グリーンベイ・パッカーズ ニュース

2012年12月 2日

2選手がPSから昇格 2選手をIRへ

パッカーズはTEアンドリュー・クウォレス(ヒザ)とSショーン・リチャードソン(背中)をインジャリーリザーブに入れ、プラクティス・スクワッドからRBドゥワン・ハリスとWRジェレミー・ロスをロースターに昇格させた。

RBドゥワン・ハリス DuJuan Harris はトロイ大出身の24歳。ファーストネームの"J"は発音しない。トロイ大から昨年ドラフト外でジャガーズに入団、11月末にプラクティス・スクワッドから昇格して5試合に出場した。ラッシング9回42yds(平均4.7)、キックオフリターン14回平均22.0yds。今年は8月末に解雇されてスティーラーズに移ったが、わずか4日後に解雇。自動車ディーラーで働いていたところ10月下旬にパッカーズから声がかかってプラクティス・スクワッドに加わっていた。練習での評判がなかなかよく、今週は1stチームに加わる機会もあって昇格の可能性が指摘されていたところ。身長173cmの小兵だが40yds走4.44秒のスピードを持ち、カットバックが鋭い。

WRジェレミー・ロス Jeremy Ross はカリフォルニア大出身の24歳。大学時代はリターナーとしての活躍が有名で、パントリターン平均15.2ydsはデショーン・ジャクソン(PHI)に次ぐ同校史上2位。昨年のドラフト外でペイトリオッツに入団し、9月末からはコルツのプラクティス・スクワッドに入ったが、今年は開幕ロースターに残れず、10月半ばにパッカーズのプラクティス・スクワッドに加わっていた。

これでRB陣は4人、WR陣は7人になってしまうが、ケガ人が多い現状でスペシャルチームの戦力維持を考えてのことだろう。3番手RBだったジョニー・ホワイト(脳震盪)の欠場が決定し、WRドナルド・ドライバー(親指)は強行出場したとしてもスペシャルチームでは使えない。上記2人とも今週はスペシャルチーム練習にたっぷり加わっていた。また、2人ともリターナー経験があるという点が興味深い。WRランドール・コブの負担軽減を考えてのことだろうか。

◆ ◆ ◆

TEアンドリュー・クウォレス(ヒザ)はドラフト5巡指名から3年目。昨季第13週NYG戦でヒザを負傷し、前十字靭帯の再建手術を受けた。今年はPUPリストでシーズンをスタート。リハビリを終えて先月半ばにロースターに復帰したものの、負担をかけるとすぐにヒザに腫れが出てしまい、思うように練習を重ねることができない。TEが余剰気味ということもあって無理させないことにしたのだろう。来年は大事な契約最終年となる。

Sショーン・リチャードソン(背中)はヴァンダービルト大でCBヘイワードとチームメイト。ドラフト外入団ながら、高い身体能力を武器に開幕ロースター入りを果たした。主にスペシャルチームで5試合に出場(4タックル)したものの、つい先日背中を負傷したようだ。これでセーフティが3人だけになってしまうが、ウッドソン(鎖骨骨折)の戦列復帰が遠くないはず。

カテゴリ : Contract/Personnel, Player