グリーンベイ・パッカーズ ニュース

2013年1月25日

パッカーズHOFにKGBなど3人を選出

パッカーズ・ホール・オブ・フェームは今年の殿堂入り3人を発表。DEカビーア・バジャ=ビアミラ、Kクリス・ジャッキー、元社長の故エミール・フィッシャーが選ばれた。第43回となる式典は、7月20日にランボーフィールドのアトリウムで開催される。$135ドル(10人テーブルは$1300ドル)のチケットを買えば一般ファンも出席できる。

◆ ◆ ◆

DEカビーア・バジャ=ビアミラは2000年から2008年まで9シーズン在籍したパスラッシャー。サンディエゴ州立大から2000年のドラフト5巡指名で入団、1年目はプラクティス・スクワッド暮らしも経験したが、2年目に13.5サックを挙げて一躍スターに。アウトサイドからの素晴らしいスピードで球団史上最多の74.5サックを記録し、2003年にはプロボウルにも選ばれている。2006年シーズン終盤にDEカレン・ジェンキンズに先発の座を奪われ、2008年シーズン半ばに解雇となった。(写真集

退団時はまだ31歳だったが、他球団ではプレーせずにそのまま引退。グリーンベイ地域に残り、6人の息子やロサンゼルスから呼び寄せた父親とともに暮らしている。ルーキーシーズンにイスラム教からキリスト教に改宗した彼は、(記者たちを辟易させるほど)熱烈なクリスチャンとなった。引退後は教会でさまざまな活動を続けるとともに、ホームレス家族を支援する団体で理事も務めている。

◆ ◆ ◆

Kクリス・ジャッキーは90年代黄金期に活躍したキッカー。テキサス大エルパソ校から1989年のドラフト6巡指名で入団、1996年まで8年間にわたってパッカーズの正キッカーとして活躍し、1993年にはオールプロ1stチームにも選ばれた。1996年のスーパーボウル制覇にも貢献した。ドラフト通算820得点は、Kライアン・ロングウェル、WRドン・ハトソンに次ぐ球団史上3位(リスト)。シーズンに50yds以上のFGを6回成功したのは現在でも球団記録。1997年にFAとなって退団し、スティーラーズ(ケガで出場なし)、レッドズキンズ、カーディナルズと渡り歩いてキャリアを終えている。(写真集

◆ ◆ ◆

エミール・フィッシャーは第5代パッカーズ社長(1948-52)を務めた人物。本業は倉庫業で、1926年にパッカーズの理事となった。1935年には経営委員会に加わり、1948年に第5代社長に就任。任期中にはカーリー・ランボーHCの退団、球団史上3回目の株式セール、AAFL球団のNFLへの吸収といった事件もあった。1952年限りで退任すると、心臓発作で亡くなる1958年まで理事長を務めた。享年70歳。

カテゴリ : History, Team/Organization