミリアンについてペリーSコーチ。「2人はそれぞれ異なったスタイルでディフェンスに貢献してくれる。M.D.は守備範囲が広く、パスを奪いに行ける。ジェイにそれができないというわけじゃないが、彼はハードヒッター寄りだ。身長が低い分、重心を低くしてインパクトのあるヒットができる。2人とも頭がいいし(ダイムバックを含めて)ディフェンスに大きな貢献をしてくれるだろう」
- スペシャルチーム
- パントリターナーはWRロス、CBハイド、RBフランクリン、WRハインズの順。今週初めてWRロスが1番手に戻った。
- キックオフリターナーは、WRロス、RBフランクリン、RBグリーン、WRハインズ。
- キックオフチームの顔ぶれは、WRボイキン、WRロス、TEテイラー、OLBモーゼス、ILBフランソワ、ILBラティモア、ILBマニング、CBハイド、CBブッシュ、Sバーネット、Kクロスビー。
- フィールドゴール練習では、Kクロスビーが40yds台前半を3本連続で失敗してトータル2/5。Kタヴェッキオは2/2。下記のキッカー2人がフリーエージェントとなった数日間は調子がよく、2人がFA市場から消えたとたんに不調に陥った。
- 元ビルズのKライアン・リンデルはバッカニアーズと契約し、元ドルフィンズのKダン・カーペンターはカーディナルズとの契約に合意。パッカーズもKカーペーンターとの契約に興味を示していたらしい。もともと寒冷地球団にはキッカーやパンターが寄り付きにくい。
- ケガ人情報
- OLBアンディ・ムルンバが前日にヒザを痛めて練習を休んだ。
- 復帰3日目のDEデイトン・ジョーンズはまた左足首をひねってしまい途中退場。深刻なものではなさそうだが、プレシーズン初戦で痛めたのと同じ個所だ。ケガに弱いと思われたくない新人がよくやってしまうパターン。
- キャンプ初日に負傷して以来休んでいた7巡指名WRチャールズ・ジョンソン(ヒザ)が26日ぶりに練習復帰した。QBアーロン・ロジャース(風邪)とCBロイス・ミーンズ(足首)も練習に復帰。
- WRランドール・コブ(上腕二頭筋腱)も復帰したが練習量はごく限られたもの。フルパッドで体を動かしてみる、という程度だった。
- 見学組は以下の10人。WRネルソン(ヒザ手術)、TEマリガン(ヒジ)、OTブラガ(前十字靭帯断裂)、OTシェロッド(すね骨折)、OLトレッター(足首骨折)、DEウォージー(ヒザ前十字靭帯断裂)、OLBアンディ・ムルンバ、CBトラモン・ウィリアムズ(ヒザ)、CBジェームズ・ニクソン(ヒザ)、Sリチャードソン(首の椎間板手術)。