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Notebook: コーチたちの発言から
グリーンベイ・パッカーズ ニュース
2013年1月19日
- 大きな批判を浴びているドム・ケイパースDC。
- 今季のディフェンスについて。 「選手たちについてはよい感触を持っている。今季ウチは大きな前進をした。先日の試合だけ見ればそう感じられないかもしれない。しかし前進は大きなものだったし、今後チームの中心になってくれそうな若手選手が数多くいる。あちこちに補強はしたいけれど、それはこの1試合だけでなく、シーズン全体を通しての働きを評価してからにすべきだ。とてもよい収穫がいろいろとあったのだから」
- 49ers戦での問題はリード・オプションよりもQBスクランブルでやられたこと。 「試合前半での我々の問題は、ゾーン・リードのプレーよりも、(3rdダウンで)QBのスクランブルを止められず、フィールドから出られなかったことだ。後半最初のディフェンスは3&アウトにできたのだが、その次のシリーズはソーン・リードで56ydsのTDランを出された。そこで水門が決壊してしまったんだよ。こちらは劣勢に追い込まれ、反撃ができなくなった」
- 今季中はケガ人が多く十分な練習ができなかった。 「我々は他のどこにも負けないほどタックリング・ドリルをしているし、昨季がひどかっただけにタックリングの向上には非常に力を入れてきた。しかし12月、1月になるとケガ人の代役に準備を整えさせる方に重点を置かざるをえず、練習できる人数が少ないことも練習内容に影響した」
- ケイパースDC留任を支持するかとの質問に、愛弟子のケヴィン・グリーンOLBコーチ。 「何だって?(実際はもっと汚い表現) 大いに支持するよ。疑問の余地はない」 「腹立たしいのは、彼の解任を求める人々はフットボールをなにも理解していないってことだ。本人たちは理解していると思っているが、そうじゃない。コーチの目で見るのとは違い、ディフェンスが崩れたところだけを見ている。私は誰のせいにもしないし、コーチ・ドムもそういうことはしない。彼は1人で重荷を背負い、選手たちのエクセキューションには関係なく、正しいことをしようと努力している」
- 今季は2番手・3番手を若手CBたちで争わせたが、来季のCB陣はすべてオープンな競争にする、とジョー・ウィットCBコーチは言う。サム・シールズやケイシー・ヘイワードがこれほど優秀ならば、トラモン・ウィリアムズをエースに固定する必要はないということだろう。 「CBグループはこれから非常に競争が激しくなるよ。来季開幕戦で先発が務まりそうな選手がたくさんいる。サムとケイシーがよかったし、トラモンと(デヴォン)ハウスもいる。4人で2つのスポットを争うわけだ。ニッケルを含めれば3つ。誰がその座をつかむのか、面白いことになるだろう」
- 引き続きウィットCBコーチ。 「誰にも安心感を持たせないことはとても大事だ。誰が先発するかは彼らのプレーで決まる。最もよいプレーをした選手、もっともよい練習をした選手が試合に出る。我々の目標は優勝であり、それに届かなかったのは我々の責任だ。最善と思える選手が試合に出ることになるし、それが毎週違った選手ならばそうするだけのことだ」
- 33歳のNT/DEライアン・ピケットだが、あと数年はやれるとマイク・ターゴヴァックDLコーチは言う。4年ぶりのフル出場で昨年より100スナップほど多く出場したが、1試合あたり36.6スナップということもあって消耗は少ない。 「彼はまだやれると私は思っている。今季は比較的よい体調でキャンプに入り、ケガなくプレーできた。彼はこのディフェンスに非常によくフィットしていて、自分の仕事に誇りを持っている。今季は衰えがまったく見られなかった。来季はまだ十分やれると確信している」
- Sチャールズ・ウッドソンは当初セーフティ転向に乗り気でなかった、とダレン・ペリーSコーチ。 「最初彼は懐疑的だったし、乗り気でなかったと思う。自分のスキル・セットに向いてないと感じてね。しかし受け入れたあとは、これが自分の衰えによるものでなく、ベストの11人をフィールドに出す方策だと理解してくれた。それをいったん理解すると、これまで経験のなかった新しいポジションでしっかりしたシーズンを過ごしてくれた」
- WRジェレミー・ロスのリターナー起用は後悔していない、とショーン・スローカムSTコーチ。 「あのファンブルは経験不足によるものではない。彼はキャリアを通してたくさんのパントをキャッチしてきたし、あのゲームまでにもリターナーとして大きな実績を残してきた。私はとても自信を持っていた。試合前のウォームアップでもよくキャッチできていたし、ボールをハンドリングミスすると思う理由は何もなかった。ランドール(コブ)がその後のキックオフを2回ハンドリングミスすると思う理由が何もなかったようにね」
- QBロジャース(ヒザと足首)に続いてOLBクレイ・マシューズのプロボウル欠場も明らかに。おそらく、今季半ばから苦しんでいたハムストリングの治療のためだろう。
- QBアーロン・ロジャースは先発昇格以来5年間で、ケガによる欠場は脳震盪(強制)の1試合だけ(2010年NE戦)。今季もNFL最多の51サックを浴びながらフル出場してくれた。試合の3日後にはヒザに注射を受けており、ドクターが許可を出さなかったのは足首よりもヒザらしい。 「49ers戦で痛めた。今季は足首の負傷でも何度かインジャリーリポートに載ったし、問題があったのはたしかだ。現地で待っていてくれるグリーンベイのファンには申し訳ないと思う」
- これでパッカーズからのプロボウル出場はCジェフ・サタデーだけ。49ersがNFC決勝に勝利すればOGマイク・イウパティが出られなくなるので、RGジョシュ・シットンが繰り上げ出場となる。
- プレーオフ終了時には「ヒザの骨挫傷」と語っていたDEジェレル・ウォージーだが、その2日後にヒザの手術を受けた。やはり前十字靭帯の断裂と見られ、今オフはまるまるリハビリに充てられてしまうことになる。
- 同じく新人のSショーン・リチャードソンが椎間板の手術を受けるのは背中でなく首とのこと。現役続行できなくなる可能性もありそうだ。