グリーンベイ・パッカーズ ニュース

2013年4月 8日

TEマシュー・マリガンと契約

元ラムズのTEマシュー・マリガンがパッカーズとの1年契約に合意した。典型的な白人のブロッキング・タイトエンドで、アスレチック能力には欠けるタイプ。先日FA移籍したTEトム・クラブトリーの穴を埋める形になる。4年間で50試合に出場してパスキャッチはわずか14回144yds・1TDのみ。クラブトリーよりかなり遅く(40yds走は4.9秒)、インラインでのブロッキング能力はあきらかに上、スペシャルチーム能力はやや下というところか。

今回の契約は1年で、最低保証額$715,000ドルを少し上回る金額とのこと。つまり、パッカーズがクラブトリーに望んでいた金額だ。TE陣にはエースのフィンリーに加えて2番手のクウォレス、プロ3年目のD.J.ウィリアムズとテイラーがおり、開幕ロースター入りはかならずしも容易でない。マッカーシーHC時代に入ってからはこれほどブロッキングに偏ったTEはいなかったが、より大きくフィジカルに、というチーム作りの方向性なのだろうか。

マシュー・マリガン Matthew Mulligan はメイン大出身の28歳。2008年ドラフト外でドルフィンズに入団、その後タイタンズ、ジェッツのプラクティス・スクワッドを渡り歩き、2009年12月にジェッツで公式戦初出場を果たした。2011年には初めて全試合出場し、昨春FAとなって2年契約でラムズへ。ラムズがTEジャレッド・クックと契約したためか先月23日に解雇されていた。(通算スタッツ

昨年ラムズでのマリガンはオフェンスの411スナップ(37.9%)に出場。411スナップのうちパス・ルートを走ったのは93回だけで、残りの77%はブロッカーだった。出場スナップ数、起用法ともクラブトリーとよく似ている。Pro Football Focus によると、昨季1サックだけ許したマリガンの Pass Blocking Efficiency はNFLのTE中6位。ランブロッキング採点では10位だった。

カテゴリ : Contract/Personnel, Player